ADW

OU間移動 機能

人事異動など、CSVで多数のユーザやグループを別のOUへ移動する機能です。
コマンドやスクリプトを必要とせず、CSVでユーザーの移動が出来ます。

移動オブジェクトと移動先OUを記述します


ユーザの一括移動が行えます




OU間移動用のCSV作成


移動したいアカウントと移動先のOUを記述します。それぞれダブルクォーテーションでくくる必要があります。

例 移動オブジェクト、移動先OU
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"LDAP://CN=山田 一郎,OU=総務課,OU=総務部,DC=example,DC=local","LDAP://OU=人事課,OU=人事部,DC=example,DC=local"
"LDAP://CN=鈴木 正,OU=総務課,OU=総務部,DC=example,DC=local","LDAP://OU=営業一課,OU=営業部,DC=example,DC=local"
"LDAP://CN=情報担当グループ,OU=総務課,OU=総務部,DC=example,DC=local","LDAP://OU=営業一課,OU=営業部,DC=example,DC=local"
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移動先OUは、"LDAP://"とドメイン名を除いた略記でも動作します。

例 移動オブジェクト、移動先OU(略記)
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"LDAP://CN=山田 一郎,OU=総務課,OU=総務部,DC=example,DC=local","OU=人事課,OU=人事部"
"LDAP://CN=鈴木 正,OU=総務課,OU=総務部,DC=example,DC=local","OU=営業一課,OU=営業部"
"LDAP://CN=情報担当グループ,OU=総務課,OU=総務部,DC=example,DC=local","OU=営業一課,OU=営業部"
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移動オブジェクトはOUも指定できます。OU移動は注意して実行してください。

例 移動OU、移動先OU(略記)
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"LDAP://OU=総務課,OU=総務部,DC=example,DC=local","OU=人事課,OU=人事部"
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以下の二つは#から始まっているためコメントとして扱われます。
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#"LDAP://CN=山田 一郎,OU=総務課,OU=総務部,DC=example,DC=local","OU=人事課,OU=人事部"
"#LDAP://CN=鈴木 正,OU=総務課,OU=総務部,DC=example,DC=local","OU=営業一課,OU=営業部"
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操作手順

1.CSVを読み込む


右クリックより、作成したCSVを開き「実行」します。




2.ログを確認する

実行すると、出力結果とともにログが表示されます。
エラーがないことを確認してください。



移動エラーが発生する原因として考えられるのは、
・移動オブジェクトの指定が誤っている。
・移動先OUが存在しない。
・移動先OUにすでに同名のコンテナが存在している。


移動に失敗したオブジェクトはエラーエントリに出力されるので、そのまま再利用できます。






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