t2eps でサポートしているエスケープシーケンス
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``t2eps'' では VT-100 及び PC98 シリーズの MS-DOS のエスケープシーケンス
を処理出来ますが, 全てのエスケープシーケンスを処理出来るわけではありませ
ん。取り合えず, 良く使用すると思われるものに関しては殆んどサポートしたつ
もりです。
``t2eps'' でサポートしているエスケープシーケンスは以下の通りです。尚, 説
明文中の ESC はエスケープコードを意味します。italic 体で記述されてい
るものは引数を意味し, roman 体で記述されている部分は文字そのものを
意味します。
- ESC[d;...m
文字のアトリビュートを設定します。
d は以下のものが設定でき, ``;'' で区切って複数指定出来ま
す。
- ESC[Pm;PnH
カーソルを Pm ライン, Pnカラムへ設置します。ラインもカラムも最小値は 1 です。
- ESC[dK
dの値が 0 の時はカーソルから行の終端
までを消去し, 1 の場合は行の始めからカーソルまでを消去し, 2 の
場合は行全体を消去します。
- ESC[PnA
カーソルを Pn ライン上へ移動します。
- ESC[PnB
カーソルを Pn ライン下へ移動します。
- ESC[PnC
カーソルを Pn カラム右へ移動します。
- ESC[PnD
カーソルを Pn カラム左へ移動します。
- ESC[dJ
d の値が 0 の時は,カーソルから画面
の終端までを消去し, 1 の場合は画面の始めからカーソルまでを消去
し, 2の場合は画面全体を消去します。
- ESC[dv
dの値が 0 の時はカーソルを表示し,
それ以外の場合はカーソルを表示しません。本来はカーソルの形状等
も設定出来るのですが, t2eps では表示/非表示しかサポートしてい
ません。
- ESC[Rt;Rbr
スクロール範囲を最上列(Rt)
及び最下列(Rb) に設定します。
- ESC[PnM
カーソルの位置する行以降を Pn 行削
除し, 以降の行を Pn 行ロールアップします。
- ESC[PnL
カーソルの位置する行以降を Pn 行ロー
ルダウンし空白行を Pn 行挿入します。
- ESC7
現在のカーソル位置を保存します。
- ESC8
ESC7 で保存したカーソル位置を復元します。
- ESC*
ESC[2J と同じ意味です。
Mon Jan 27 20:43:04 1997