あれこれチャレンジ
このコーナーではプログラミングの話題を離れ、 いろいろとチャレンジした事をレポートします。
第2回 カタコト英語 オーストラリア奮闘記
英語をまともに喋れない福ちゃんがオーストラリアを旅行するという暴挙に出た! そのときの奮闘ぶりをレポート!!
文中の英語は、旅行時に喋った英語をほぼそのまま載せています。
日本で 3 日間ほど(笑)勉強してきた英語を実践する時がきたのだ!!
アンセット航空機
ここシドニー国際空港では帰りの便のリコンファームをしておく必要がある。
Reconfirm, please.
するとオヤジさんは「カイ」と言っている。階? 界? 海? 下位? 何のことだかわからない……
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ そしてK( カイ )窓口へ。窓口には女性が 3 人。ここでは少しアレンジを加えて
I'd like to reconfirm, please.
と言ってみたら通じなかったのか質問責めにあった! 日本語の解かる担当というのが現地の人なんだけど、ホントきれいな発音の日本語で驚いた。おかげ様でリコンファームも無事に終わったのであった。あ〜あ、日本語に頼っちゃったよ。このリコンファームを英語で切り抜けられなかったのは俺の負けである。 さっそく別便に乗り換えて西へ約 1000km のアデレードへと向かうのであった。
ここへ来る前にアデレード在住の友人から「山奥だから、必ず帰りもタクシーに来てもらうよう、言っておくように」と言われていたので、ここへ運んでくれたタクシーの運転手に
Please, come again at 5 O'clock. O.K.? と言っておいた。ちゃんと通じたらしく予定を書き込んで運転手は帰っていった。しかし……
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
エミュっていう鳥もいるんだけど、こいつはホント大きい。2 メートル近くあるから餌をあげるのは結構こわい。 ディンゴってのがいるんだけど、こいつは犬を一回り大きくしたような動物。まあ、パッと見たらだたの犬だな。ちなみにこいつは囲いの中にいるので触れない。やっぱり噛むんだろうな。 カンガルーっておなかの袋の子供を入れてピョンピョン跳び回るっていうイメージが強いけど、ここの奴らは跳ぶどころか怠惰なポーズで寝そべっていた。まるでテレビを観ているオヤジ状態!! ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ この公園のレストランでお昼を食べたんだけど、いやー、どこに行っても食い物の量が多い!!どない胃袋してるねん!って思うけど、あれが普通なんか!?ポテトフライを頼んだら皿に山盛りだし、フライドライス(焼き飯)を S サイズで頼んでも山盛り。うーん、こんなに食えねえ……
あるショッピングセンターでミルクセーキを頼んだらすんげぇ量を渡された事もあった。2 オーストラリア$( 約 130 円 )でマクドナルドの L サイズよりデカいカップで出てきたもん。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 動物とたわむれたり、コアラを抱いたりして一日を過ごした。閉館時間( 17 時)が近づいてきた。そろそろタクシーも来ているはずだ。しかし、待てども待てども全然来ないんですよ!! 観光客はもう誰もいない。アデレードにある店って( 飲食店を除いて )だいたい 17 時で閉まるが、ここも例外ではなく職員たちも次々と帰ってゆく……。あぁ、こんな山奥に取り残されてしまった……。 すると職員のおばちゃんが通りかかったので必死の英語で事情を説明!
When I came here, I said to taxi driver "Please, come again at 5 O'clock." but he is no coming.
いやー、こんな長い英文を創作して喋ったの初めて(^^;)
but I don't know what he's telephone number.
と答えた。真ん中の" what "は関係代名詞のつもりだ(やるね > 俺)。
しかしやねー。電話ってどないやって掛けるねん!!
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 管理センターの戸を叩くと中からお兄さんが出てきた。再び英語で状況を説明。
When I came here, I said to taxi driver "Please, come again at 5 O'clock." but he is no coming. So please, call a taxi.
管理センターの中へ入り、お兄さんがタクシーセンターへ電話を掛けてくれたのを横で聞いていた。電話を終えるとお兄さんは「 10 分待ったらタクシーが来るから正門で待っていたらいいよ」と言ってくれた。
しかし、いくら待ってもタクシーが来ないんだわ!!
まだタクシーが来ないことを知ったお兄さんは「あれ、タクシーはまだ来ないの? よしわかった。あと 5 分待って来なかったら僕の車でホテルまで送ってあげるよ」と言ってくれたのだ!! 英語の聞き取りは苦手だがこのときの言葉はしっかりと聞こえた(←現金な奴^^)。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 結局タクシーは来ず、お兄さんの車でホテルまで乗せてもらったのだ。車の中での会話。お兄さんから「コアラはどうだった?」と聞かれたので Very cute. と応えたらお兄さんが笑っていた。" cute "って かわいい/巧妙な/りこうな/気のきいた/わざとらしい ( EXCEED 英和辞典より) といろいろな意味があるらしい。いったいどの意味に採られたんだろうか。かなり不安。 次に「公園はどうだった?」と聞かれたので、"とても楽しかったです"のつもりで It was so much fun. と応えたけど、これじゃ"とても可笑しかったです"だな。うーむ、失敗。 ホテルの前で別れるときに"あなたに会えて本当に良かった"というつもりで Nice to meet you. と言ってみたが、別れ際に"はじめまして"と言ってしまったんだろうか。 英語は難しい……
ホテルからアデレード空港まではバスを利用する。このバスというのが路線バスではないので自分で電話を掛けて呼ばないと来てくれないのだ。 しかし、電話はまだ無理だと思い、ホテルのフロントで電話を掛けてもらうようにお願いしたのだが、、、
Today, I have to go to Adelaide airport. Please, call this number......
この番号に電話をしてバスを呼んでほしい。午前 10 時 10 分発の便なので 8 時 30 分にバスに来てほしい、言いたいのだが何て言ったらいいかわからない!!
下段の FRY は FLIGHT ( フライト )と書こうとして綴りが分からなかった結果だ(恥!)。だいたい話せないものを書ける訳ないっちゅうねん!わざわざ恥を増大させてしまった……。 しかもあとで調べたら" FRY "って揚げ物やんけ!!10 時 10 分に唐揚げでも食べるんかー!? でも、フロントのお姉さんは解かってくれた。しかし、クスっと笑われたのも俺は見逃さなかった……。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ アデレードを離れシドニーへ。シドニーを半日観光したらあとは帰るだけだ。この頃になると英語にも抵抗力がつくというか、相手が何を言ってるのか判らなくてもビビらなくなる。 とはいえ、ここシドニーは日本語だらけ。とにかく日本人観光客がわんさかいる。俺もその一人だけど。 しかもシドニーは、アデレードに比べてやはり都会なのでみんな忙しそう。ま、人が多いとしかたがないのかもねー。
オペラハウス近くからの眺め ってな事で旅も終わりなのだが、最後によく使いよく通じた英語を紹介する。
Keep the change.
これをタクシーの運転手に向かって言ってみよう。タクシーに乗るたびにこの言葉を言ったけど必ず通じた。どんなに日本語っぽい発音で言っても必ず通じた(笑)。 ( 2001 年 4 月 8 日 〜 4 月 13 日 )
|