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ドゥマゲッティは小さな空港で到着後、預けた荷物が運ばれてきて適当に並べられ る。ポーターが荷物を持ってチップを取ろうとするので、自分で荷物を引き取るが よい。空港前でトライシクルのおじさんに港まで頼んで、トライシクルに乗ったが 港の一歩手前でおろされ、大学の脇の道をとぼとぼ歩いて港までつく。港の入り口 では今度はポーターに捕まってしまったが、いろいろ案内してもらい、船までたど り着いたら100ペソ請求された。金はないと財布を見せ60ペソで手をうつ。時間は 十分にあったのでポーターに荷物を運んでもらう必要もなかったのかもしれないが、 港の使用料や船のチケットなどを買う窓口を案内してくれたので、やもう得ない出 費だったかもしれない。船の出発まで2時間近くあったが、船の出発時間はいい加 減だとの友人のホームページの情報もあり、おいて行かれては困るので、ずっと船 の上で出発をまった。出発少し前になると、ブコジュース(果肉入りココナツジュ ース)を売る人が船に現れ、かなりの多くの人が買っていたので私も試してみた。 薄手の白いプラスチックのカップに入ったそれは10ペソで、さっぱりしていて、美 味しかった。私が乗ったJAYLANN 2という船は荷物運搬船もかねていて、次から次 にトレーラが横付けされ、心配になるほど多くの荷物が船底へ運ばれていた。島か ら戻る時には、数日前から就航した、Deleta3という高速船に乗ったのだが、こちら は席が非常にせまく冷房が効き過ぎ、ボロで時間が倍近くかかるがJAYLANN2の甲 板の席の方が快適であった。(行きは晴れていて、帰りは雨だったので選択としては 最良であった。旅行では行きと帰りは別が楽しい。)

島に滞在中にたまたまサンフォアン(SAN JUAN)という町の祭りに遭遇した。この 島ではそれぞれの町で祭りがあり、いろいろな物を売る出店ができ、人が繰り出す そうだ。出店の方は祭りが終わっても商品が少なくなるまで居座るそうだ。祭りの 日には、豚の丸焼きをそれぞれの家で作り客人にもてなす。昼近くでどこからとも なく香ばしい匂いがした。大きな町の祭りになると豚千頭の受難だそうだ。この日 は友人の知人宅を2軒訪問し、ごちそうになった。帰り途中に友人は「豚の丸焼きに は会えなかったね。予算の都合でヤギだったのかもしれない。私もヤギを食べるの は初めてだね。自分が買う時は豚か鶏だからね。」とのことであった。

シキホール島は島の外周に道が一周している。友人の紫色のスズキの軽トラで案内 してもらったのだがこの道は外周と言ってももずいぶん海から離れた場所を通って いるところも多い。時計と反対にぐるりと回ったのだが、行けども行けども見 える風景はヤシかバナナの木であった。この島の外周道が、この島では一番舗装が しっかりして、ここからつながっている道は舗装されているが穴が空いて痛んでい たり、奥の方になると未舗装のみちも多い。ラッシー(LAZI)の町では大きな教会が あった。形や大きさはイタリアなどにある教会と同じなのだが、どこかが違う。そ れは屋根がトタン張りで赤茶けているのである。向かいには修道院と思われる建物 があり、今は学校と、歴史展示のスペースとして利用されていた。友人がスタッフ と話していたところでは、数年前から学校として使うようになったようだ。


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