10.20 【PowerPlugの存在チェック】
QT-Qのタイプ11エラーの件の続き。サンプルコードではどう対処しているのかなと思い調べてみると、QTUtils_IsQuickTimeCFMInstalledというルーチンでチェックしていた。
まずGestaltでPowerPCバージョンのQuickTimeLibがインストールされているかどうかをチェックし(=起動時に読み込まれているか、かな)、次にひとつのQuickTimeルーチン(サンプルではCompressImage)のアドレスがNULLでないかどうかを調べている(=PowerPlugが機能拡張フォルダから移動されていないか)。なるほど、これと同じチェックを最初に行ってやればエラーを回避できるというわけか。
ルーチンのアドレスがNULLかどうかをチェックするのは、CFM経由の関数をチェックする場合の常套手段なんだそうだ。たしかにまあ、起動時に読み込まれたかどうかのチェックだけではファイルが移動されてしまった場合に対処できないわけだし。またいつか使うことがあるかも知れないから覚えておくことにしよう。
それからGeneva2Osakaのバグの件。PageSpinnerの画像挿入ダイアログのALTタグ入力部分がつぶれてしまうというもの。PageSpinnerといえば、前に登録コードを入力する部分がつぶれてしまうという問題があったな……。
早速試してみたが、MacOS 8.6上では問題ない。試しに外付にインストールしてある8.0で起動してみると、症状があらわれた。しかも、以前修正したはずの登録コードの部分までつぶれているではないか。これは急いで修正しないといけない。
そんなわけで修正バージョンの1.31b5をリリース。8.6では問題なかったのは8.5からフォントの扱いが変わったからだろうか。いずれにせよ、なんとか修正できてよかった。ふう。
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