このプログラムはパソコン通信でおなじみのタイトル+メールアドレス+本文形式のテキストファイルをNetscape Communicator(正確にはメールソフトのメッセンジャー)から送るようにするためのものです。
ソフトのショートカット、実行ファイルのアイコン、もしくは起動したソフトのウィンドウにテキストファイルをエクスプローラからドロップすることで動作します。
このソフトの使い方は以下のようなものになっています。
ver1.10 では1行目にメールアドレス、タイトル(タイトルが決まっているメールアドレス表示:?subject=となっているもの)にも対応しました。 この形式のものでは2行目以降が本文でも大丈夫です。
整形に同梱のmailtfw.exeを使用することが出来ます。 ncmaとmailtfwを同じディレクトリに置き、mailtfw.iniを作成しておくと、その拡張子のファイルをncmaにドロップすると、自動的にmailtfwを起動して整形後のテキストを読み込んでNavigatorを起動します。 事前に整形する手間が省けます。
Navigator上に整形テキストを表示するようにしました。 また、iniファイルにスタイルシートファイルの場所を書いておくと、そのスタイルシートを適用して表示することが出来るようになります。 ただしその場合はJavaScriptをONにしなくてはなりません(どうしてJavaScriptをONにしないとスタイルシートが適用されないんだろう。これはおかしいです)。
メッセンジャーはフッタ(署名ファイル)を添付することが出来ます。 このソフトは本文が挿入されるだけですから、署名ファイルがある場合はそれをそのまま使うことが出来ます。 また、テキストファイル作成時に独自のフッタを付けることが出来ますので、用途にあわせたフッタを付けることもできます。
タイトルとメールアドレスは自動判別しています。 アドレス判別は結構強力に行ったつもりですが、間違って判断してしまうかもしれません。 その時のため、自動判別を切ってメールアドレス行を指定できるようにしました。 そのような設定を行った場合、Communicatorが起動したときにメールアドレスとタイトルが正しく入力されているか確認してからメッセンジャーを起動してください。
普通のインターネットメールでは余り使用用途はないとは思いますが、タイトルにハンドルを自動入力出来るようにしました。 パソコン通信相手にメールするとか、何かの用途があった場合に使うことが出来ます。
なお、メールのリンクをCommunicatorでリンク場所をコピーすると、メールアドレスの前にmailto:が付きますが、これはそのままメールアドレスとして使ってかまいません(ソフト側で削除します)。 また、ver1.01ではPC-VANでのインターネットへのメールのためのTO:INET#も削除しますので、PC-VANとインターネットメールを併用している方には便利になったと思います。
ver1.10ではタイトルが決まっているメールアドレス(アドレス?subject=タイトルの形式)もサポートしました。 そのためこの形式のメールアドレス表記でもそのままコピーアンドペーストでメールを作ることが出来ます。 メールアドレスとタイトルを分離する手間が省けるので、間違いが起こりにくくなります。
このプログラムのメニュー構成とその機能です。
プログラムを終了します。 プログラム終了時にテンポラリhtmlファイルは削除されますので、いちいち削除作業は必要ありません。
ハンドルの自動挿入や、メール行自動判別を使うかを設定します。 詳しくは動作設定ダイアログを参照してください。
このメニューを選択した段階の表示位置を次回の起動位置とします。 いつも同じ場所で起動することが出来ますので、使いやすいと思います。
このファイルを表示します。
プログラムのバージョン情報を表示します。
このチェックボックスをクリアした場合、ボックスの中の設定は無効になり変更できなくなります(変更しても意味がない)。
ハンドル位置はどの位置からハンドル名を入れるかをセットします。 位置をあまりに左(小さい値)に設定すると、タイトルが切られる可能性が高くなり、長いタイトルを入れることが出来なくなります。 また、ハンドル名の長さを考えてハンドル位置を決めるようにして下さい。そうでない場合、メーラーで切られる可能性があります。
タイトルに続けてハンドルを入れる場合はこの値は0に設定してください(その場合はハンドル名に/などの区切り文字も含めてください)。
ハンドル名を入力します。ハンドル名の文字数を考えてハンドル位置を決めて下さい。 また、タイトルに続ける場合は区切り文字を入れる必要があります。
メールアドレスの自動判別が効かない場合などにチェックしてください。 チェックがはずされていると次の設定(?行目がメールアドレス)が無効(変更不可)になり、自動判別を行います。
1行目をメールアドレスとするか、2行目をメールアドレスとするかを入力します。1もしくは2しか選択できません。
このプログラムに添付したmailtfwは暫定win95対応版です。 暫定対応ですので、機能等はWin3.1版と同等ですが、一応Win32プログラムとなっています(ちょっと手直ししてコンパイルし直しただけ)。 ヘルプは同梱されていますが、オンライン版へルプもあります。
なお、ncmaは自分と同じディレクトリにmailtfw.exeとmailtfw.iniがあることで初めてmailtfwを整形プログラムとして機能します。 そのためmailtfw.ini及びmailtfw.exeを削除(もしくは他ディレクトリに移動)すれば整形は行われなくなります。
スタイルシートを適用するにはスタイルシートの場所をiniファイルに書き込む必要があります。 そのため、iniファイルをエディタ等で変更できる人に限ります。 もちろんスタイルシートが書ける人が対象です(サンプルは入れておきますが、あくまでサンプルです)。
スタイルシートのファイルを使う場合、iniファイルの[Setting]セクションのStyleSheet=に続けてファイルのパス名を書き込みます。 ただし、このパス名はNavigatorでのパス名にする必要があります。 例としてStyleSheet="file:///c|/ols/myprog/style.css"などです。
私のソフトの著作権表示はSoftware Listsにあります。 また、同ページに寄付についても書いてありますので、一読していただければと思います。
他のソフトウェアもいろいろ公開しています。 こちらも併せてよろしくお願いします。
私はパソコン通信(PC-VAN)をメインで使っていてそれからインターネット環境へと活動の場を広げてきたのですが、パソコン通信に比べてインターネットのメール環境は少し使いづらいと感じていました。 その理由の大きな部分がパソコン通信ならタイトルとメールアドレスと本文を書いたテキストファイルがあれば、後は半自動的にメールを送ることが出来るのに、インターネット環境(現段階の私の環境)ではそれが出来ない事からです。
20行程度の短いメールならメッセンジャーなどのGUIソフトで十分ですが、20行を越えるようになるとやっぱり以前と同じ環境でメールを書きたいと思うようになりました(エディタでメールを書いている)。 また私の場合、自作のメールテキストフォーマッタを使ってメールを整形しているので、どうせ整形するならこのソフトを使いたかったし、送付したメール形式をどのメール環境でも統一したかったという欲求もありました。
そんなことを考えていたとき下記サイトで自動的にタイトルを入れる方法を見つけ、その時このプログラムの大まかな部分ができあがってしまいました。
この方式を教えていただきありがとうございます。