このプログラムは、WebMailをテキストファイル化して保存するときの手順を簡単にするためのものです。 特に一つのメールアドレスで通常メール、メールマガジンなどをまとめて受けている人に便利な機能が入っています。
WebMail を受信したときに、それをテキスト化するには以下の手順を取る必要があります。
この作業をメールを受信するたびに行う必要があります。
この一連の作業を自動化するためのソフトです。 また、メールマガジンなどでファイル名に一定のヘッダを付けて管理している場合、そのヘッダ付け作業も自動化しました。
このソフトを使うと上の手順が以下のようになります。
このように空行削除や空白文字の削除、ファイル名変更など、煩雑(でいて単純な)作業を行わなくて済みます。 ついでに行末の不要な空白の削除も行っています。
このプログラムは自動的にファイル名を付けますが(日付ベース)、それが気に入らない場合は自分でファイル名を変更して保存することが出来ます。 また、ファイル名が重複している場合は元ファイルを壊さないため保存できないようになっています。 そのため「上書きして消してしまった」と言ったうっかりミスは無くなります(私が良くやるやつ)。
圧縮ファイルを解いて適当なフォルダに入れるだけでインストールは終了です。 ただし、後々の管理のため、新たなフォルダを作ってその中に入れた方が分かりやすいと思います。
なお、このソフトはVCL30.DPLというライブラリが必要です。 フリーソフトなどを扱っている雑誌/書籍などに入れられている場合もありますし、何かのソフトに添付されてインストールされている場合もあります。 その場合は特にこのファイルを入手する必要はありません。 実行してみてこのファイルがないから起動できないなどのダイアログが出てから探すのが賢明です。
どうしても見つからない場合は私の作ったGraphic Scrollerというソフトに同梱されています。 私のソフトのページからダウンロードして圧縮ファイルの中から抜き出して入手してください。 このファイルをウィンドウズのシステムフォルダ(通常¥Windows¥system)にコピーするだけで完了です。 ただ、念のためシステムを再起動した方が良いかも...
もし、NKF32.DLLがインストールされている場合は、自動的に検出してMIME解読を行います。 MIMEコーディングされたメールが多い場合は、NKF32.DLLをインストールしておくことをお勧めします。
アンインストールはwmtotf.*のファイルを全て削除することで完了です。 レジストリはいじってませんので、ゴミが残ることはなく、綺麗さっぱり削除できます。 新たなフォルダを作ってその中にファイルを入れていた場合は、そのフォルダを削除するだけなので簡単です。
このソフトのためだけにVCL30.DPLをインストールした場合は削除してもかまいませんが、このソフトをインストールした後にこのファイルを使うソフトをインストールした場合は、そのソフトが動作しなくなります。 そのためこのファイルは残して置いた方が良いでしょう。 フリーソフトで使う場合もままありますし。
でも、作者としては片隅にでも残していただければと思います(小さいソフトだし)。
メールテキストを読み込んだときに設定されるファイル名が表示されます。 自動で付けられるファイル名が気に入らない場合は、この内容を変更することでファイル名を変えることが出来ます。 ファイル名の変更が楽に出来るように、拡張子は付けていません。 保存時に既定の拡張子が付けられます。
メールテキストを読み込んだとき、空行や空白文字が削除されたテキスト本文が表示されます。 いちいちファイルを開いて内容を確認しなくても、ここで見ることが出来ます。
処理内容や、処理の完了、エラー表示などが行われます。
WebMailのテキストをファイルとして落とした後、このソフトに掛けるときに使用します。 ダイアログが表示されますので、処理するファイルを指定してください。 エクスプローラなどからプログラムのウィンドウにファイルをドロップしても処理を行うことが出来ます。
ファイルが選択されたらすぐに処理が開始されます。
出力ファイル名テキストボックスに表示されているファイル名で保存します。 ダイアログは表示しません。
設定されているフォルダに、テキストボックスに表示されている文字列に拡張子が付けられたファイル名で保存されます。
プログラムを終了します。 保存していないメールがあった場合でも、何の確認もせず終了しますので、処理したらすぐ保存するのが望ましいです。
クリップボードに入れられたテキストを貼り付けます。 貼り付けるとすぐに処理が始まります。
メール保存フォルダ、拡張子、ファイル名の日付フォーマット、メール種別判断行数などの設定を行います。 詳しくは各種設定のファイル設定を参照してください。
メール本文のテキストとファイルに付けるヘッダ文字列の追加/削除を行います。 詳しくは各種設定のファイルヘッダ設定を参照してください。
Webメールサービス毎のヘッダやフッタを削除するための設定です。 詳しくは各種設定のWebメール設定を参照してください。
メール本文表示部のフォントを設定します。 詳しくは各種設定のフォント設定を参照してください。
現在表示されている位置/大きさを保存します。 次回プログラムを起動したときに、保存された位置と大きさで表示します。
このテキストを表示します。
ソフトの正式名称、バージョンを表示します。 作者へ質問があるときなどはこの内容を伝えてもらうと話が早いです。
このフォルダにメールマガジン以外のメールファイルが保存されます。 フォルダを変えるときは右側の設定ボタンを押してダイアログで指定してください。
このフォルダにメールマガジンが保存されます。 フォルダを変えるときは右側の設定ボタンを押してダイアログで指定してください。
ここに指定された拡張子でメールが保存されます。 ファイル名と拡張子を分ける.(ピリオド)も含めて指定してください。
ここにチェックをしておくと、解析及び自動ファイル名指定後、自動的に保存されます。 間違いなく解析できているような場合はここにチェックをしておくと保存し忘れなどを防げます。
ただし、解析が良くできない場合は違うファイル名で保存されてしまいますので、いちいちファイル名を直す手間が掛かります。 そういう場合はチェックを外しておき、ファイル名を確認した後保存するようにした方がよいでしょう。
出力するファイル名に付けられる日付形式を指定します。 YYまたはYYYYが年を表し、MMが月、DDが日です。 年が不要な場合はYの指定を外すことで年が入らなくなります。
なお、この指定方法はDelphiのFormatDateTimeで行っています。 Delphiを持っている人はもっと柔軟に指定することもできます(持っていない人はごめんなさい、余りにも量が多いので、書ききれないんです)。
メールの種別をこの行数内だけで行います。 ここに指定するのはメールの初めについている空行を除いた行数です(空行削除を行ってからメール判別を行うため)。
この行数を短くすればそれだけ種別の判断時間が短くなりますので、ぎりぎりの行数を設定すればいいでしょう(でも、種別を追加することや、メール冒頭のフォーマットの変更などを考えると、少しは余裕があった方が良いかもしれないですが...)。
なお、0を設定すると、全ての行を判断対象とします。 確実に判断が付く場合(メール本文中に紛らわしい文字が出てこない場合)はこの設定がおすすめです。 ちなみに0を設定しても、判断が付いた場合はそこで判断作業はうち切りますので、特に長いメールが判断対象以外で来ることがない場合は0を設定して置いた方が良いかもしれません。
ジャンクメールなどが多い場合は0を設定すると時間が掛かるので、ある程度の行数を指定して置いた方が良いかもしれません。 でも、ジャンクメールはわざわざテキストで保存しておくまでもないとは思いますが...
ここにチェックが入れられていると、特定のヘッダやフッタを削除することが出来ます。 チェックが入れられていないと、この処理は行いません。 削除する行数などはWebメール設定で行います。
識別文字列とファイルヘッダを入力して、追加を押すことで追加することが出来ます。
そのメールが他のメールと区別できる文字列です。 タイトルの固定した部分や、メールアドレスなどを指定するのがよいでしょう。 行の中の一部だけを指定することが出来ます。
ファイルの冒頭に付けられる文字列です。 見やすさで付けて貰えばいいです。
該当識別文字列が入っているメールがメールマガジンの場合、チェックします。 チェックされたファイルはメールマガジンフォルダに送られます。
識別文字列を指定して削除ボタンを押すことで削除することが出来ます。
現在登録されている識別文字列が入れられていますので、右側のドロップダウンボタンで表示して、削除対象の識別文字列を選択します。
識別文字列を選択すると、自動的に表示します。 識別文字列はで判断が付きにくい場合が多いので、これで削除対象か確認してもらえればと思います。
識別文字列がメールマガジンの場合は自動的にチェックが入れられます。 該当メールがメールマガジンとして登録されているかのチェックはこれで行ってください。
Webメールにはそのサービス毎にナビゲーションや著作権表示のテキストが挿入されている場合が多いです。 そのテキストを自動的に削除するためにここで設定を行うと、指定行数を削除してから処理に取りかかるので、自分で範囲指定してコピーしなくてもそのフレーム全てをコピーして処理するだけで済むようになります。
この機能はファイル設定のWebメールヘッダ/フッタの削除にチェックが入れられていないと機能しません。
これは特に処理には関係しませんが、どのメールサービスかを示すために入力します。
ヘッダの行数です
フッタの行数です
ヘッダとフッタの中にこの文字列が合ったときにそのメールサービスだと判断します。 本文中にこの文字列があってもそれは無視されます。
もし、複数のサービスで該当する文字列の場合は、最初に合致するものが該当のものとして処理します。
現在表示している内容で追加します。
メールサービスをドロップダウンリストから選択します。
以上のものは追加タグの内容と一緒です。 ただし、ここは表示されるのみで変更は出来ません(確認の表示です)。
現在表示しているものを削除します。
フォント設定ダイアログが表示されるので、表示したいフォント、スタイル、サイズを指定します。 ここで指定されたフォントは記録していますので、次に起動したときもこのフォントで表示されます。
ファイル名はファイルヘッダ+日付+複数メール区別文字+メール拡張子で行います。 ここの説明は以下を見てください。
ファイルヘッダはファイルヘッダ指定のファイルヘッダそのものです。 例えばメールマガジンや特定の人からのメールを区別したい場合、この指定を付けて他のメールと区別します。 名前順でソートすればヘッダを付けたメールはまとめて表示されることになります。
ファイルヘッダに登録していないメールの場合は何も付けられません。
ファイル設定のダイアログ中の日付フォーマットで示されたフォーマットで入れられます。 年ごとにフォルダを分けている場合などは年データ(Y指定)は不要でしょうし、年ごとに並べたい場合はY指定を入れる必要があります(年に4桁が必要な場合もあります)。
自分の使いやすいフォーマットにして貰えばよいと思います。
同じ種別で同じ日に複数メールがあったときにファイルを上書きしないためにこの指定文字が加えられます。
ファイルが一つの場合はここは何も入りません。 ファイルが2つの場合はAが入れられ、B、Cと増やされていきます。
Zまで行ってしまった場合はそれ以上のメールは自動的には保存できないので、ファイル名を変更するなどの処置が必要になります。 でも、同じ日に同じ種別で27より多いメールってのはちょっと考えられませんが...
メールマガジンと通常メールはフォルダが違う場合は(同じ区別文字、同じ日でも)分けてカウントされます。 これはフォルダが違うため、重複しないためです。 メールマガジンと通常メールを同じフォルダに指定している場合(で、同じ区別文字、同じ日の場合)は区別文字が付けられ区別されます。
ファイル設定のダイアログ中のメール拡張子に指定されたものが付加されます。