95/04/15 00:39
さてと、ようやくソフトの話が出て来るかな‥‥‥でもまた漫談かも知れない(^^; 大学での師匠に『アースと××』シリーズの著者・伊藤健一氏がいるんです。本も漫談だらけだけど、講義なんてもっとスゴい‥‥‥あの人の漫談ならちゃんと実益もあるんだけどね‥‥‥
鉄道ヲタクとまでは行きませんが、結構鉄道は好きです。毎年秋には職場で旅行をするんですが、今年の幹事は僕。まだ行き先も決めないうちから、『今年は電車旅行になるぞ』との噂でもちきりとか。自動車も悪くないけど、自分で運転しないとつまんないなぁ‥‥‥左足にクラッチが無いと、ちょっと欲求不満な人だし‥‥‥
で、鉄道に乗るんでも、ただ乗るんじゃなくて、ちゃんと時刻表で列車を調べたり運賃を調べたりして‥‥‥アシストカルクに必要範囲を転記して、どう乗れば一番合理的に乗り継げるか検討したり‥‥‥その過程が結構楽しいんだなぁ〜。実際に週末に乗り廻る時と同じくらい、前段階が面白いんですよ。
そうこうするうち、「一番安い乗り方はどうやればいいのかな?」と思い立ったのが開発のきっかけね。これに関しては、JRの運賃体系を、少しは紹介しなければなりますまい。
JRの普通運賃には「幹線」「地方交通線」「大都市近郊区間」「山手線・大阪環状線」の4種類の運賃体系があり、同じ区間を利用してもどこから乗るか、どこで降りるかで適用される運賃体系が異なるのです。しかも距離と運賃は、600km まではほぼ比例するものの、金額の区切りはまちまちなのです。遠距離になると区切りが大きくなって、1駅違いで400円違う場合だってあるんです。
さらに複雑にしているのは、「特定区間運賃」制度。これは、ライバルの私鉄とのあまりの運賃の差に客が減少するのを防止するために、特定駅間だけ大サービスするというもの。これ、競合区間を過ぎたとたんに突然高くなるんですよね。
‥‥‥これくらい説明すれば、同じ駅間の切符を買うにしても、分割して2枚に分ければ、もしかすると安くなるかも知れないって気がつくでしょ?その通りです。
で、例えば東京〜大阪間。どの駅で分ければ安くなるかなぁ?と、最初は手計算でやってみたけど‥‥‥案の定メゲましたね。次にやったのが、アシストカルクに全部の駅のデータを入力して‥‥‥これもやっているうちに空しくなりますね。こんなに苦労するんだったら、いっそ運賃計算ソフトでも組んで、自動でやらせたらいいいんじゃない?‥‥‥と言うのが、JRFARE誕生のきっかけ。やっぱりパソコンは道具なんだから、有効に使わなきゃ損です。
JRFAREは、複雑怪奇なこの計算を、くそ真面目に取り組んでくれるんです。
KATOCHAN (from Fujisawa)
This page was updated on Sunday, April 09, 2000
Copyright©1995 Toshiyuki Kato