2
オーバーコールが無いときと同様に，6 〜9 pts では，マイナースートのオープンを 4 枚の切り札で シングルレイズ (2) します。

　 2
オーバーコールが無いときと同様に，6 〜9 pts では，メジャースートのオープンを 3 枚の切り札で シングルレイズ (2) します。

　 2
クラブがシングルトンのこの手では， 3 枚の切り札があるので (オーバーコールが無いときと同様に) ハートをサポートします。

　 3
10〜12 pts で 4 枚の切り札があるので，オーバーコールが無いときと同様に，3 と リミット･レイズします。
ただし，慣れてくると，ここでは 3 とキュービッドします。

　 3
10〜12 pts ですが切り札が 3 枚なので，オーバーコールが無ければ，いったん 2 をビッドするところです。
　 けれども，今はオーバーコールが入ったので，回り道をする余裕はありません。3 枚のスペードで 直ちに 3 を ビッドします。

　 3
自分でもオープンできる 14 HCP の手です。
4 は確実にありそうです。
　 オーバーコールが無ければ，ここでは いったん 2 をビッドするところです。
　 けれども，今はオーバーコールが入ったので, キュービッド 3 により， リミット･レイズ以上の手であることをパートナーに伝えます (キュービッド･レイズ)。

　 1NT
オーバーコールが無いとき，1NT は 6 〜10 pts の範囲の (必ずしも 1NT に向いていない) 多種類の手を示します。
　 しかし，オーバーコールが入った場合には， ノートランプ向きの手と ストッパを示します。
　 1NT だけは，オーバーコールが入ると その意味が かなり変わることに注意して下さい。

　 2NT
11〜12 HCP のバランスハンドです。
もちろん，そのスート(ダイヤモンド) のストッパがあります。
4 枚のメジャースートは，ありません。

　 2NT
ハートは 3 枚以下です。

　 1
この手は強いので，はじめに 1 をビッドして，次回に 2 をビッドすれば，5 枚 + 4 枚 であることを伝えられます。
オーバーコールが無いときと同じです。

　 1
ネガティブ･ダブルを使っているとき，この 1 は 5 枚（以上）のスペードと 6 pts 以上を示します。ネガティブ･ダブルを使わなければ，4 枚のことも あります。

　 2
パートナーの 1 オープンに，右オポが 2 プリエンプトしました。
　 5 枚のスペードと 10+ pts があるこの手では，2 をビッドします。
　 ネガティブ･ダブルを使う必要があるのは，この 2 つの条件のどちらかが欠けている場合です。

　 3
オーバーコールが入ると，(強い手はキュービッドにより示せるので) ジャンプシフトは弱い手を示します。
　 この 3 は， 3 プリエンプト･オープンするときと同形の手です。

　 2
10 pts 以上の手で， 5 枚のメジャースートがあるので，ネガティブ･ダブルを使う必要がありません。 次の機会にハートを示します。

　 3NT

　 2NT
ハートのストッパと 10〜12 HCP を持っているので，2NT をビッドします。
　 ダイヤモンドとクラブがどちらも 4 枚あるので，ネガティブ･ダブルも可能ですが， ここでは，2NT の方が，オープナーにとって判断しやすいでしょう。

　 1NT

　パス
オーバーコールが無いときには，1NT をビッドする手です。
　 しかし，いまは 1 オーバーコールが入り，ハートのストッパが無いので，1NT をビッドできません。

　 2
オーバーコールが無ければ，2 をビッドして, 2 に トランスファするところです。

　 3
1NT オープンに 2オーバーコールが入りました｡ 　 ここでのキュービッド 3 は，キュービッド･ステイマンと呼ばれ， 4 枚のスペードと 10+ pts を示します。
　 オープナーは，スペードが 4 枚あれば 4 を， スペード 3 枚以下でハートのストッパがあれば 3NT をビッドします。

　 3
オーバーコールが入ったので，このジャンプ･シフトは，ハート 7 枚の弱い手を意味します。