6.27
【あまつぶ in サンフランシスコ その7】
いよいよ最終日。5日間って本当に短い。
今日も朝はパン。急いで食べてAirPortのテストをしなくては。立ち上げて(というか、持ち歩いている間は常にスリープにしていた)AirPort(ささっているのはAirPortでもOSでの表示はAirMacになる。言語を英語に切り替えていれば、AirPortと表示されるようだ)を有効にすると、早速2つのネットワークが見つかった。適当に片方を選ぶと、電波の状態もよさそうなので、うまくいきそうな感じだ。
ところが、電波は受信できているようなのにインターネットにはまったく接続できない。どうもIPアドレスが取得できていないらしい。何度か試してみたが結局だめ。混んでいてIPアドレスか何かが足りない、とか……?
セッションの途中で試しに接続してみると、今度はうまくいった。やはり混雑が原因なんだろうか。そのすきにメールをチェックし、あまつぶをアップ。一度つながってしまえば非常に快適だ。線がないっていうのはすばらしい。が、今日に限っては、ケーブルも持っていた方がよかったかもしれない。
昨日書いたドイツの方には結局会えなかった。バスの中で連絡先を交換しておけばよかったかなぁ。残念。また来年……かな?(汗)
そういえば、今日、警備の方(?)にインターネットを使わせてほしいとお願いされてしまった。Safariを持っているかと聞かれたので、起動した……が、日本語で表示されるのでなんだかわからないみたい(当然か)。相変わらずAirPortの調子が悪くて、接続できないというダイアログが出ているのだけど、読めないし。今度は、「全部日本語か?」と聞かれて、はっと言語の切り替えができることを思い出す。Safariを一度終了して言語設定を変更し、もう一度起動。はい、これで英語です。
結局はつなぐことができなかったのだけど、ささっと言語の切り替えができるXのすごさを少し実感。
これまで書いていなかったのだけど、会場で初日から気になっていたことがあった。エスカレータなのだけど、手すりが進むのが少し速いのだ。エスカレータに乗って、手すりに手を載せると、手の方が先に進んでいってしまう。結果、少し先に歩くか、手を戻す必要があるのだ。アメリカではどこのエスカレータもそうなのかしら。会場のが変だっただけかな??
もうひとつ。トイレの水道と、紙。水道は手でボタンを押すと水が出て、紙は手をかざすと自動で出てくる。なんか日本の感覚と逆な感じ。紙は最初しばらくなかなか出せなかったりした(汗)。一度、何度やってもどうしても出てこないことがあって、「紙がないよ」って指摘されてしまった。恥ずかし。
6時ですべてのセッションが終了。たまたま座っていた近くで、参加者の方が(たぶん即席で作った)おもしろいデモをされていたのでそれを見せてもらったりしていた。さすがWWDC、開発者の集まりだけのことはある。しばらく見学してから、アメリカからの(おそらく)最後のメールを送信し、会場をあとにする。
その後、これもまた最後の、サンフランシスコの街をぶらぶら。ユニオンスクエアの横のところで、右の写真の人に遭遇。風邪でかばんが時々揺れる以外はまったく動かない。ここまでこのままの格好で歩いてきたのか? とか、歩いてきてそのまま固まったのか? とか、妙に気になる。
サンフランシスコ最後の食事は、マクドナルド(汗)。$4.76だったのだけど、頭の中で計算違いをしていて、とっさに小銭を払うことができず。Qurter Dollar×3、One Cent、持ってたのに。
ホテルに戻ってから、小銭が増えてしまったのがなんか悔しかったので、ふと硬貨の写真を撮りはじめる。それぞれ表裏を撮影。何に使うのかというと……。
もちろん(?)、小銭の支払いを練習(?)できるソフトを作るためだ(爆)。撮った写真を取り込み、Elementsで大きさを適当にそろえてそれぞれαチャンネル付きのPNGファイルに保存。Project Builderで新しいプロジェクトを作成し、保存したPNGファイルを追加。Interface Builderでウィンドウに画像やらボタンを配置して、設定を変更したり間をつないだり。ソースをちょこちょこと書けば、一通り完成だ。
こういうくだらないものが短時間で簡単に作れてしまうのがCocoaの魅力かな。初めて練習以外でまともに動くCocoaアプリケーションを作ったけど、結構勘で何とかなってしまうのが偉い(クラスブラウザとか必須だけど)。やっぱりHyperCardを彷佛とさせるところがあるような気がするな。Objective-Cがなんかむずかしげだけど。
あとはこれにゲーム性を持たせれば、リリースできるかも(今は、単にランダムに値段が表示されるので、それにあわせて手持ちの小銭を選んでうまく支払っていく……だけ)。久々にゲーム的なものをできそうな予感を感じつつ、今日は終了。
今年のWWDCはこれで終了。5日間を振り返っての感想は、「充実した1週間」かな。内容がむずかしくてあまりわからなかったところも多少あったけれど、多くの知識と経験を得ることができた。何より楽しんで過ごすことができたし。また来たいなと思いつつ、それはまた時間とお金と相談と。
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