98/01/16現在、ファイル名に漢字と半角カナが使え、WindowsNT4.0 + Service Pack 3 の暗号化パスワード問題にも対応した ja-samba-des-1.9.17.4 が ports で公開されていますが、ソースの置いてあるサイトが Makefile に書いてある場所と変わっているため、手動でソースを取ってきて make しなくてはいけません(別段、難しいことではありませんが・・・)。というわけで、今回はひとまず(日本語は使えないし、NTをクライアントとした場合に問題がある可能性がありますが)日本語/NTパスワード非対応版(samba-1.9.16p11)をpackageインストールします。
インストール手順
1. | /stand/sysinstall を使って、CD-ROM(UnixUser誌97年8月号付録のFreeBSD 2.2.2-RのCD-ROM)から samba-1.9.16p11 をインストールします。 そうすると、以下のファイルがインストールされます。(実行ファイルはsambaという名前ではなく、smbdといいます←'samba'で検索して、「あれえ?インストールされてないなぁ?」と悩まないように←それは俺(^^;) /usr/local/man/man7/samba.7.gz /usr/local/bin/smbclient /usr/local/bin/smbrun /usr/local/bin/smbstatus /usr/local/bin/smbpasswd /usr/local/bin/smbtar /usr/local/man/man1/smbstatus.1.gz /usr/local/man/man1/smbclient.1.gz /usr/local/man/man1/smbrun.1.gz /usr/local/man/man1/smbtar.1.gz /usr/local/man/man5/smb.conf.5.gz /usr/local/man/man8/smbd.8.gz /usr/local/man/man8/nmbd.8.gz /usr/local/sbin/smbd /usr/local/sbin/nmbd |
2. | sambaの設定ファイルを作成します。作成するファイルはsmb.conf(sambaの様々な設定を行うファイル)とlmhosts(sambaサーバのアドレスや、ワークグループ名を指定するファイル)の2つです。 なお、これらのファイルは、/usr/local/etc/の下に作成します(samba-1.9.16p11のpackageインストールでは、ディフォルトでここを見るようになっているからです)。 # cd /usr/local/etc/ # vi smb.conf smb.confの編集をします。 [参考] 私の設定はこちらです # vi lmhosts lmhostsの編集をします。 [参考] 私の設定はこちらです |
3. | sambaを起動します。(LanManager services システムの smbd と、NetBIOS nameserver システムの nmbd を起動します)
sambaがちゃんと起動しているか確認します。# /usr/local/sbin/smbd -D # /usr/local/sbin/nmbd -D -C 'Windows Name Server' /etc/rc.confに自動起動のスクリプトを書いておくと幸せになれるでしょう。# ps -aux <省略> root 5291 0.0 2.3 452 700 ?? Is 2:15AM 0:00.05 /usr/local/sbin /smbd -D root 5293 0.0 2.5 340 752 ?? Ss 2:16AM 0:00.28 /usr/local/sbin /nmbd -D -C Windows Name Server <省略> # vi /etc/rc.local 以下の記述を追加します # SMB server if [ -f /usr/local/sbin/smbd -a -f /usr/local/etc/smb.conf ]; then echo 'Starting smbd'; /usr/local/sbin/smbd -D fi # NetBIOS nameserver if [ -f /usr/local/sbin/nmbd -a -f /usr/local/etc/lmhosts ]; then echo 'Starting nmbd'; /usr/local/sbin/nmbd -D -C 'Windows Name Server' fi |
4. | Windows95の設定を行います。 |
以上で FreeBSD マシンをWindows95ネットワーク互換のファイルサーバとして利用することが出来ます。
うまくsambaが起動しない時は、ログを確認してみましょう。
私は、コンフィグファイルの置き場所を間違えていたので、最初、うまく起動しませんでした。
↓これがそのときのログです。
# cat /var/log/smb Unable to open configuration file "/usr/local/etc/smb.conf"! pm_process retuned false Added interface ip=10.80.1.4 bcast=10.80.1.255 nmask=255.255.255.0 # cat /var/log/nmb 01/18/98 02:06:06 netbios nameserver version 1.9.16p11 started Copyright Andrew Tridgell 1994 Unable to open configuration file "/usr/local/etc/smb.conf"! pm_process retuned false Added interface ip=10.80.1.4 bcast=10.80.1.255 nmask=255.255.255.0