あまつぶ

8.15 05:00

 QuickTime 3.0.2がリリースされている(英語のみ)。3.0.1のときはプラグインが変わっただけだったけど今回はQuickTime自体も変わっているみたい。あとはQuickTime MPEG Extensionが1.1.1に変わっている。QuickTime Settingsもバージョン3.0.2になっているが、これはバージョンの表記以外は変わってなさそうかな…。残りのソフトウェアについては3.0のときと変わっていないみたいだ。
 インストールされたドキュメントのバージョンは3.0.1で最終更新が3月8日と書いてある。だから3.0.2での変更点にはなにも触れられていないわけでなにが変わったのか不明…。探せばどこかに書いてあるのかもしれないが、まあおそらくバグフィックスだろうしあまり気にしないことにするか…。
 誰でも知ってると思うけどQuickTimeのページはこちら

 MacFan internet 9月号が届いた。P149におともだち帳エディタが紹介されているので暇な人は見てみて(笑)。このソフトが雑誌で紹介されるのは初めて(PACK for MACには前回収録されいている)。この系統のソフト、だいぶ前にも書いたけど(そもそもこのコーナーが始まる切っ掛けのひとつだったとも言える)ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社側から嫌われているようで、だからきっと雑誌に載ることもないだろうと思っていたのだけど、載ってしまった。画面イメージ付きで(それは関係ないか(笑))。メールが来たときはちょっと驚いたっけ。
 ちなみに最新バージョンは1.02で、PostPetでの連絡先メールアドレスが変更になっているので注意。前のアドレスに送ると食べてしまうので…。メールアドレス変更の理由はNetAddressのメールボックスがあまりにも調子悪いため。受信しようにもメールボックスに繋がらないことが多くて…。

 そういえば今日は15日。15日といえばBE LOVEの発売日(笑)。立ち読みせねば。ってなことはともかく、今日は8月15日。8月15日といえば、iMacの発売日だ。日本での発売はもう少し先らしいので実際に目にすることができるまでにはまだしばらくかかるだろうと思うけどはたしてどうなることやら。
 巷では「買いたい」っていう人が大勢いるらしいけど、そういえばぼくの身の回りではあまりそういう話は聞かないな…。ぼくはまあ新しいマシンを買ったばかりなので買う予定はないけど、実際どのくらい売れるのか、どんな人が買うのかというのは結構気になる。これまでもMacを使っていてMacが好きっていう人には「ほしい」と思わせる力があると思うけど触ったことがなくてあんまりよく知らない人にそう思わせる力があるか…ってところなのかな? 日本でももっと宣伝したらいいと思うんだけど、ねぇ…。

 プログラムはGetKeyScriptというXFCNを書いた。現在のキースクリプトを得るというもの(ま、名前がまんまだからすぐわかるか(笑))。前にキースクリプトを設定するKeyScriptっていうXCMDを作ったんだけど、そのときはそのままの名前の「KeyScript」というToolbox関数があってそれを使っただけ。今回はその逆なんだけど、それをしてくれる関数はなさそうだ。ヘッダファイルを探したらあるかなと思ってScript.hを見てみたのだけどそれらしい関数は見当たらなかった。
 そうすると次に当たるところはInsideMacintosh(以下、IM)しかない。IMのTextにScript Managerの章があって、これを読んでみた。関数はないみたいなので中を読んでいくしかない。しばらく読み進んでいくとGetScriptManagerVariableという関数でスクリプトマネージャの状態をいろいろ取得できることがわかった。そこにsmKeyScriptというセレクタを渡すと、現在のキースクリプトが得られるらしい。
 さっそくその通りやってみると、英語(ローマン)スクリプトでは0、日本語スクリプトでは1が返ってきた。HyperCardに返すときは文字列に変換してやるだけ。一応メイン部分のソースを公開しておくと、

	long	code;
	Str255	codeStr;
	
	code=GetScriptManagerVariable(smKeyScript);
	LongToStr(paramPtr,code,codeStr);
	paramPtr->returnValue=PasToZero(paramPtr,codeStr);


こんな感じかな。書くまでもないと思うけど、paramPtrはXCmdPtr型でXFCNのメインルーチンに渡される引数。
 キースクリプトを設定するXCMDのときはKeyScript関数を使ったけど、これについてもSetScriptManagerVariableを使う方がいいのかもしれない。キースクリプトを固定するユーティリティをインストールしているとKeyScriptでキースクリプトが変更できないのだ。ただまあ、KeyScriptを使えばキースクリプトを変更不可にするといった機能も利用できるから今のままの方が便利な点もあるんだけど。

 らんだむかべがみで「一定時間ごとにデスクトップパターンを変更する」というような機能を追加してみようかなと。わざわざそのためにアプリケーションを追加するのもなんだし、どうせならアップルスクリプトでできるようにしてみようと思う。アップルスクリプトからの制御が可能になるようにaeteリソースを追加してまずは必須アップルイベント関係のスクリプトを使えるようにしてみた。
 本を読んでいろいろ試行錯誤して一応はなんとか動くようになってくれたのだけどまだ若干問題がある。アプリケーションにrunを送ってやるとちゃんと起動して動くところまではできたのだけど、なぜかスクリプトの実行がそこで止まってしまう(ビーチボールが回りつづける)のだ。どうもアプリケーションがすぐに終了してしまうところに問題があるようで終了しないようにするとスクリプトの実行は問題なく動くようになった。が、実行しつづけて終わらないというのでは困るからこれはなんとかしないといけない。バックグラウンドアプリケーションにして、アップルスクリプトからなんらかの命令を送るとパターンが変わる…という方法もあることはあると思うが、バックグラウンドアプリケーションが実行されている状態でパターン管理でパターンを追加した場合の処理などを考えるとややこしそうだ。
 アップルスクリプトの実装は一度もやったことがないのでまだまだわからないことだらけ。まあでもサポートできればまたいろいろ可能性がうまれると思うしちょっとずつやっていくつもり。定期的にパターンを変更というのができてアップルスクリプトのサポートが満足いくところまでできたら(あ、あとバルーンヘルプか)バージョン1.0にしようかな?

to August 14, 1998 ↑ to August index → to August 16, 1998