ES Launcherでは拡張ショートカットというものを作成できます。で、どんなものかというと
最大10個までのアプリケーション、ファイル、フォルダなどを1つで起動できるショートカットです。
要するにES Launcherのボタン1つをショートカット化したものです。
種類
拡張ショートカットには通常型とボタン参照型という2つのタイプがあります。
動作に変わりはありませんが、仕組みが異なります。
それぞれの種類毎に説明していきます。
通常型の拡張ショートカットの仕組み
仕組みというほどのものでもないのですが、どうやって実行させているのかというと・・・
まず拡張ショートカットは、本体とショートカットの2つのファイルで構成されています。
本体は拡張子がelkのファイル(以後elkファイル)で、拡張ショートカットを作成するとES Launcherをインストールしたフォルダにelkというフォルダが作成され、
そこにこのファイルが作成されます。起動に必要な情報は全てこのファイルに収められています。
ショートカットは普通のショートカットと同じです。
拡張子はlnk(普通は見えません)のファイルでユーザーの指定したフォルダに作成されます。
以下のプロパティのスクリーンショットを見てもらえばすぐ分かると思います。
拡張ショートカットの本体(拡張子がelkのファイル)を、ES Launcherにコマンドラインオプションとして渡しているだけです。
これが通常型の拡張ショートカットの仕組みです。
開発当初は関連付けをしてもらおうと思っていたので、現在でもESLaunch.exeにelkファイルをドラッグ&ドロップすることで実行されます。
さらに関連付けをすればelkファイルを実行するだけの状態にすることもできます。
しかしそれでは拡張ショートカットとは言うもののアイコンすら変えられないので、普通のショートカットを介する現在の仕様になりました。
ボタン参照型の拡張ショートカットの仕組み
通常型はelkファイルという独自のデータを必要とするのに対して、ボタン参照型は独自のデータは作成しません。
グループファイルのデータから指定されたボタンのデータを参照して実行するようになっています。
ショートカットは通常型と同じく普通のショートカットです。
実際に実行する時は起動オプションで、ボタンとグループ名を指定しているだけです。
これがボタン参照型の拡張ショートカットの仕組みです。
展開
ショートカットの方は普通のショートカットなのでドラッグ&ドロップで普通に登録できますが、
elkファイルはES Launcherのボタンにドラッグ&ドラップすることで中身がボタンに自動的に展開されます。(何かある場合は確認が出ます)
付属の特殊アイテムの拡張ショートカット(elkファイル)もこの方法で使用します。
ただし拡張ショートカットにする際に不必要な情報(アイコン、タイトルなど)が破棄されるので、展開しても元と同じ状態になるとは限りません。
(起動に関する情報は全てそのままです)
起動数を増やす?
ES Launcherは最大10連続起動が可能という特徴がありますが、これは実は正確ではありません。
拡張ショートカットのショートカットをボタンに登録してそのボタンの拡張ショートカットを・・・・とすれば、理論上無制限の連続起動が可能です。
10個では足りないという人は、このようにちょっと工夫すれば連続起動数を増やすことができます。
そこまで多く使う人があまりいるとも思えませんが、多用する場合は無限ループ(お互いを起動しあってしまうなど)に気をつけてください。
それとこの機能を使っての悪戯などは絶対にしないでください。
拡張ショートカットの機能を1つのアイテムに
拡張ショートカットはあくまでそのショートカットを直接実行したり、他のソフトから実行しやすくするためのものです。
上記のように拡張ショートカットをES Launcherに登録しても良いのですが、最初からES Launcherに登録するつもりだと少し面倒です。
その場合は起動オプションを指定することで、ボタン参照型の拡張ショートカットと同じ機能を1つのアイテムに簡単に登録できます。
やり方はまず編集モードでES Launcherボタンを使用して(他のやり方でも構いません)対象ボタンのあるグループを登録します。
そのグループ名の前に/B1などと追加するだけです。
書式は起動オプションの項でも説明しますが、グループ名の前に/B数字(1〜10)です。
ボタン番号は左から1〜10です。
例えばあるグループのボタン5の内容を連続起動したければ起動オプションを
/B5 グループ名
に変更するだけでOKです。
この際にプロパティのアイコン検索ボタンとタイトルに設定 ボタンは、対象ボタンから内容を取得できるようになっています。
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