Windows95でsambaサーバに接続するにはTCP/IPの設定が必要です(WindowsネットワークのプロトコルはNetBEUIですが、sambaでは Over TCP/IP でNetBEUIをしゃべります。ですから、NetBEUIそのものは追加する必要はありません。)。ここでは特にTCP/IPの設定については説明しません。Windows95は「誰でも簡単に設定が出来る」が売りなので、簡単に設定出来るでしょう(出来なかったら「Microsoftが嘘を言っている」ということでしょう(^^;)。
では、TCP/IPの設定は終了していると仮定して、sambaサーバを利用する手順を説明します。
1. | ネットワーク検索で、sambaサーバを探します。 「スタート」→「検索」→「ほかのコンピュータ」で、sambaサーバを起動しているホスト名(私の場合はmikan)を指定して検索しましょう。
mikanが見つかりました。(名前にホスト名、場所にワークグループ名が表示されます)
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2. | ファイルサーバ(mikan)を開きます(名前をダブルクリックします)。
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3. | 試しに homes を開いてみます(ここには FreeBSD上の ホームディレクトリ(この例では /home/shinoda )が割り当てられています)。
/home/shinoda にはパスワードが設定されているので、パスワード入力画面が開きます。
ほら、この通り。自由にファイルの読み書きをすることが出来ます。 |
4. | この時、「ネットワークドライブの割り当て」を行っておくと、後々便利でしょう。
このように、例えば F ドライブとして参照することが出来るようになります。
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たまに、ドライブに割り当てたサーバへのアクセスが出来なくなる(「パスワードが違う」などと怒られたりする)ことがありますが、その時はネットワークの検索からやり直して下さい。(原因はよく分かりません。ごく希に発生することがあります。何せWindows95のネットワーク共有は、Win95同士をつないでてもたまに相手が見えなくなることがありますから・・・。というわけで、sambaが悪いともWin95が悪いとも断定出来ません。)
それと、エクスプローラからの新規フォルダの作成は出来ません。
なにせ、漢字が使えないので、エクスプローラから新規フォルダ(ディレクトリ)を作った時に一時的に付けられる「新しいフォルダ」という名前がひっかかってしまいます。(^^;(具体的にどうなるかは、一度試してみて下さい。大丈夫です。UNIX側から削除することは出来ますから(フォルダ名が化けていますが大丈夫です)。
というわけで、日本語対応するまではエクスプローラで新しいフォルダを作るのはやめておきましょう。
実は、Windows95のレジストリファイルを「新規フォルダと日本語で表示しないように」書き換えれば新しいフォルダが作れます。でも、どうせ日本語対応版の samba を入れるつもりなので、私はチャレンジしませんでした。