あまつぶ

7.16 【Malph 3.01】

 Malphの新しいバージョンを入手した(情報ありがとうございます>影山さん)。ダウンロードは、こことか。
 アーカイブのバージョンは3.01となっているが、アプリケーションなどにつけられているバージョンは3.0。どちらが正しいのか謎だが、とりあえずアーカイブの方を信じて3.01だと思っておくことにする。
 ドキュメントによれば、$12のシェアウェアになったそうだ。というからにはいろいろ変わったのであろうと、とりあえず起動してみる。すると、「2.5の設定があるからそれを読み込むか?」と。3.0では複数のパレットが使用できるようになったのでおそらく初期設定の構造も変わっているのだろうが、そこからパレットの情報を取り出して3.0形式のパレットを作成するかどうかと。もちろん、作成。
 パレット自体の設定(アイコンの大きさだとか)はそのまま引き継ぐことはできなかったが、無事新しいパレットを作成することができた。起動するとまず気になるのは、画面の雰囲気が変わったこと。以前にくらべるとかなり淡い色のパレットになった(アピアランスに対応しているのかな)。また、ウィンドウの形も新しいものに変わっている。これらの好き嫌いについては好みの問題だと思うが、ぼくは前のものの方が好きかな(といいつつ比較しているのはPhutだったりするが(苦笑))。
 パレットの使い方は基本的に前のバージョンと大きな変更はないようだ。順番があり、それに従って並べられている。左上にポップアップメニューを表示させるための場所があり、これを使って設定などを変更できる。メニューの項目が多くてややこしいが、設定できる内容については大きな変更はないようだ。このメニュー、ぱっと呼び出せるのは確かに便利だが、ちょっと位置がずれると左上に登録したアプリケーションが起動してしまったりしていまいちかもしれない。ま、慣れの問題かな?
 パレットを新規に作成した時にいちいち保存されるのはちょっと使いづらい。Navigation Servicesを使用していることについてはどちらでもいいけど。8.6になってからだと思うけど結構快適に動くようになってくれたから、Phutについても設定で変更可能にするくらいの配慮は必要かも知れないなと思った。
 Spring Openは慣れるとなかなか気持ちがいいかも知れない。Malphのパレット自体を別のパレットに登録しておいて、登録したパレットのMalphパレットのアイコンの上にファイルをドロップしてしばらく待つと、そのパレットが自動的に開く。これをうまく利用すれば画面のスペースをうまく利用できそうだ。なかなか奥が深い。

 IconPartyのバグについて。先日リリースされたb7を起動した後にb6を起動するとフリーズする。これまでのバージョンについても同じことですが、新しいバージョンを起動した後に古いバージョンを起動するとまずい可能性があるので注意してほしい。将来のバージョンでは修正するつもりだが、修正された後でも古いバージョンを起動するとエラーが起こる可能性が高いので注意。

 それからQT-Qについてもバグ。「復帰」ができない。オリジナルファイルが見つからない場合に復帰できない旨のダイアログを表示するようにしたのだが、この部分の判定が全く逆になっていた(苦笑)。「==」を「!=」にしてしまうなんてとんでもないミスだ(^^;;; そんなわけで次の1.56にて修正と。そろそろバグもなくなったかなとベクターに登録を依頼した矢先に……。ま、Phutの正式バージョンと一緒にまたそのうち頼むことにしよう。

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