あまつぶ

6.12

 最近ちょっと書くネタが多い。「次はどうしようかな」とか考えなくてもいくつか候補があがるのはちょっとうれしいな。といっても毎日更新できないあたりが、まあぼくらしいといえばぼくらしい。こんな文書でも、ある程度の時間集中できないと書けないし、まあしかたないか。

 今日は、最近βリリースしてみた、ImprMailに関しての話。たぶん次くらいに長い間ほおってあるRacineの話をして、その次はHyperCardベースのメーラーについての話、くらいかな。プログラムのプロジェクトファイルとかが入っているフォルダを開けば、そこからいくらでも話が出てくるから、そのなかから適当にかいつまんで書いていけばいいかな? ま、それでこそ「あまつぶ」って感じか。
 サンプルでつけたスタックの出来はいまいちだと自分でも思うけど、メール送信のメイン部分についてはまあまあよくできたかなと思う。前にテストで作っていたHyperCardベースのメール送信プログラム(プロジェクト名はHyperMailという名前なんだけど、同名のメーラーがあるらしいので、本当に作るならなにか名前を考えないといけないな)の送信部分をサブルーチン化して、エラー処理はかなり手抜きだけど、一応それなりの形にはなったと思う。問題は、やはり、「どう使うか」かな。この送信スタックだけあってもなんの役にもたたないから、それを利用するインタフェースを作らないといけない。最初はメール送信をやってみようと思って作っていただけだったから利用目的なんてどうでもよかったんだけど、あるときふと、「感想とかアンケートのフォームみたいなものを利用してメールを送ることができるようにしたら便利かな」と思ったわけ。
 フォームに何かを入力して送る、、というのは、WEB上でCGIを使ったものがあるけど、みんながみんなCGIを使えるわけじゃない。フォームの送信にmailtoを使えば誰でも作ることができるけど、メール送信のできるブラウザじゃないと使えない。テキストファイルをダウンロードしてそこに必要なことを書き込んで送るという手もあるけど、ちょっとめんどくさいし。フォームへの入力をすれば自動的にメールを作って送ってくれるもの、という感じで作りはじめたのだが、フォーム自体は別に作らないといけないからちょっとわかりにくいかな。ImprMail自体を「御自由に変更してお使いください」っていうふうにすればいいのかもしれないけど、そうもしたくない。そうするとやはり、自分で使うしかないのかな、とも思う。
 もともと、これの元になったHyperMailを作りはじめたのは、「HyperCardでこんなことができるぞ」っていうのを実践してみたかったというのが大きい。別に作っている「せんちゃスタック」についても、同じようなことが言える。まあ、TCP/IP関係のプログラムを作ろうと思ったときに、AppleからダウンロードしたサンプルにXCMD/XFCNがついていたというのも大きな理由だけど。これを使ったサンプルのスタックでSMTPにアクセスして遊んでいたときに、「考えたらメール送信くらいだったらすぐ作れるな」と。最初はXCMDも全部そのサンプルのものを使っていたのだけど、最終的には自分で全て書き直して、ImprMailでももちろん使っている。
 どちらかというと、ああいうスタックの形で公開するよりも、もうすべてをひとまとめにして「メールを送信するXFCN」という方がすっきりしたのかな。使うときはXFCNをスタックに組み込むだけでいいから楽だし、スタックが1つですむならそれに越したことはない。動かしてもなにが起きるでもないライブラリスタックが一緒についているというのは、わかりにくいし、使いにくいよな…。僕が自分で使うだけならともかく、それを使ってなにかをしようと思う人がいるかどうかは、はなはだ謎だ。今のところ、そのあたりに関するメールは1通もきていないかな。テストでつけておいたスタックを使ったメールは何通か届いていたけど。届いてから気付いたのだが、そのメールに返信すべきなんだろうか。ちゃんと届いていることの確認のためには返信すべきなんだろうが、返信を期待していたわけではない場合は、「なぜいきなりメールが」ということになってしまいそうで。次のバージョンではそのあたりのことも明記した方がよさそうかな。

 なんだかなにがいいたいのかわからなくなってしまったが、疲れたので今日は終わり。もう少しまとめられそうだったら次に続きと。まとまらないときは諦めて別の話題にしよう(笑)。Racineのテストバージョンのppc版が動かなかった原因が判明したからちょっと前進しそうかな。ただ、タイムマネージャを使ってある一定の間隔でルーチン呼び出しをしてもらおうと思ったのだが、これがちょっとややこしい。IMではA1レジスタを使って、、とか書いてあるのだが、ppcじゃそのテクニックは使えないし、、どうしようかなぁ。ああ、この続きは、次回か、その次。


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