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 Tips No.4 テキストボックスに基本的な編集機能をつける


 テキストボックスに基本的な編集機能を付加します。
 ここでは、以下の機能を付加するサンプルを紹介します。

  • コピー
  • 切り取り
  • 張り付け
  • 全て選択


 まずは文字列のコピーです。以下のようなコードになります。

Clipboard.Clear↓
Clipboard.SetText Text1.SelText↓

 一行目でクリップボードをクリアしています。
 VBでクリップボードにデータをセットする場合はこの処理をしないと、データがクリップボードにセットされない場合があります。

 二行目で選択されているテキストをクリップボードにセットしています。
 選択されているテキストは [テキストボックス].SelText で取得できます。



 次は文字列の切り取りです。
 実際的には、選択されているテキストをクリップボードにコピーした後、選択されているテキストをクリアします。
 以下のようなコードになります。

Clipboard.Clear↓
Clipboard.SetText Text1.SelText↓
Text1.SelText = ""↓

 三行目で選択されているテキストをクリアしています(空文字列をセット)。



 次は文字列の張り付けです。
 クリップボードからテキストを取得してセットします。以下のようなコードになります。

Text1.SelText = Clipboard.GetText()↓

 クリップボードからテキストを取得して、選択されているテキストにセットしています。
 クリップボードにコピーされているテキストは Clipboard.GetText で取得できます。



 最後は文字列をすべて選択する処理です。
 テキストボックスの先頭から末尾まで選択する処理です。以下のようなコードになります。

Text1.SelStart = 0↓
Text1.SelLength = Len(Text1.Text)↓

 SelStart が選択開始位置(0〜)、SelLength が選択長です。


 今回の Tips のサンプルが下でダウンロードできます。

 テキストボックスに基本的な編集機能をつける(VB5以降) (1.59KB)
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