[次:直接入力]
[前:主入力、補助入力]
[目次]

直接入力とモード選択入力

 一般的な入力方式として、直接入力とモード選択入力がある。

 直接入力は、入力デバイスを介して行動を直接指定する入力手法である。利点としては、1)反射的な対応が可能、2)他の直接入力と複合して入力が可能、といった点をあげることが出来る。しかしながら、1)一つのアクションにつき1入力デバイスが必要、2)一つの直接入力だけでは複雑な内容の入力は不可能、といった欠点がある。
 以上の点から、直接入力は主入力に適している。

 モード選択入力は、入力手法の一種である。対象物や目的によって行動を分類し、選択肢を少なくすることによって、単純な操作で複雑な行動を指定する。モード選択入力は行動のみならず、対象物あるいは目的も明示する。それゆえ、モード選択入力で選択された行動は、行動内容が固定化される。このような、ある特定の行動のみが可能な状態は「モード」と呼ばれる。
 プレーヤーの入力という観点から考察するに、モード選択入力の利点は、1)複雑な入力を、選択、決定の二つの入力デバイスのみで入力可能、2)選択されたモードは、単純な入力で実行できる、という利点がある。対して欠点としては、1)アクション数が多くなる、2)反射的な入力が出来ない、3)選択されたモード時には他のモードの行動が出来ない、などがあげられる。
 以上の点から、モード選択入力は補助入力に適している。


直接入力とモード選択入力 [次:直接入力]
[前:主入力、補助入力]
[目次]