私はLaTeXで作成した文書に図を挿入する時はGPICを好んで使用しています。 通常の技術文書の場合は, お絵かきツール等で図を作成するよりもGPICで作成 するほうが楽な場合が多いからです。
ところがある日, 地図を描かなくてはならなくなってしまいました。流石に GPICで地図を描くのは大変なので, 取敢えず, UNIXのxfigで描画して見ました。
ところが, 使いなれないせいもあると思うのですが, なかなか気に入った地図を 作成する事が出来ませんでした。そこで, PC98で``マップマップ''という地図を 作成する為のツールがあるという事を聞いて早速, 使用させて貰ったところ, 非常に簡単に地図を作成する事が出来ました。
残念な事に``マップマップ''はLaTeXに取り込む事が出来ないので, その場は, ``マップマップ''で出力した地図を切り取って資料を作成しました。
その後, NIFTY-Serveで``マップマップ''からTPIC等に変換出来るツール を探しましたが, 見つかりませんでした。そのかわり``花子''からTPIC に変換するツールを見つける事が出来ました。
``DRH2TEX''を使用してみたら, かなり複雑な図形でも変換出来るので凝った 図を作成する時は重宝しそうに思いました。ただ, 一度TPICに変換してし まうとLaTeXからは拡大縮小が出来ないのが残念です。
そこで``DRH2TEX''のソースを覗いてみたら, 非常に奇麗なコーディングがされて いました。これなら容易に改造が行えそうだと思い, 改造作業に取り掛かった わけです。