GFSEND

 デジタルカメラ画像やWWWからダウンロードして画像などを分類するときに、画像を見ながら振り分け先を決めるためのソフトです。

 JPEG画像の場合、表示方法を変更することによって読み込みスピードと画質を選ぶことが出来ます。 そのため遅いコンピュータの場合は読み込みスピードを上げるために画質を落とすなどの選択を行うことが出来ます。

 注意:一部キーアサインが変更になりました(上下矢印キーによるファイル移動)。 キーアサインは直接操作性に影響するのでなるべく変更しない方が良いのは分かっていましたが、他の操作性との兼ね合いで変更することにしました。 詳しくはキーボード操作を参照してください。


はじめに

利用目的

 このプログラムは画像を見ながら、その内容にしたがって複数フォルダに振り分けるためのものです。 デジタルカメラ画像やインターネットから入手した画像などの振り分けに威力を発揮します。

 振り分け作業はドロップダウンリストから送り先を選択することで行います。 また選択後にすぐ次の画像を読み込みますので、送り先を選択するだけで次々と振り分け作業を行うことが可能です。

 また、振り分け作業と実際の移動/コピーは非連動なので、いったん振り分けが終わった画像を別の所に振り分け直すことも簡単に出来ます。 その際も振り分けられた画像を選択して、振り分け先をドロップダウンリストで選択し直すだけです。 同じ作業で、振り分けを取り消し(振り分けていない状態)にすることもできます。

 JPEG画像の場合は、読み込み速度やサイズを指定することで、遅いコンピュータでもストレス無く振り分け作業を行うことも可能です。 もちろん早いコンピュータの場合は画質優先でフルサイズと言う状態で振り分けることが出来ます。

 移動時/コピー時に同名ファイルがあったときの処理をファイル名を変更して振り分けとExists.txtに追加して処理を行わないことから選ぶことが出来ます。 同名ファイルの処理で別ソフトを使うことができます。

 振り分け先は登録したところだけが表示される方式ですから、思わないところにファイルを送ってしまう間違いなどは起こりません(ただし振り分け先間違いはあるかもしれませんが)。

使い方

 まずGFSENDを起動します。

 そして振り分けを行うファイルを指定します。 指定するときはメニューからダイアログボックスを表示して指定する方法と、対象ファイルをエクスプローラからドラッグアンドドロップで指定する方法があります。 ファイルの指定を行うと、まず最初のファイルが表示されます。 メニュー下のファイルドロップダウンリストに表示された画像のファイル名が表示されます。

 ドラッグアンドドロップの場合はフォルダをドロップすることが出来ます。 その際はフォルダの中のファイルが対象となります(フォルダの中のサブフォルダは対象とはなりません)。

 送り先のドロップダウンリストから送り先を選ぶと次の画像が読み込まれます。 読み込み後に送り先を指定することで次々とファイルの振り分けを行えます。

 既に振り分けられたファイルを振り分け直すもしくは振り分けしていない状態に戻すには、ファイルドロップダウンリストからファイルを選びます。 そうすると指定されている送り先がドロップダウンリストに表示されますから、そこで送り先を変更することで振り分け先を変えることが出来ます。 また、取り消しを選ぶと振り分けていない状態に戻すことが出来ます。

 振り分けを一旦中断するときはメニューから名前を付けて保存を選びます。 中断した所から再開するにはメニューのデータを開くで作業を続けることが出来ます(直接データファイルをドラッグアンドドロップすることでも可能)。 データを開くで開いた場合や名前を付けて保存を行った後は、メニューから上書き保存を選ぶことで付けられた名前で保存します(ダイアログをいちいち表示しません)。

 振り分けが終わって実際の移動/コピー作業を行うときはメニューから移動もしくはコピーを選びます。 移動後はMOVED.TXTという名前の移動リストファイルが作成され、コピー後はCOPIED.TXTというコピーリストファイルが作成されます。 また、同名ファイルがあったときとファイル名を変更できなかった場合などはEXISTS.TXTファイルが作成されます。

 JPEGファイルで読み込みに時間が掛かる場合はステータスバーに読み込みパーセントが表示されます。

インストールとアンインストール

 ソフトのインストールは圧縮ファイルを適当なフォルダに解凍することで完了です。 アンインストールのことを考えると、単独フォルダを作成してそこに解凍することをお勧めします。

 その後にショートカットをスタートメニューやデスクトップに登録したり、動作環境の設定を行います。 実際にファイルの振り分け作業の前に、送り先リストを登録する必要があります。

 アンインストールはGFSEND関連ファイルを削除するだけで完了です。 そのため、単独フォルダにインストールしたときはフォルダごと削除することでアンインストールは完了します。 もちろんショートカットなどを作成した場合は、削除した方が良いでしょう。

 なお、このソフトはレジストリには何のデータも登録しませんので、ゴミが残る心配はありません。

GFSEND.INIについて

 このプログラムは設定等をGFSEND.INIファイルに保存しています。 そのため、動作がおかしくなったときなどはこのファイルを確認してください。 また、インストール直後の状態に戻したい場合はこのファイルを再インストールしてください。

 GFSEND.INIファイルを削除することでも初期状態に戻すことは出来ますが、あとから高度な設定を行う場合に面倒になります。

 動作設定の一部で固定的で高度な設定は、テキストエディタで直接編集する必要があります。


画面表示と動作

画面表示説明

 画面は上部からタイトルバー、メニューバー、操作パネル、画像表示部、ステータスバーになっています。 また、操作パネルには送り先ドロップダウンリスト、ファイルドロップダウンリストがあります。

 タイトルバーにはプログラム名が表示されます。 また読み込んでいるデータにファイル名が付けられている(読み込みと名前を付けて保存した)場合には、データのファイル名とプログラム名称が表示されます。

 メニューバーはメニュー操作に使います。

 操作パネルはファイル名の指定(ファイルドロップダウンリスト)と送り先指定(送り先ドロップダウンリスト)を行います。 ここを変更することによって表示するファイルを変更したり、送り先を指定したりします。

 画像表示部はファイルの指定(ファイルドロップダウンリスト)で示された画像ファイルを表示します。

 ステータスバーは読み込みの進度表示をパーセンテージで表示します。

送り先ドロップダウンリスト

 送り先ドロップダウンリストは現在表示されていている画像ファイルの送り先を指定するために使用します。 また、送り先が指定されているファイルの場合は指定されている送り先を表示します。

 送り先を指定すると、現在表示されている画像の次の画像が読み込まれます(その際ファイルドロップダウンリストのファイル名も次のものに変更されます)。 ですから、送り先を指定するだけで次のファイルの指定、画像の表示が行われ、次々とファイルの送り先を決めていくことが出来ます。 わざわざ次のファイルを指定するアクション(ファイルドロップダウンリストで次のファイルを指定すること)は不要です。

 ドロップダウンリストの表示行数はINIファイルを直接編集することで変更することが可能です。

ファイルドロップダウンリスト

 ファイルドロップダウンリストは表示する画像を選択します。 また、送り先を指定して次の画像を読み込んだ場合はそのファイル名を表示します。 つまり表示されている画像は必ずこのファイル名の画像となります。

 通常送り先を指定する場合はこのドロップダウンリストを使うことはありません。 送り先指定を行うことで次の画像が読み込まれるためです(これはファイル指定アクションを減らすための処置です)。 逐次操作からはずれたファイルを指定するときに、このドロップダウンリストでファイル名を指定(そして画像を表示)します。

 ファイルドロップダウンリストの(ドロップ状態での)表示行数、横幅はINIファイルを直接編集することで変更可能です。

ステータスバー

 ステータスバーは情報表示に使われます。 現状では画像ファイル読み込み時の進度表示にしか使っていません(オートスケール時にはファイルサイズとオートスケール時の表示サイズも表示されます)。 私個人としてはサイズ変更グリップが使いたいために付けています。

 もし不要な場合はINIファイルを編集することで非使用にすることが出来ます(もちろんその場合は画像読み込み時の進度表示はありません)。

キーボード操作

 ファイルの振り分けはキーボード操作でも行うことが可能です。 タブキーを押すことで送り先とファイルのドロップダウンリストを切り替えることが出来ます。

 送り先ドロップダウンリストに入力フォーカスがあるときはALT+下矢印でリストをドロップダウンすることが出来て、リターンキーで送り先を決定します。決定した後はマウスで送り先を選んだときと同じ動作となります。 送り先ドロップダウンリストに入力フォーカスがあるときでも、Page Up/Page Downで前のファイル/次のファイルを切り替えることが出来ます。

 画像が一部しか表示されていない場合は上下左右矢印キーで表示部分を動かすことが出来ます。 一回で表示部分の半分が動くようにしてあります。

 ファイルドロップダウンリストに入力があるときはALT+下矢印でリストをドロップダウンすることが出来て、リターンキーでファイルを選択することが出来ます。 それに加えてリストがドロップダウンしていない状態で上下矢印キーで前のファイル/次のファイルを選択することが出来ます。

 一つ前のファイルと同じ指定をする場合はリターンキーで指定することが出来ます。 一つ前に指定したものではなく、「一つ前のファイル」の指定です。 ファイルを移動したときは注意してください。

 番号で送る場合は数値キー(0〜9)でダイレクトに送り先を指定することが出来ます。 番号で送る場合は番号送りパレットが表示されれます(このパレットをクリックすることで送ることも出来ます)。

 注意:以前は上下矢印キーで前/次のファイルへの移動(左右矢印キーは無動作)でしたが、今回からPage Up/Page Downキーで前/次のファイルへの移動とし、上下左右矢印キーで画像の表示の移動としました。


メニュー

ファイルメニュー

ファイル選択

 振り分ける画像ファイルを選択します。 ファイル指定ダイアログボックス(複数選択可)が表示されるので、振り分ける画像ファイルを選択してください。 通常はJPEGファイル(*.JPG *.JPEG)ですが、ファイルの種類のドロップダウンリストでBMP(*.BMP)及び全てのグラフィック(*.JPG *.JPEG *.BMP)を選択することが出来ます。 また、エクスプローラからドラッグアンドドロップで振り分け画像ファイルをドロップすることで指定することもできます。この場合はダイアログボックスは表示されません。

 ファイル選択を行うと、その前に指定された画像ファイルはクリアされます。 そのため、前の設定を残したい場合は保存してからファイル選択を行ってください。

 通常は今あるファイルに追加することは出来ません。 ただし高度メニューを使えるようにしてあり、ファイル追加にチェックが入っている場合は追加することが可能です(その際は読み込み済みのファイルとの二重登録はされないようになっています。 そのためにわざわざ追加ファイルだけを選び出す必要はありません)。

 ファイル選択を行うと、最初の画像ファイルが表示され、すぐに送り先の指定を行えるようになります。

データを開く

 振り分けデータファイルを開きます。 データファイルを開いて、その中の未指定ファイルの最初に指定されたファイルを表示します。 タイトルバーにはデータファイル名を表示します。 またタスクバーボタンには拡張子を除いたデータファイル名を表示します。

 データファイルのデフォルト拡張子はGDTですが、他の拡張子でもかまいません。 ただしその場合はファイルの種類のドロップダウンリストで全てのファイルを指定してからでないと選択することが出来ません。

 データファイルと同じフォルダに振り分けデータファイルと同名で拡張子がGDSのファイルがあった場合、そのファイルを送り先として読み込みます。 通常の送り先と違う場合に対応できます。 また、拡張子がGDSのファイル(個別振り分け先データ)だけを読み込むこともできます。 ファイルの種類を振り分け先データ(*.GDS)に変更して読み込んでください。

 番号ファイルを読み込む場合は、ファイルの種類を番号ファイル(*.GDN)に変更して読み込んでください。

上書き保存

 現在付けられている名前で振り分けデータファイルを保存します。 ダイアログボックスは表示されません。

 振り分けデータに名前が付けられていない場合はダイアログボックスを表示して名前を付けてから保存します。

名前を付けて保存

 現在の振り分けデータに名前を付けて保存します。 付けられた名前がタイトルバーとタスクバーアイコンに表示されます。

 保存するときのデフォルトの拡張子はGDTですが、他の拡張子に変更することが可能です。 ただし拡張子を変えて保存した場合は、次回読み込むことはできません(拡張子が違うため)。 そのため次に読み込む必要があるときはGDTと対象の拡張子の2ファイル保存した方が良いと思います。

 保存したファイルはテキストファイルですから、プログラムに読ませる場合などは相手の拡張子にしてしまえば良いでしょう。 CSV形式で読めるようにしていますので、表計算ソフトなどで並び替えたりデータ整理したりもできます。

移動

 現在読み込まれている振り分けデータにしたがってファイルを移動します。 移動が完了したファイルはMOVED.TXTにリストされ、振り分けデータからは除かれます。 振り分け指示していないファイルは移動されませんし、振り分けデータからも削除されません。 また、同名ファイルがあって移動できなかった場合はEXISTS.TXTにリストされ、振り分けデータからは除かれます。

 現在はドライブが使用可能か、容量が十分かはチェックしていません。 私個人としては余り必要性を感じていませんので機能を付けていませんが、もし必要なら検討してみたいと思います。

コピー

 現在の振り分けデータにしたがってファイルをコピーします。 コピーが完了したファイルはCOPIED.TXTにリストされ、振り分けデータからは除かれます。 振り分け指示していないファイルはコピーされませんし、振り分けデータからも削除されません。 また、同名ファイルがあってコピーできなかった場合はEXISTS.TXTにリストされ、振り分けデータからは除かれます。

 現在はドライブが使用可能か、容量が十分かはチェックしていません。 私個人としては余り必要性を感じていませんので機能を付けていませんが、もし必要なら検討してみたいと思います。

終了

 プログラムを終了します。

 プログラム終了時に振り分けデータを自動的に保存することはありませんので、保存する必要がある場合は保存してから終了してください。

表示メニュー

次の未指定ファイルへ

 次の未指定ファイルへ移動します。

 振り分け先を変更するときなど前の部分に戻った時には、どこまで作業したか分からなくなります。 そう言うときにこのメニューを選ぶと、現在の位置より下にある最初の未指定ファイルへ移動することが出来ます(そしてその画像が表示されます)。

 いくつか未指定ファイルを残して作業したときなどは、数回この作業を行えば未指定ファイルのみ表示させていくことが出来ます。 未指定ファイルを残したまま先へ進めたいときなどに威力を発揮します。

次の指定送り先

 サブメニューで示した送り先に指定されているファイルで、現在表示されているものよりも後のファイルを検索します。 そして最初に見つかったファイルを表示します。 ある送り先にしたものを見直す場合など、特定の送り先に着いてみていくときに役立ちます。

 サブメニューで選択した送り先が検索され、その送り先のファイルをすぐに表示します。 同じ送り先のファイルを次々に見ていく場合はctrl-Tを押すことで前回指定された送り先で次々表示することが出来ます。

最初のファイル

 最初のファイルを表示します。

 最初の未指定ファイルを表示するときや、ある送り先のファイルを最初から表示するときなどに使用します。

 次の未指定ファイルや次の指定送り先などのメニューは現在ある位置からそれ以降を検索します。 そのため、全てのファイルを対象として検索する場合は、まず最初のファイルを表示することが必要です。 そのため、最初に戻るメニューを設けました。

最後の指定済みファイル

 指定済みファイルの最後のファイルを表示します。

 最後に指定したものではなく、ファイルの先頭から見て一番最後に位置するものを表示します。 途中に未指定ファイルを残したまま送り先を指定する場合などに使います。

画像ビュアーで表示

 現在の画像ファイルをを画像ビュアーで表示します。 画像ビュアーは拡張子に関連づけられたプログラムが使われます。

 拡張子に関連づけられているものが画像ビュアーでない(例えばレタッチソフトなどの)場合は、INIファイルで表示する画像ビュアーを指定することが出来ます。

 このメニューはフルサイズ表示でない時に、細部が問題になったときに威力を発揮します。

設定メニュー

 詳しい説明はダイアログボックスと設定を参照してください。

送り先

 送り先ダイアログボックスを表示し、送り先フォルダの登録や削除を行います。 送り先ドロップダウンリストには送り先登録名が表示されます。 そのため送り先登録名には分かりやすい名前を付けておけばよいと思います。

動作設定

 動作設定ダイアログボックスを表示し、プログラムの動作設定を行います。 同名ファイル処理、最大化状態で起動、JPEG画像スケールの指定が可能です。

ヘルプメニュー

目次

 ヘルプを表示します。

バージョン情報

 プログラムのバージョン表示を行います。 バグ報告などの時はここに記載されたソフト名とバージョンを一緒に報告してください。 そうでないとバグの確認、修正ができない場合があります。

 作者への連絡はphotohalo@gmail.comへお願いいたします。

高度メニュー

 INIファイルを編集することで高度メニューを表示させることが出来ます。 INIファイルを書き替えられる方のみこのメニューを使うことが出来ます。 その名の通り高度なメニューですので、使う必要のない方も多いでしょう。

 高度メニューで変更された項目はINIファイルには記録されません。 ここでの変更はプログラムが起動している間だけ有効です。 そのためプログラムが終了してしまうと元の設定に戻ります。 恒久的に変更する場合は動作設定ダイアログボックスやINIファイルを書き換えることで行ってください。

グレースケール

 画像を読み込む際に色情報を読み込みません。 そのため読み込みや表示が早くなります。 メニューにチェックが付けられている場合にグレースケールとなります。 メニューを選択するとチェック、非チェックが切り替わり、グレースケール、カラーの切り替えが出来ます。

スピード優先

 画像を読み込むときに画像の質(色の質)よりスピードを優先させます。 メニューにチェックが付けられている場合にスピード優先になります。 メニューを選択するとチェック、非チェックが切り替わり、スピード優先、画質優先が切り替えられます。

 このメニューはグレースケールをチェックしている場合は選択できません。 これはグレースケールの場合はこのメニューは意味をなさないためです。

スケール

 JPEG画像表示スケールの表示と一時的の変更を行います。 サブメニューを開いてメニュー名の前に丸印が付いているものが今選択されているものです。 またメニューをクリックして変更するとJEPG画像表示スケールが変更できます。

 オートスケールの場合、サブメニューのオートサイズにチェックが入っています。 オートサイズの場合はメニューによるスケール表示と指定は無視されます。

ステータスバー

 ステータスバーの表示、非表示を切り替えます。 チェックが付けられているとステータスバーが表示されます。 メニューを選択することでチェック、非チェックが切り替わり、ステータスバーの表示、非表示が切り替えられます。

再帰検索

 エクスプローラからフォルダがドロップされたときに下位フォルダを再帰検索するかを切り替えます。 チェックが付けられていると再帰検索を行います。 メニューを選択することでチェック、非チェックが切り替わり、再帰検索の指定が切り替えられます。

オートセーブ

 実行ファイル名と同名データファイル(拡張子のみが違うファイル)を読み込みしているとき、プログラム終了時に自動セーブします。 実行ファイル名と同名データファイルがある場合はオートロードされますので、そのファイルはオートセーブする設定に出来ます。

 データファイルを読み込んでないか、実行ファイルと同名でない場合はオートセーブが設定されていてもオートセーブされません(メニューは選択できない状態になります)。 オートロードされた(もしくは実行ファイルと同じ名前で保存した)場合はメニュー選択可能になります。 チェックが入れられていればオートセーブされ、チェックがない場合はオートセーブはされません。

 このメニューで選択可能でチェックされている時のみオートセーブされます。そのどちらかだけの場合はオートセーブされません。

ファイル追加

 ファイル選択時に新規選択かファイル追加かを切り替えます。 チェックが入れられている場合はファイル追加となります。 メニューを選択することでチェック、非チェックが切り替わり、新規選択かファイル追加が切り替えられます。

 ファイル追加時は二重登録されないようにチェックを行っています。 そのためわざわざ登録していないファイルをピックアップする必要はなく、必要なファイルを全て選択することで未登録ファイルを登録することが出来ます。

番号で送る

 番号で送ることを有効にするかを切り替えます。 有効の場合は番号送りパレットを表示して、番号キーで送り先を指定することが出来るようにします(パレットをクリックすることでも送り先を指定することが出来ます)。

番号を保存

 現在表示されている番号送りパレットを保存します。 保存された番号ファイルはファイル - データを開くで開くか、番号送りパレットに番号ファイルをエクスプローラなどからドラッグアンドドロップします。

番号リセット

 番号ファイルを読み込んだ後に、標準の番号送りパレット(送り先ドロップダウンリストと同等)に戻す時に使います。

データファイル編集

 現在使用しているデータファイルをテキストエディタで編集します。 ただし、データを読み込んでから振り分けしたものや追加登録したものは反映されません(つまり保存をしてから読み込むわけではありません)。 そのため現時点でのデータを編集したい場合は上書き保存をしてからこのメニューを選んでください。

 このメニューはINIファイルにGDTEditorに実行ファイル名を登録していない場合は使用可能になりません(あと、データファイルを読み込んでいない場合も同様です)。

ファイルの選り分け

 送り先指定済みファイルと未指定ファイルを選り分けます。 指定済みファイルの後に未指定ファイルが続く形になります。 なお、選り分ける際は指定済み、未指定内のそれぞれのファイルの順番は変わりません。

 指定済みファイルと未指定ファイルが混在していると、未指定ファイルの送り先を指定するのが困難になります。 このメニューでファイルを選り分けておけば、未指定ファイルの指定が楽になります(特に番号で送る場合)。


ダイアログボックスと設定

 プログラムの動作設定は設定メニューにて行います。

 送り先フォルダ関係は送り先で起動される送り先ダイアログボックスで、プログラムの動作は動作設定で起動される動作設定ダイアログボックスで行います。

 ダイアログボックスでの変更はOKボタンを押すことでプログラムの動作に反映されます。 キャンセルボタンを押した場合はダイアログボックスが開いてからの変更は全てキャンセルされます。

 また、それ以外に固定的で高度な設定はINIファイルをテキストエディタで編集して行うこともできます。 INIファイルの変更は次にプログラムが起動されたときから反映されます。

送り先ダイアログボックス

 送り先ダイアログボックスは追加タブと順番変更タブ、削除タブがあり、それぞれの動作を行います。

追加タブ

 送り先を追加します。送り先登録名と送り先フォルダを指定して、追加ボタンを押すことで追加されます。

送り先登録名:操作パネルの送り先名のドロップダウンリストに表示されるテキストです。

送り先フォルダ:送り先が選択されたときにコピー/移動の対象となるフォルダです。 選択ボタンを押すと送り先フォルダ指定ダイアログが表示されますので、送り先のフォルダを指定してください。 送り先名を入れる前に送り先フォルダを選択すると、送り先フォルダの一番下のフォルダ名が送り先登録名に入れられます(もちろんそれは編集できます)。

順番変更タブ

 送り先登録名の順番を変更します。

送り先登録名一覧:順番を変更したい送り先登録名を指定します。

上ボタン:指定された送り先登録名を一つ上に移動します(一番上にある場合はボタンが無効化されます)。

下ボタン:指定された送り先登録名を一つ下に移動します(一番下にある場合はボタンが無効化されます)。

削除タブ

 登録された送り先を削除します。このプログラムでの登録が削除されるだけで、実際のフォルダが削除されるわけではありません。削除ボタンを押すことで登録が削除されます。

送り先登録名:送り先登録名をドロップダウンリストから選択してください。

送り先フォルダ:送り先登録名を選択すると、その対象となるフォルダを表示します。

 データを読み込んでいるときはそのデータファイルの拡張子をGDSに変更したものに保存します。 データを読み込んでいないときはINIファイルに保存します。

動作設定ダイアログボックス

 プログラムの基本設定を行います。 より固定的で高度な設定はINIファイルを直接編集することで行います。

同名ファイル処理

 送り先に同名のファイルがあったときの処理を指定します。

ファイル名を変更して処理を行う:ファイルの末尾にA-Z0-9の文字を付け加えたファイル名に変更してからコピーします。 ファイル名の変更が出来なかった場合(9まで試して全て使われていた場合)はEXISTS.TXTに追加して処理は行いません(ただ、このようなことはまず無いと思いますが)。

Exists.txtに追加して処理を行わない:EXSISTS.TXTにファイル名を追加して処理は行いません。ファイル名の変更等を他のソフトで行う場合は、こちらの方が良いでしょう。

JPEG画像スケール

 JPEG画像の表示スケールです。 小さくした方が読み込み時間が短いです。

INIファイル設定

 INIファイルをテキストエディタなどで編集することによって、固定的で高度な設定を行うことが出来ます。 変更するグループは[Advanced]です。

 INIファイルを編集する場合は、この部分以外は編集しないでください。 また、プログラム側でこれらの設定は変更(指定)出来るので、する必要もありません。

SendNameCount

 送り先ドロップダウンリストが表示されるときの行数です。 0の場合は登録されている数、それ以外は指定した数が設定されます。デフォルトは10です。

FileCount

 ファイルドロップダウンリストが表示されるときの行数です。 デフォルトは10です。

FileMaxWidth

 ファイルドロップダウンリストの横幅の最大ピクセル数です。 ウィンドウを横に広げたときに、この値より横幅が広がりません。 デフォルトは300です。

StatusBar

 ステータスバーの表示/非表示の選択です。 0は非表示、1は表示です。 デフォルトは1です。

GraphicViewer

 画像ビュアーを指定します。 無指定時は拡張子に関連づけられたビュアーが使われます。 拡張子に関連づけられたプログラムがビュアーでないか、使用したいビュアーでない場合はここにプログラムのファイル名(パス名含む)を指定します。

AdvancedMenu

 高度(A)メニューの表示/非表示の切り替えです。 0は非表示、1は表示です。 デフォルトは0です。

AutoSave

 実行ファイル名と同名のデータファイル(拡張子のみが違うデータファイル)が実行ファイルがあるフォルダにあった場合で、そのファイルを現在選択しているときに、プログラム終了時に自動保存を行うかを設定します。

 違うフォルダにある場合や、ファイル名が違う場合はこの設定がされていても自動保存はされません(高度メニューでは選択不可になります)。 0は非実行(オートセーブしない)、1は実行(オートセーブする)。 デフォルトは0です。

AddFile

 ファイル選択/エクスプローラからのドロップ時に、追加動作にするかの設定です。 同じファイルが選択されても二重に登録されることはありません。 0は新規選択、1は追加選択です。 デフォルトは0です。

GDTEditor

 データファイル(拡張子がGDTのファイル)をテキストエディタ等で編集するときのエディタ指定です。 この指定を行うと高度メニューのデータファイル編集を使うことが出来ます。 エディタの(パス名を含む))実行ファイル名を指定してください。

JPEGLoadSpeed

 JPEG読み込みのスピードと画質(色の質)のどちらを優先するかの指定です。 0は画質優先、1はスピード優先です。 デフォルトは0です。

JPEGGrayScale

 JPEG読み込み時にカラー情報を読み込むかの指定です。 読み込まない場合の表示はグレースケールとなりますが、その分スピードは上がります。 0はカラー、1はグレースケールです。 デフォルトは0です。

 グレースケールにすると色情報を読み込みませんので、JPEGLoadSpeedは意味が無くなります(どちらでも一緒です)。 JPEGLoadSpeedでスピード優先にするよりグレースケールにした方がスピードは上がります。

RecursiveSearch

 フォルダをエクスプローラからドロップしたときにその下位フォルダを再帰的に検索するかの指定です。 0は再帰検索しない、1は再帰検索する。 デフォルトは0です。

AutoScale

 画像サイズ(バイト数)によるオートスケール(メニューのオートサイズ)の設定を行います。 指定されているスケールは意味はなさなくなります。 0はオートスケールを使用しない、1はオートスケールを使用します。 デフォルトは0です。

ScaleByte1

 この指定以下のバイト数の画像はFullSizeで読み込みます。 デフォルトは40960です。

ScaleByte2

 この指定以下のバイト数の画像はHalfSizeで読み込みます。 デフォルトは204800です。

ScaleByte3

 この指定以下のバイト数の画像は1/4で読み込み、この指定以上は1/8で読み込みます。 デフォルトは5242880です。


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