今までみたく、素直にVBに言われるがままにプログラムを作っていれば何も問題はありません。
　でも、これからやろうとしていることはいわば、裏技です。

　僕らが直接APIに「お願い」をすることはVBは知りません。
　VBがチェックしてくれていたおかげで、安全にプログラムを作れていたということを忘れてはいけません。
　例えば、「Label1.Left="テスト"」とすれば「型が一致しません」と追い返してくれます。
　これを、直接APIにお願いしようとすると、VBのチェックは働かないので、「Label1.Left="テスト"」なんてのもそのまま。
　もしかしたらこれは、Windowsのご機嫌を斜めにしてしまうお願いかも知れません。そうなったら、「一般保護違反」なんて不愉快なウィンドウが出て、今までの作業がすべて台無しになってしまったりします。

　とはいえ、きちんとしたやり方で「お願い」しさえすれば、APIはきっちりと仕事をこなしてくれます。うーん、僕よりAPIの方が偉く思えてきた……
　とにもかくにも、そのやり方さえ覚えてしまえば、あとは簡単です。

　それでは、禁断の果実、APIの使い方を勉強していきましょう。