MuseQ&A集


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Q XGリセットを掛けたときのMuseコマンドの使用の可否

全域属性
%(テンポ)
%(タイミング)
\(調性)
メンバー属性
@(メンバー宣言)
P(音色)△(バリエーション使用不可)
V(音量)
S(ステレオ)
R(残響)
(ただしシステムエフェクトの設定が必要)
W(揺らぎ)
Q(コーラス)
(ただしシステムエフェクトの設定が必要)
U(ピッチベンド)
(ただし
@ABCDEFGHIJKLMNOZ X101=0 X100=0 X6=24
を設定する必要がある)
Y(ペダル)
T(移調)
X(コントロール)△(GSと効果の内容が異なるコントロールが存在する)
R=(出力変異特性)
W=(変調特性)
Q=(周波数特性)
#(フィンガー宣言)
x(音名タイプ)
v(強弱)
o(絶対オクターブ)
<>(相対オクターブ)
?(音部記号)
p(出音調整)
q(止音調整)
コマンド記述
*HEAD
*TEXT
*STOP
*MARK
*FONT
*WAVE
*FING
*DRUM×
*ROOM×
*COLR
*DATA△(GSと設定内容、効果の内容が異なります)
*POOL

Q *DATAコマンドについて

いわゆる、エクスクルーシブメッセージと呼ばれるものを指定することができます。これは、音源に強く依存する命令であります。ここではおおざっぱに分けてGSとXGとGM規格に分けて説明したいと思います。括弧内の音源はボクの持っている音源(SC-8850,SC-88ST,SC-55ST,MU128)の中でそれに関する記述がみられたものです。また、すべてを紹介してもMuseに元々備わっている機能に関しては意味がないことから取捨選択し紹介するものとします。

数字の末尾についているHは16進数であることを示す記号です。
GM(1,2)編
 ○GMシステムオン (SC-8850,SC-88ST,SC-55ST,MU128)
 音源の内部状態をGMの初期状態にセットするコマンドです。
 *DATA "7E,7F,09,01"
 ○GM2システムオン (SC-8850)
 音源の内部状態をGM2の初期状態にセットするコマンドです。
 *DATA "7E,7F,09,03"
GS編
 ○GSリセット (SC-8850,SC-88ST,SC-55ST,MU128 *1)
 音源内部の状態をGSの初期状態にセットするコマンドです。
 *DATA "41,10,42,12,40,00,7F,00,41"

*1 TG-300Bモードとなります。ただし、最近発売されているMU2000などの一部機種においてはGSと表記されるようです。この両モードの差異は実質的にないと思われます。
 ○マスター・コース・チューニング(SC-8850)
 *DATA "7F,7F,04,04,ll,mm"
 ll:マスター・コース・チューニングの下位バイト(無視します00として処理する)
 mm:マスター・コース・チューニングの上位バイト(28H - 40H - 58H)半音単位の指定
 ○マスター・チューン
 *DATA "41,10,42,12,40,00,00,mm,ll,nn,kk"
 ○マスター・ボリューム
 *DATA "41,10,42,12,40,00,04,mm"
 mm:マスターボリューム(00H - 7FH)
 ○ディスプレイ・データ
 音源のディスプレイに文字を表示させることができます。文字は一定時間内表示されます。文字列は1文字から32に文字の範囲で受信可能です。ディスプレイに表示しきれない長さの時はスクロールされます。
 *DATA "41,10,45,12(10,00,00,Letter Data.......)"
 Letter DataはASCIIコードを書く(20H - 7FH)
 ○ディスプレイ・データ……その2(爆)
 音源のディスプレイにドット絵を描くことが可能です。しかし、計算が大変。
 *DATA "41,10,45,12(10,01,00,d00,d01,d02……d63)"
 d00,d01……d63はそれぞれ5個分のドットを表す。よって、そのとりうる範囲は00H - 1FHである。ただし、d48からd63については左1ビットだけがドットのオンオフに対応します。
 [d00][d16][d32][d48]
 [d01][d17][d33][d49]
 [d02][d18][d34][d50]
 [d03][d19][d35][d51]
 [d04][d20][d36][d52]
 [d05][d21][d37][d53]
 [d06][d22][d38][d54]
 [d07][d23][d39][d55]
 [d08][d24][d40][d56]
 [d09][d25][d41][d57]
 [d10][d26][d42][d58]
 [d11][d27][d43][d59]
 [d12][d28][d44][d60]
 [d13][d29][d45][d61]
 [d14][d30][d46][d62]
 [d15][d31][d47][d63]
以下、アドレス部分を中心に記す。
アドレスとはGSにおいては一般的に、41,10,42,12のあとの3つである。
そのあとに、データを書けばよい。データの数はアドレスによって違う。このデータの数についてはサイズをみればわかる。
 ○ディレイマクロ
アドレスサイズデータパラメータ説明初期設定
40 01 5000 00 0100H - 09HDELAY MACRO00:Delay 1
01:Delay2
02:Delay3
03:Delay4
04:Pan Delay1
05:Pan Delay2
06:Pan Delay3
07:Pan Delay4
08:Delay to Reverb
09:Pan Repeat
00
40 01 5100 00 0100H - 07HDELAY PRE-LPF0-700H
40 01 5200 00 0101H - 73HDELAY TIME CENTER0.1ms - 1ms61H
40 01 5300 00 0101H - 78HDELAY TIME RATIO LEFT4 - 500%01H
40 01 5400 00 0101H - 78HDELAY TIME RATIO RIGHT4 - 500%01H
40 01 5500 00 0100H - 7FHDELAY LEVEL CENTER0 - 1277FH
40 01 5600 00 0100H - 7FHDELAY LEVEL LEFT0 - 12700H
40 01 5700 00 0100H - 7FHDELAY LEVEL RIGHT0 - 12700H
40 01 5800 00 0100H - 7FHDELAY LEVEL0 - 12700H
40 01 5900 00 0100H - 7FHDELAY FEEDBACK-64 - +6350H
40 01 5A00 00 0100H - 7FHDELAY SEND LEVEL TO REVERB0 - 12700H
DELAY TIMETime Range[ms]Resolution[ms]
01H - 14H0.1 - 2.00.1
14H - 23H2.0 - 5.00.2
23H - 2DH5.0 - 10.00.5
2DH - 37H10.0 - 20.01.0
37H - 46H20.0 - 50.02.0
46H - 50H50.0 - 100.05.0
50H - 5AH100.0 - 200.010.0
5AH - 69H200.0 - 500.020.0
69H - 73H500.0 - 1000.050.0
 ○インサーションエフェクト(SC-8850)
アドレスサイズデータパラメータ説明初期設定値
40 03 0000 00 0200H - 7FHEFX TYPE後に示す……予定00 00
40 03 0300 00 0100H - 7FHEFX PARAMETER 1
40 03 0400 00 0100H - 7FHEFX PARAMETER 2
40 03 0500 00 0100H - 7FHEFX PARAMETER 3
40 03 0600 00 0100H - 7FHEFX PARAMETER 4
40 03 0700 00 0100H - 7FHEFX PARAMETER 5
40 03 0800 00 0100H - 7FHEFX PARAMETER 6
40 03 0900 00 0100H - 7FHEFX PARAMETER 7
40 03 0A00 00 0100H - 7FHEFX PARAMETER 8
40 03 0B00 00 0100H - 7FHEFX PARAMETER 9
40 03 0C00 00 0100H - 7FHEFX PARAMETER 10
40 03 0D00 00 0100H - 7FHEFX PARAMETER 11
40 03 0E00 00 0100H - 7FHEFX PARAMETER 12
40 03 0F00 00 0100H - 7FHEFX PARAMETER 13
40 03 1000 00 0100H - 7FHEFX PARAMETER 14
40 03 1100 00 0100H - 7FHEFX PARAMETER 15
40 03 1200 00 0100H - 7FHEFX PARAMETER 16
40 03 1300 00 0100H - 7FHEFX PARAMETER 17
40 03 1400 00 0100H - 7FHEFX PARAMETER 18
40 03 1500 00 0100H - 7FHEFX PARAMETER 19
40 03 1600 00 0100H - 7FHEFX PARAMETER 20
40 4x 2200 00 0100H - 01HPART EFX ASSIGN00H:BYPASS
01H:EFX
00H
 ○スケールチューニング
アドレスサイズデータパラメータ説明初期設定値
40 1x 4000 00 0C00H - 7FHSCALE TUNNING C-64 - +63 [セント]40H
例)パート1のスケールチューニングをアラビア風音階にする
*DATA "41,10,42,12(40,11,40,3A,6D,3E,34,0D,38,6B,3C,6F,40,36,0F)"

アドレスのx部分はメンバー番号を表す。以下その対応表。
メンバーx部分の内容
A1
B2
C3
D4
E5
F6
G7
H8
I9
JA
KB
LC
MD
NE
OF
Z0
 ○イコライザー(SC-8850)
アドレスサイズデータパラメータ説明初期設定値
40 02 0000 00 0100H - 01HEQ LOW FREQ200Hz,400Hz00H
40 02 0100 00 0134H - 4CHEQ LOW GAIN-12 - +12dB40H
40 02 0200 00 0100H - 01HEQ HIGH FREQ3kHz,6kHz00H
40 02 0300 00 0134H - 4CHEQ HIGH GAIN-12 - +12dB40H
40 4x 2000 00 0100H - 01HEQ ON/OFFOFF / ON01H(ON)
例)
*DATA "41,10,42,12(40,02,00,01)" ;EQ LOW FREQを400Hzに設定します
*DATA "41,10,42,12(40,02,01,44)" ;EQ LOW GAINを+4dBに設定します
pending...
XG編
○XGシステムオン
音源内部の状態をXGの命令を受け付けるようにする命令です。
*DATA "43,10,4C,00,00,7E,00"
pending...

Q Xコマンドの内容について知りたいです。

Xコマンドはコントロールチェンジに関する機能です。これは、GS規格への理解が必要となります。以下、主なコントロールチェンジの内容について書いてきます。
尚、SC-8850のマニュアルをもとにして書いてあります。音源によってはディレイセンドレベルなど一部の機能が使えないものもありますのでよく効果を確かめながら使用するようにしてください。また、XGリセットを掛けた場合は効果の内容が異なるコントロールがあります。
*バンクセレクト(コントローラーナンバー0,32)
  以前のMuseでは、バンクセレクトというのはプログラムチェンジ(P)とあわせて2次元配列のように扱ってきました。しかし、MIDIの世界ではプログラムチェンジ、バンクセレクトMSBにくわえ、バンクセレクトLSBの3次元配列のようになります。
  GS規格では、バンクセレクトMSBをバリエーションナンバーとして0-127を指定できます。
  バンクセレクトLSBを音源MAPとして0-4を指定できます。
  0:変化なし
  1:SC-55MAP
  2:SC-88MAP
  3:SC-88ProMAP
  4:SC-8850MAP
  
  例)@A X0=0 X32=2 P1
  
  この例では、SC-88MAPのピアノのキャピタルトーンを指定しています。例のようにバンクセレクトを指定したあとに必ず(P)を指定してください。(P)を指定しないとバンクセレクトは有効になりません。また、必ず2つ1セットとして指定してください。
*モジュレーション(コントローラーナンバー1)
  (W)で指定するのと同等の効果を得られます。わざわざこの指定をする必要はないでしょう。
*ポルタメントタイム(コントローラーナンバー5)
  ポルタメント・オンの時、またはポルタメント・コントロール使用時のピッチ変化速度を調整できます。0の時最も早く変化します。
  例)@X5=80
*ボリューム(コントローラーナンバー7)
  ボリュームを指定できます。これによって、抑揚をつけたままフェードアウトが可能になるでしょう。本来はこれはパート間の音量バランスを取るために使用されます。
*パンポット(コントローラーナンバー10)
  (S)と同等の効果です。わざわざこれを使う必要はないでしょう。
*エクスプレッション(コントローラーナンバー11)
  (V)と同等の効果です。わざわざこれを使う必要はないでしょう。
*ホールド1(コントローラーナンバー64)
  (Y)と同等の効果です。(Y)ではON、OFFの制御しかできなかったものがこれにより音源によっては、中間の制御もできるようになります。
例)@X64=64
*ポルタメント(コントローラーナンバー65)
  ポルタメントオン・オフを制御します。初期設定はオンになっています。
0−63=オフ
64−127=オン。
  例)X65=0
*ソステヌート(コントローラーナンバー66)
  ソステヌートペダルのオン・オフを制御します。初期設定値はオンになっています。
  0−63=オフ
  64−127=オン
  例) X66=0
*ソフト(コントローラーナンバー67)
  ソフトペダルのオン・オフを制御します。初期設定値はオンになっています。
  0−63=オフ
  64−127=オン
  例) X67=0
*レゾナンス(コントローラーナンバー71)
  波形加工に関するパラメータです。(Q=a.b)のbに相当します。
*リリースタイム(コントローラーナンバー72)
  波形加工に関するパラメータです。(R=a.b.c)のcに相当します。
*アタックタイム(コントローラーナンバー73)
  波形加工に関するパラメータです。(R=a.b.c)のaに相当します。
*カットオフ(コントローラーナンバー74)
  波形加工に関するパラメータです。(Q=a.b)のaに相当します。
*ディケイ・タイム(コントローラーナンバー75)
  波形加工に関するパラメータです。(R=a.b.c)のbに相当します
*ビブラートレイト(コントローラーナンバー76)
  波形加工に関するパラメータです。(W=a.b.c)のaに相当します。
*ビブラートデプス(コントローラーナンバー77)
  波形加工に関するパラメータです。(W=a.b.c)のbに相当します。
*ビブラートディレイ(コントローラーナンバー78)
  波形加工に関するパラメータです。(W=a.b.c)のcに相当します。
*ポルタメントコントロール(コントローラーナンバー84)
  ポルタメント・コントロール直後に受信したノートオンは、ソースノートナンバーのピッチから連続的にピッチが変化して発音します。
  ソースノートナンバーと等しいノートナンバーですでに発音しているボイスがある場合、このボイスはポルタメントコントロール直後に受信したノートオンで新たな音程にピッチが変化して発音が継続され、レガート演奏が行われます。
  ポルタメントコントロールによるピッチ変化の速さは、ポルタメントタイムの設定値で決まります。
  例1)
  #A0 |x1@P20X5=80 _4X84=60
  #A1 |x1o4c1
  #A2 |x1_2 e1
  
  まず、ドの音が出ます。
  2拍後に、ミの音程へ緩やかに変化します。
  
  例2)
  #A0 |x1@P20X5=80 X84=60
  #A1 |x1e1|
  ドからミの音程にピッチ変化しながら発音します
  
*リバーブセンドレベル(コントローラーナンバー91)
  (R)に相当します。わざわざこれを使うことはないでしょう。
*コーラスセンドレベル(コントローラーナンバー93)
  (Q)に相当します。わざわざこれを使うことはないでしょう。
*ディレイセンドレベル(コントローラーナンバー94)
  ディレイというエフェクトです。これを使うと、いわゆるエコーがかかります。まるで山彦のようです。
  例)@ X94=64
*オールサウンドオフ(コントローラーナンバー120)
  発音中の音が消えます。
  例)@X120=0
*リセットオールコントローラー(コントローラーナンバー121)
  これを使うと各エフェクトが初期値になります。またリセットには若干の時間がかかります。
  例)@ X121=0
*オールノートオフ(コントローラーナンバー123)
  これを使うと、該当パートのノートオンしているノートを全てオフします。ただし、ソステヌートまたはホールド1がオンの時はそれらがオフになるまで発音は終了しません。
  例)@ X123=0
*OMNI OFF(コントローラーナンバー124)
 
*OMNI ON(コントローラーナンバー125)
 
*MONO(コントローラーナンバー126)
  該当のパートについて単音しか発音できないようにします。管楽器等、構造上単音しか発音できない楽器についてこれを指定するといいでしょう。
  
  例)@A X126=1
  
*POLY(コントローラーナンバー127)
  該当のパートについて複数音の同時発音できるようにします。
  例)@ X127=0
NRPNについて(コントローラーナンバー98,99)
  コントロールチェンジには、NRPN(ノン・レジスタード・パラメーター・ナンバー)という、機器固有の機能の設定ができるパラメータが用意されています。SC-8850での設定を示しておきます。
  また、実際の使用にあたっては、まず、NRPN(コントローラーナンバー98,99、順番はどちらからでもよい)を送信し制御するパラメーターを指定して、その後データ・エントリー(コントローラーナンバー6)で指定パラメータの値を設定します。いったんNRPNのパラメータが設定されると、その後同一チャンネルで受信するデータエントリーは全てそのパラメータに対する設定値と見なされます。誤動作を防止するために、必要なパラメータとその設定が終わったら、RPNヌルを設定することを勧めます。

NRPNData entry
MSBLSBMSBパラメーター名と値の範囲
01H08HmmHビブラートレイト(相対変化)
mm:00H-40H-7FH(-64 - 0 - +63)
01H09HmmHビブラートデプス(相対変化)
mm:00H-40H-7FH(-64 - 0 - +63)
01H0AHmmHビブラートディレイ(相対変化)
mm:00H-40H-7FH(-64 - 0 - +63)
01H20HmmHTVFカットオフ周波数(相対変化)
mm:00H-40H-7FH(-64 - 0 - +63)
01H21HmmHTVFレゾナンス(相対変化)
mm:00H-40H-7FH(-64 - 0 - +63)
01H63HmmHTVF&TVAエンベロープアタックタイム(相対変化)
mm:00H-40H-7FH(-64 - 0 - +63)
01H64HmmHTVF&TVAエンベロープディケイタイム(相対変化)
mm:00H-40H-7FH(-64 - 0 - +63)
01H66HmmHTVF&TVAエンベロープリリースタイム(相対変化)
mm:00H-40H-7FH(-64 - 0 - +63)
18HrrHmmHドラムインストゥールメントピッチコース(相対変化)
rr:ドラムインストゥールメントのノートナンバー
mm:00H-40H-7FH(-64 - 0 - +63)
1AHrrHmmHドラムインストゥールメントTVAレベル(絶対変化)
rr:ドラムインストゥールメントのノートナンバー
mm:00H-7FH(-64 - +63)
1CHrrHmmHドラムインストゥールメントパンポット(絶対変化)
rr:ドラムインストゥールメントのノートナンバー
mm:00H,01H-40H-7FH(ランダム、左 - 中央 - 右)
1DHrrHmmHドラムインストゥールメントリバーブセンドレベル(絶対変化)
rr:ドラムインストゥールメントのノートナンバー
mm:00H-7FH(0 - 最大)
1EHrrHmmHドラムインストゥールメントコーラスセンドレベル(絶対変化)
rr:ドラムインストゥールメントのノートナンバー
mm:00H-7FH(0 - 最大)
1FHrrHmmHドラムインストゥールメントディレイセンドレベル(絶対変化)
rr:ドラムインストゥールメントのノートナンバー
mm:00H-7FH(0 - 最大)
ここで書いた、MSB,LSBの数値は16進数表記なので実際はこれを10進数に変換して書きます。末尾にHのついている数値はすべて16進数表記です。
例)バスドラム(x1o2c)をパンを右に設定します。

@Z X99=28 X98=36 X6=127 X100=127 X101=127

RPNについて(コントローラーナンバー100,101)
  コントロールチェンジにはRPN(レジスタード・パラメーター・ナンバー)、すなわちMIDI規格で機能が定義されている拡張パラメータがあります。
  実際の使用にあたってはまずRPN(コントローラーナンバー100,101、順番はどちらからでもよい)を送信して制御するパラメータを指定し、そのあと、データエントリー(コントローラーナンバー6、38)で指定パラメータの値を設定します。いったん、RPNのパラメータが指定されると、その後同一チャンネルで受信するデータエントリーはそのパラメータに対する値の変更と見なされます。誤動作を防止するために、必要なパラメータとその値の変更が終わったらRPNヌルを設定することを勧めます。

NRPNData entry解説
MSBLSBMSBLSBパラメーター名と値の範囲
00H00HmmH---ピッチベンドセンシティビティー
mm:00H-18H(0 - 24半音),初期設定値 = 02H(2半音)
ll:無視します(00Hとして処理します)
半音ステップで2オクターブまで指定可能です
注)Museでは18Hと指定されているようです。
00H01HmmHllHマスターファインチューニング
mm,ll:00 00H - 40 00H - 7F 7FH(-100 - 0 - +99.99セント)
初期設定値 = 40 00H
00H02HmmH---マスターコースチューニング
mm:28H - 40H - 58H(-24 - 0 - +24 半音)
初期設定値 = 40H
ll:無視します(00Hとして処理します)
00H05HmmHllHモジュレーションデプスレンジ
mm:00H - 04H (0 - 4 半音)
ll:00H - 7FH (0 - 100 セント)
100/128 セント/値
7FH7FH------RPNヌル
RPNおよびNRPNが指定されていない状態にします。RPNヌルに設定したあと受信したデータエントリーは無視します。(RPNヌルの設定にはデータエントリーの送信は不要です。)すでに設定済みの設定値は変化しません。
ここで書いた、MSB,LSBの数値は16進数表記なので実際はこれを10進数に変換して書きます。末尾にHのついている数値はすべて16進数表記です。
例)マスターファインチューニングを使ってA音を441Hzに設定します。

@ X101=00 X100=01 X6=66 X38=66 X100=127 X101=127

Q *DRUMコマンドがうまくいかないのです。他の楽器の音が聞こえたり、*DRUM "Z2"と書いたのに、ぷつぷつとした音しかしません。



A 以下のデータをまず試してみてください。

これ

どのように聞こえましたか?次のデータのような聞こえ方だったら、うまく動いています。もし、ピアノの音がしたり、1番目と2番目の音が同じだったら問題があります。

これ または これ

それでダメならばMuseから「ファイル」→「エクスポート」とします。そうするとMIDIが出来ているはずです。
そのMIDIをメディアプレーヤーなどで演奏させてみましょう。もし、それでうまく演奏しているようだったら、Museのバグが考えられます。直ちに開発者様に連絡をしましょう。

MIDIにしてもダメだった場合、音源そのものが対応していない可能性があります。また、最大同時発音数が不足している可能性もあります。

Q どんな音源がお薦めですか?



A 金に糸目をつけないんであれば、高いもの。ローランドのSD−90最高!でもとりあえずおすすめは、ローランドSC−8850がおすすめです。だいたい7万ほどします。音質、音色、最大同時発音数などすべての面で最高峰の製品です。音源に関するトラブルもほとんどありません。欠点が、値段が高いと言うことくらいです。

 1ランク落とすとまたまたローランドのSC−D70という製品がお薦めです。SC−8850から見ればすべての面で1ランク落ちるものの、MIDIからWaveへのデジタルコンバートできるとかSC−8850にはない機能を備えています。だいたい4〜5万ほどすると思います。(見てないから分からない)

 もっと落とすと、僕のもっているSC−55クラスの製品です。今から手に入れるとなると中古ということになります。5千円以下でしたら買いだと思います。GS規格の基本となった音源です。音質を見ても、ハード音源のそれですし、ふつうに使っている分には不足はないと思いますけど、最大同時発音数で悩まされることがしばしばあります。Yahoo!オークションとかでも結構見かけます。

 僕的には、最低ランクでも、VSCです。ソフトなんで、CPUに負荷がかかりますけど、いちおうの音は出ます。SC−88ProMapで作成が出来ます。という程度です。お世辞にも音質はよくはありません。発音のタイミングは遅れるし。だいたい、Celeron以上であれば大丈夫です。MMXPentiumではきついかもしれません。

 ハード音源とソフト音源とでは音質に厳然とした差があります。ここでいう、ソフト音源とはVSCなどのことです。ソフト音源でもいい音を出すものもあります。たとえは、ヤマハのS−YXG100PVLという製品。これは8基の「物理モデル音源」が、ものすごいリアルだというふれこみです。その代わり、この製品をフルに使うにはCPUパワーも要求されていてPentiumV650MHz以上となっています。もっとも値段も15500円とソフトシンセにしては高いです。そのほか、いろいろとマイナーな製品があります。中にはハード音源を凌駕するような音を鳴らすものもあるでしょうけど、全体をみるとまだハード音源の方が音がいいようです。

 それでは、最新の音源の音を聞いてみたいという衝動に駆られると思います。そういうひとはDTMマガジンを買うことを薦めます。少なくとも、ソフトを買うよりは安い1500円ですし、付録のCD−ROMには、音が満載です。それで、SC−8850の音に聞き惚れて衝動買いしても当方はいっさい関知しません。それくらいいい音が収録されています。同時に、MIDIでも収録されている場合があります。それを、お手持ちの音源と聞き比べてみるのもいいでしょう。

 これは未確認情報ですけど、SC−8850とSC−8820では、音質に若干の違いがあるようです。また、SC−D70でも、違いがあるようです。ローランドでは発売時期の差異によって、音を新たに取り直したりということが頻繁にあるようです。

Q バリエーションを使ってあるMuseデータを正しく演奏できません。

A 僕的には待ってましたという質問です。結論から言うと、もし、バリエーションを使ってあるところがまったく音がでないのであれば、拙作Only128を使うしかありません。もちろん手作業でもバリエーション部分を削除できますけど、これを使えば一発です。ちなみに、ダウンロードしたままの状態だと、55Mapのバリエーションに関しては残るようになっているので、ini.txtを編集してお手持ちのMIDI機器にあわせてください。詳しくは、Only128の説明書を見てください。
 もし、バリエーションなしの基本の音がでるようであれば、それはそのバリエーションがないため代わりに基本音色が出るようになっているという音源のありがたい仕様です。この場合だと、Only128を適用したのと同じ効果があります。

Q 英米系での入力が出来ません。

A まず、英米系入力のための命令(タグ?)は、x1です。これは、メンバー属性ではなく、フィンガー属性であるために、たとえば、#A1などと書いたあとに書かなくては効果がありません。単に最初の方に書いただけでは、#A0フィンガーに作用する結果になります。
 しかしこれでは面倒なので一発で全部指定したいという場合には、*FING”x1”と書いてあげると、すべてのフィンガーにたいして、英米系での入力を受け付けるようになります。

Q キーボードでの入力が面倒なのですが……。

A そういうあなたはMuseはむいていません。Cherryのような、マウスで操作ができるソフトをお薦めします。ただ、はっきりしていることは、Museの方が慣れてくればストレスなく入力作業が出来るようになります。Muse文法も開発者様の努力によりすっきりとしたものになっているので、慣れてくればすらすらと書けるようになります。これをみて、もうちょっとがんばってみようと思ったらまず、キーボードの練習をした方がいいです。おそらく、キーボードでの入力が面倒という方はタッチタイピングが出来ないと思われるので、市販のでもいいですし、フリーソフトでも何でもかまいません。キーボード練習ソフトを使ってタッチタイピングに挑戦してみてください。その気になれば1日あればとりあえず出来るようになります。わずかアルファベット26文字でいいのですから。

Q Museの殿堂にあるデータが解凍できません。

A どこのサイトにもある初心者が一番最初にすると思われる質問である。とりあえず、この世の中には、解凍ソフトなるものがあって、今までにいろいろなものが開発されてきました。その中でも、初心者に一番使いやすいといわれているのがLHASA(ラサ)です。詳しい使い方はLHASAに添付の説明書を見てください。

Q どうもバグがあるみたいなのです。

A そんな人はこんなところ見ている暇はない!ソフトにバグは付き物!即刻バグの症状を開発者にメールなりなんなりで遠慮なく伝えるべし。っと、そのまえに、説明書はよく見ましたか?結構それが仕様だったりということはあるので。もしそれがバグだとしたらきっと、何とか解決してくれるはずです。さらには、これがMuse界への貢献ということになります。

Q どうしたら、殿堂入りしているようなデータを作れますか?

A それが一番難しい質問。ここでは、よく殿堂入りしているデータをよく研究することとだけ書いておきましょう。きちんとした、音楽理論を知っていると既存の楽譜にたいしてアレンジを加えることも出来ます。そうすると、殿堂入りの日も近いです。あとは、殿堂審査委員にゴマを擂っておくことくらいかな。でも、殿堂審査委員ってだれという疑問もないわけではない。
そして、僕のノウハウを集めたコーナーとして「Museワンポイントどころではないレッスン」を開講しました。どうぞ参考になれば参考にしてしまって下さい。

Q Museが起動しません。

A それは音源がないからです。音源を買ってくるか諦めるかしてください。出来るならば、音源を買ってきた方がいいのではないかな?そうすれば、他のソフトでも使うことが出来るし、音のないパソコンなんてただの箱(それは言い過ぎか?)だし。おすすめMIDI音源は上の方に書いたとおり。

Q メンバー属性とフィンガー属性の違いがよくわかりません。

A 説明書をよく読みましょう。といいたいところですけど、それじゃ答えにならないので、記述のポイントをここでは上げておきます。メンバー属性に関する記述をするときは必ず、@Aというように書いてやるといいでしょう。もちろん他のメンバーにたいして書くときは、

@B
@C

というように、指定したいメンバーを書いてあげます。そのあとにメンバー属性のパラメータを書いてやります。たとえば、R40とかW0とかQ30とかいうように。V100:4とかそれぞれの意味は、説明書を見て確かめてみてください。

 フィンガー属性はたとえば、#A1とかのあとに書いてあげます。v100:4とか、o4とか、x1とかです。それぞれの意味はやはり説明書を見てください。

それでもよくわからなければ、殿堂から僕のデータをダウンロードしてみてください。わかりやすく実際のデータを書いてありますから。ちょっと説明すると、1小節ずつ区切って入力しています。メンバー属性を指定するときには、#A1などのあとに@をつけています。これによって、@Aと同じ効果があります。おなじように、#D1のあとに@を書けば、@Dと同じ効果があります。

 このようにして、書き方を一定にすることで入力も素早くできます。ただし、ちょっと入力量が多めになります。

 このとき、あまりマクロ命令を使うことはお薦めできません。確かに、マクロ命令を使うと入力量は少なくすることが出来ますけど、第三者が見た場合よくわからないことが多いからです。

Q なんか時々音がぷつぷつととぎれているような気がするのですが

A それは、音切れという現象です。MIDI演奏では意外と多くの音を発音しています。お手持ちのMIDI音源の最大同時発音数によっては、音切れが発生します。これは、MUSEのバグとかではなくMIDI音源の性能によるものです。というわけでどうしても気になる方は、もっと最大同時発音数の大きい音源を買ってくるなり、かっぱらってくるなり、もらってくるなり、殴り合いするなり、作るなりして調達しましょう。ただしその結果には責任を負いかねます。

 ちなみにお勧めの音源は、上の方に書いてあります。とりあえず、CPUに余裕のある方はソフト音源でもいいでしょう。ローランドのVSCは設定により128音まで出ますので音切れということはほとんどあり得ません。

Q MUSE(MIDI)をWaveやMP3にするにはどうすればいいのでしょうか?

A ボリュームコントロールを開いてください。タスクバーのスピーカーのアイコンをダブルクリックすれば開けます。コントロールパネルから開いてもかまいません。そこから、「オプション」→「プロパティー」を開きます。そこで適切なデバイスが選択されていることを確認します。(たいていMIDIという欄があると思います)ぼくは、Record Mixerというところを選択してます。(外部音源とソフト音源を両方録音できるようにするため)

 ソフトには、ウィンドウズ付属のサウンドレコーダでも使えますけど、最大で1分しか録音できない(特殊な操作を行えば出来るようです)ので、ここではPOKEPAさんのポケットレコーダをお薦めします。ホームページはこちらです。ダウンロードしてみてください。MUSER'S LINKからも、いけます。(れっきとしたMUSERです)

 それでは録音を開始しましょう。まず録音ボタンを押し(ポケットレコーダのマニュアルを参照のこと)そして、MUSEを(MIDI)を演奏させましょう。そして、演奏が終わったらば、停止ボタンを押しそして試しに再生してみましょう。きちんと録音されましたか?何も録音されていない場合は、前述のデバイスの選択が適切ではありません。

 MP3への変換は、「午後のこーだ」などのエンコーダを使い変換してやると良いでしょう。しかし、「午後のこーだ」は現在配布を停止再開していますしていますので、もしお持ちでない方は「SCMPX]でもMP3への変換が出来ます。(スピードは遅い)そのほか市販のエンコーダを使っても良いでしょう。(けっこう内部エンジンが「午後のこーだ」だったりする)具体的な操作方法はそれぞれのマニュアルを参照してください。

Q 調性というのがいまいち分からないのですが。



A 調性というは、いわゆるト短調だとかイ長調だとかということです。さてそれの見分け方ですけどそれは、ト音記号とかヘ音記号のすぐ横についている、シャープとかフラットの数で見分けます。それらの関係は次のようになっています。

なしハ長調イ短調
シャープ一つト長調ホ短調
シャープ二つニ長調ロ短調
シャープ三つイ長調嬰ヘ短調
シャープ四つホ長調嬰ハ短調
シャープ五つロ長調嬰ト短調
シャープ六つ嬰ヘ長調嬰ニ短調
シャープ七つ嬰ハ長調嬰イ短調
フラット一つヘ長調ニ短調
フラット二つ変ロ長調ト短調
フラット三つ変ホ長調ハ短調
フラット四つ変イ長調ヘ短調
フラット五つ変ニ長調変ロ短調
フラット六つ変ト長調変ホ短調
フラット七つ変ハ長調変イ短調


 そもそも、長音階の音階は、全全半全全全半、となっているのがキーボードとかピアノとか見れば分かると思います。(全というのは、ハとニの間のように黒鍵が挟まっている場合のことをさす。)

 もう一つ用語を紹介すると、音程には、一度とか二度とかいう数え方がある。例えば、ドとミは、長三度というレとファは、短三度という。実際に音を鳴らしてみると響きがまったく違うことが分かると思う。このような数え方でドと、それぞれの音を組み合わせて聞くと、不協和音だったりそうでなかったりする。そしてその結果以下のようになっている。

一度完全協和音
二度不協和音
三度不完全協和音
四度完全協和音
五度完全協和音
六度不完全協和音
七度不協和音
八度完全協和音


 そして、以上の表で、完全協和音となっているところは、ドとフラットもシャープもつかない何らかの音、回りくどくなったが、o4ドとo4ファ、o4ドとo4ソのような場合には、完全四度、完全五度という。ド#とファのような場合、減四度。ドbとファのような場合、増四度という。

 一方それ以外の場合。たとえば、o4ドとo4ミのときは、長三度。o4ド#とo4ミの時は、短三度。o4ドbとo4ミの場合には、増三度。

 それらの考えを広げると、任意の二つの音を取り出して、その音程は何かという問題も作れる。たとえば、o4ミとo4ソでは、短三度である。

 それでは問題です。o4ミとo5ドでは?答えは、掲示板にでも書いておいてください。


 ということで、先にかいた、全というのは長二度のことで半というのは短二度ということが分かると思います。同様に、短調では、全半全全半全全となります。(スタートはイ)

 それでもって、一番最初の表は、そのような音階をとるためにはどこにシャープやフラットをつけていけばよいかということを調べたらそのようになったという表である。そして、便利なことに、シャープやフラットの数だけで、位置まで一意に定まってしまうのである。そしてそれは規則的である。

 たとえば、シャープの場合、最初にファの位置につく、次は、四度下のド、次は五度上のソというようになっている。もっとも、上に行きすぎた場合、一オクターブ下に書いてあるからわかりにくい。

 シャープの場合にも規則性はある。最初にシのところにつく。次に四度上のミ。次は五度下のラ。次はその四度上のレ。という規則性である。シャープの場合はあまりにもきれいに譜面上に並んでいるのでわかりやすいのでないだろうか?

 もっともMUSEの場合、そこまで知っている必要はない。ただ単にシャープやフラットの数を数えて¥+++のように打ち込むだけですべてが解決する。その辺がMUSEの優秀さである。

Q.ソフト音源でどうしても音量が大きい時にノイズが乗ります。

A.VSCの場合だったら、「VSC設定ウィンドウ」の中の「パフォーマンス」タブの中にある、音量を絞ってみてください。50%程度で適当かと思います。さらに、発音応答速度が問題になる場合もあります。これを、150ms程度にしてみると良くなると思います。この数字は、CPUの処理速度にも依存しているようですので、各自ちょうどいい値を探してみるといいでしょう。

以上を読んでも解決しない場合はこちらへ(名越さんのホームページ)

さらに、究極の解決方法は、チャットで聞くことです。むらったさんのチャットルームには午後11以降僕も含めてMuserが集まっていることが多いです。
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