RPNによる計算式出現順序と、日本語が同一だと言うことに注目して作成した日本語による電卓です。 演算子は日本語にして、余計な語を読み飛ばすことでより日本語に近い文章で計算を行うことができるようにしました。
このソフトはMS-DOS版として開発したものをWindows用として作り直したものです。そのため、式の説明や注意、数字と演算子などはMS-DOS版を参照してください。
ここでは画面表示、メニュー等の説明をします。
スタック状態表示エリア
このスタック状態表示エリアは現在入力されている計算文を計算した後のスタック状態を表示します。 計算文の数値、演算子の出現個数が過不足なく計算できた場合はスタック状態表示に1つだけ数値が表示されているはずです(同じ数値が答え表示エリアにも表示されている)。
この部分は計算文の経過状況を知りたいときに、「途中まで入力した状態で計算を行ったとき、スタックがどうなっているか」を表示します。 計算途中の値を知りたいとか(途中まで入力して計算ボタンを押す)、演算子が足りなくて、スタックに数字があまっているなどを知ることが出来ます。
計算文入力エリア
この部分に計算文を入力します。計算文を入力する場合は、まずこの計算文入力エリアをクリアし(御破算ボタンを押す)、計算文を入力します。実際に計算を行うときは、計算ボタンを押して下さい。
計算文の途中経過を知りたいときは、知りたい部分まで計算文を入力し、計算ボタンを押すことによって現在どのような状態になっているかを知ることが出来ます(スタック状態表示エリアを見る)。
答え表示エリア
この部分に答えを表示します。 実際はスタック状態表示エリアの最上データと同じ値が表示されているだけです(でも、この方が見やすいですよね)。
問題なく計算できている場合は、スタック状態表示エリアに値が一つしかなく、その値が答え表示エリアに表示されている状態です。 もしスタック状態表示エリアに二つ以上の数値がある場合は、入力された数値の数が多いか、演算子が少ないかのどちらかですので、計算文を見直して下さい。
御破算ボタン
答え表示エリアとスタック状態表示エリアをクリアし、計算文入力エリアをクリアしてスタックを空にします。
計算を行う前にスタックがクリアされますから手動で計算文入力エリアをクリアしてから入力して計算しても問題ないのですが、スタック状態や答え表示が見苦しいと思った場合に使用すればいいでしょう。
計算文入力途中で計算を行ったときは御破算を行う必要はありません。御破算を行った場合は一度最初から入力しなければなりません。
計算ボタン
現在の計算文入力エリアに入力された計算文を計算し、答え(または現時点での途中経過)を答え表示エリアとスタック状態表示エリアに表示します。
この計算ボタンを押したときはスタックをクリアしてから計算を始めます。 そのため計算を入力しながら途中何度か計算ボタンを押してどうなっているか確認しながら計算文を入力することが出来ます。
終了ボタン
プログラムを終了します。
プログラムの表示画面上で右クリックをするとポップアップメニューが表示されます。
メニュー項目とその機能は以下の通りです。
答えコピー
答えの数値(答え表示エリアに表示されているもの)をテキスト形式でクリップボードにコピーします。 演算結果を他のプログラム(エディタ等)にコピーするときに使用します。
前回計算したゴミが残っている可能性がありますから、計算ボタンを押した後にこのメニュー項目を選んだ方が安全です。
メニューポップアップ時に答えエリアが空白の場合はこの項目を選ぶことが出来ません。
計算文コピー
現在入力されている計算文(計算文入力エリアに入力してあるもの)をテキスト形式でクリップボードにコピーします。 コピーした計算文は他のプログラム(エディタ等)に貼り付けることが出来ます。
計算文が正しいかどうか、計算ボタンを押して確かめてからコピーした方が安全でしょう。
メニューポップアップ時に計算文が空の場合はこの項目を選ぶことが出来ません。
計算文張り付け
他のソフトでクリップボードにテキスト形式でコピーしたものを計算文入力エリアに貼り付けます。
メニューポップアップ時にクリップボードが空の場合はこの項目を選ぶことが出来ません。
ヘルプ
このソフトのヘルプを表示します。
バージョン情報
バージョン情報を表示します。