Oh-Yeah?氏のAWKシェルスクリプトが既にあるのに, 私が何故, 同じ機能を持っ たtoolを作成したのでしょう。それは, ある事件が発生したからです。
私は SliTeX のフォントを作成しようと思い, Oh-Yeah?氏のtoolをいつも通り感 謝しながら使用させて頂きました。先ずbitgraph(118dpi)でプレビュー用のフォ ントを作成しました。ここまでは問題ありませんでした。次はプリンタ用のフォ ントです。ここで, 私はある事が頭を過りました。「もしかして, 解像度が999 を越えてしまうのでは?」私は電卓を取り出し, を計算しました。360は私のプリンタの解像度で は SliTeX で使用する最も 大きなフォント(magstep 9に相当する scaled 5160) の scale です。これを計 算すると, 1858となり, 999を越えてしまいます。
何故, 999を越えてしまうとまずいかというと, MS-DOSのファイル名の拡張子 は 3 文字迄となっていますので, ``cmss8.1858gf''というファイルは `cmss8.185' というファイル名に切り詰められてしまいます。こうなってしま うとファイル名から解像度が求められなくなってしまい, ファイル名から解像 度を求めているtoolは対応出来なくなってしまいます。
そのため, このツールを作成した次第です。(但し, この話は Ver 1.0 を作成 した時の事でして, 現在は回避されている可能性があります。また最新の MTAFONT はlong filename に対応していますので, このような問題はなくなり ました。)