あまつぶ

7.8

 昨日の続き。

 なにかファイルをダウンロードしてきてインストールしようと思ったら、今のところMacOSでダウンロードしておいてMkLinuxからマウントして…という方法しかない。ネットワーク環境を整えることができればいいんだけどまださっぱりわからないし。
 HFSのボリュームをマウントするのは意外と簡単だった。「mount -t hfs /dev/sda4 /mnt」って感じだったかな? 他のドライブはまだマウントしたことないからわかんない(笑)。たしかideだとドライブの指定がなんか違ったはず。CDもideだからCDをマウントしようと思ったらそれなりの指定が必要なはず。(本を立ち読みしたら、CDは/mnt/cdromとかいうところにマウントするとか書いてあった。とするとハードディスクも別のところにマウントすべきなのかなとも思うがどうなんだろ。あと、このマウントってちょくちょく使うから自動的にやってほしいなと思うが、どうやるのかなー)
 マウントできればあとは普通のファイル操作と同じように扱えるらしい。ファイルをコピーしたり適当にやってみた。といってもテキストファイルとか入れてなかったから何もできないし、なんか寂しいなぁ…。どっちにしてもまだ日本語の表示すらできないから持ってきたところでどうにもならないんだろうけど。
 次は一般ユーザの登録を試してみた。rootで「adduser ユーザ名」だったかな。パスワードを「passwd ユーザ名」を使って指定しておかないとログインできないみたい。ふむふむ、rootのひとがパスワードをまず設定しておくわけね。まあそりゃそうか。で、一般ユーザでログインしてみると、よく見るとプロンプトの表示が違う。rootでログインしたときは最後のところが「#」になってるけど、一般ユーザだと「$」らしい。ふむふむ。とはいってもこっちでも特にやることはないわけで、X-Windowが動くのを確認したら、さあ、ついに日本語環境に挑戦かな?

 webで仕入れた情報によると、kterm、Canna、kinput2とかいくつかのプログラムが必要らしい。その情報のあったページからのリンクで、「〜.tar.gz」ってファイルをいくつかダウンロードした。これを展開してやればいいのかな…。
 MkLinuxを起動してドライブをマウントし、まず適当なファイルを自分のディレクトリに展開(と、ああ、mountコマンドはrootじゃないと使えないらしいのでsuコマンドでrootにならないといけないらしい。rootのパスワードがわかっていればrootになれるわけね。ふむふむ)。で、、展開ってどうやるんだろう…。MacならStuffItExpanderにドロップしたら勝手にやってくれるんだが…。
 またこれもwebを見ていると、「〜.gz」を展開するにはgunzipというコマンドがあるらしい。やってみると、「〜.gz」がとれて「〜.tar」になった。おお。なんか一歩進んだ感じ。次は「〜.tar」か。これはtarってコマンドがあるんじゃなかったかな(にわか知識)。gunzipは、「gunzip ファイル名」だけでいけたからきっとそんなんでいけるやろーと思い、「tar ファイル名」…、、反応なし。
 なんかオプションを追加してやらないとだめなのかなと思い、manコマンドでtarの使い方をチェック。なんか無茶苦茶長いが、、展開は…、、ああ、「-x」ってのがあるな。これか? よし、んじゃ、「tar -x ファイル名」と。…、、これ、止まってるよな…。どうしたらいいのかわからなかったけど、control+Cを押してみたらプロンプトに帰ってきてくれた。おお、よかった。しかしいきなり展開で行き詰まるとは思ってもみなかったなぁ。もう少し調べて「-z」ってオプションで「〜.gz」を展開することもできるらしいことがわかっただけで先に進むことは出来なかった。

 結局どうにもわからないので、ちょっと本屋にいくことに。ここまでweb+ダウンロードでやってきたから本を買うのはなんかやだなと思うんだけど(だって買ってしまったらダウンロードに費やした時間とかwebで情報を探した時間とか無駄になってしまうし(笑))どうにもわからなかったらしょうがないかな…。まあ立ち読みするだけでも多少は得られるものがあるだろうし…、と、近所のまあまあ大きな本屋にいってみた。が…、MkLinux関係の本はなかった。うう…。
 大学の生協ならあるだろうといってみると、1冊あった。なんて本だったか忘れたけど結構最近出版されたものらしく、メーリングリストのログにも話がちょっと出ていた。CDに5月くらいの時点での最新バージョンが入っているらしくて「おお、これを買えばほとんど解決するんじゃないか?」って感じ。立ち読みでざっと読んで、「これは読んだだけじゃさっぱりわからんな…」と思う。多少はわかったこともあったが、とにかく複雑そうだと感じたというのが正直なところ。ま、本を読みながら設定していけばできるんだろうけど、それですぐに動いたとしても感動が薄いだろうし、ちょっとずつやっていくのもいいかな。
 本を読んでいろいろわかった。昨日括弧書きで書いていた「本を読んで…」というのはこのときの立ち読みで得た知識。あとは重要そうなところではtarで展開するときに「-f」ってオプションをつけるというのがわかったことかな。「-f」はファイルって意味らしいけどなんかよくわからんなぁ。。「-x」で展開できても構わないと思うんだが…。それともうひとつ得た重要な情報は、「〜.rpm」っていうインストールを勝手にやってくれるようなファイルがあるらしいこと。そういえばRedHatフォルダのRPMSフォルダの中には「〜.rpm」ってのがたくさんある。日本語関係のソフトについてもこれと同じようなものが作られていて、「JRPM」ってのがあるんだそうな。そういえばどこかのwebページでこんな単語を見た憶えがあるな…。

 家に帰って、まずはtarコマンドでの展開を試してみた。「f」を追加したら無事展開が始まってくれたんだけど、「ディレクトリがないよ」っていうエラーが無数に出て、「あれ?」って感じ。なんだかよくわからないが失敗らしいのでできたディレクトリを削除しようと思ったら(ディレクトリ削除はrmdirらしい)、中身が入っているので削除できないとのこと。仕方がないので中身をチェックして、、かなり深い階層にあるファイルやらディレクトリやらを全部削除して、なんとか削除完了。こういうのってコマンド一発でできそうな気がするけど、なんかないのかな。(あとでわかったのは、tarで展開するときはファイルをルートに置いた状態でやらないといけなかったらしい)
 ま、展開は一応できることはできるみたいだからそれはいいとして、さっそく「〜.rpm」を探しにいこう。JRPMについて書いてあったページをもう一度探して(ブックマークの中から)必要らしいものをダウンロード。なんか似たような名前のややこしいものがいくつかあったが、適当にダウンロード。だめだったらまたダウンロードしたらいいし。
 「〜.rpm」のインストールはrpmというコマンドでやるらしい(まんまやん)。オプションで「-ivh」って指定するらしいけどこのオプションについては不明(笑)。manで調べたらわかるんだろうけどめんどくさいからいいや。本とwebで見たところによるとktermというのをインストールするとX-Window上で漢字が表示できるようになるらしい。どうも最初に出てくるコンソール(っていうのかな?)では漢字の表示はできないとのこと。ふむふむ、まあとりあえずそれはいいや。で、ktermをインストール。が、考えたら漢字が表示できるっていっても、肝心のテキストファイルがない。内蔵のIDEにはいろいろあるはずだけど、ややこしそうだからあとにしよう。
 次にcannaをインストール。かな漢字変換のもとになるらしい。webで参考にしたページにはインストールしたら「/usr/local/canna/bin/cannaserver」としてサーバを立ち上げないといけないと書いてあったが、rpmでインストールした場合には必要無いらしい。立ち上げようとしたら「もう立ち上がってるぞ」といわれてしまった。ありゃま。次は入力を扱う(んだと思う)kinput2ってのをインストール、、のはずだったんだけどダウンロードしてきたものがなんか間違ってたかな? 「kinput2-canna-v2fix4-1.ppc.rpm」ってやつなんだけど、インストールしようとすると「kinput2が必要です」だって。これじゃないんか…。よく見ると「fix」とか書いてあったりするし、fixじゃない元のやつとかがあるんだろうか。
 再びMacOSで起動。インターネットにつなぐ。さっきいったftpサーバにいって、kinput2、kinput2、、、。「kinput2-v2fix4-1.ppc.rpm」ってのはあるけどfixじゃないやつはないなー。これでいいのかな。。ちょっと不安だがこれしか見つからないし、これをダウンロードしてインストール。お。エラーなくうまくいったぞ。おお。んでさっきのものもインストールしてみたら、これもうまくいった(必要なのかどうかは知らないけど)。
 さあ、これで日本語が入力できるはず。X-Window上でないとだめらしいから、まずは「startx」と。それで、ええと、ktermの起動は「kterm &」か。って、あー、X-Windowからコマンドを打ち込むってどうやるんだろ。メニューを探すと「terminal」というのを発見。実行してみたらプロンプトが出た。おお、これでいけそうだな。kterm &と打ち込むと、もうひとつウィンドウが開いてそっちにもプロンプトが。おー、んで、ここでシフト+スペースを押すと[あ]って表示、、されない。半角スペースが入力されるだけ。。。
 terminalのウィンドウを見ると、なにかメッセージが表示されていた。Translationがどうのこうのって出ているなー。よくわからんけど漢字を入力できる状態になっていないってことかな? 要するにkinput2の設定(?)ができていないってことかしら。もう一度webにいって調べてみたら、「kinput2 -canna &」とやると書いてあった。なるほど。で、やってみる。「startx」「kinput2 -canna &」「kterm &」、、「shift+space」…、おお! [あ]が表示されたぞ。その状態でキーを打つとちゃんと日本語が。スペースを押せば変換もできる!(って当たり前?^^;) 確定したらなぜか打ったはずの文字が消えてしまったけどとりあえずは由かな。どっちにしてもこの状態で日本語を打つ必要はあんまりないだろうし。次は、そうすると、エディタだな。

 とその前に、Macの方で適当なテキストファイルの漢字コードをEUC、改行をLFに変換してファイル名をアルファベットのみ(もちろん拡張子は.txt)にしたものを作成し、これを読むことができるかどうかをチェック。これは一発でうまくいってちょっと感激した。
 そうだ。エディタといえば、最初から入っていたviってエディタを立ち上げてみたことがあったっけ。使い方がわからないなりに適当にやっていたんだけど、終了の方法がわからなくて適当にキーを押していたらいきなり反応がなくなってしまって途方に暮れたのだった。結局リセットしてしまったんだけどあれ以来恐くて使ってない(笑)。
 本を読んだら、テキストを入力するモードとコマンドを入力するモードがあってそれらを行き来して使うって書いてあった。保存とか終了とかはエスケープシーケンスでやるんだろうとは思っていたが、そういうことだったとは。反応がなくなったと思っていたときも、たぶんesc+iとかで復帰できたんじゃないかな。まあどっちにしろ終わる方法がわからなかったのだから同じことだけど。終了は、「esc+:q!」でできるらしい。保存は「esc+:w!」と。「!」は強制的に…って感じか。
 これがわかってから一度立ち上げてみて、これらの動作は一応確認。保存については、ファイル名を最初に指定していたときはいいけど、指定していなかったときにどうやって保存するのかわからない。たぶんファイル名を入力する方法があるんだと思うけどさっぱりわからんなー。このあたりはviのマニュアルとかを読んだらわかるんだろうか(ってどこにあるのか知らんけど)。

 うーん、長くなったので今日はこのあたりまでかな。明日は日本語入力のできるエディタかな。そこから先へはまだ進めてないから、明日までになにも進まなかったらこれまでにわかったコマンドの使い方とこれまででまだわからないことをまとめてみようかなと思う。


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