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5.決着の条件

No名前1234567継承権
1Klaus ×××
2David ××××
3Herbert×××
4Josef ×××
5Ludwig ××××
6Thomas ××××
7Victor ×××
 会談を重ねていくと、最終的には左表のような状態に陥ります。これは、

誰を「噂の人」にしても
誰と誰を会談させても
好悪表はまったく変化しない

という特徴を持っています。
 これは(表を良く見ると分かりますが)7人の選帝候が1,3,4,7のグループと2,5,6のグループに別れ、同じグループ内では互いに好意を持ち合い、異なるグループ間では互いに嫌い合う、という完全なる分裂状態に陥ったためです。
 本ゲームではこれを「決着した状態」と呼び、一つの区切りとして扱います。7人の選帝候は2つの派閥に分裂したわけですから、このときに数の多いほうの派閥に属していたほうが勝ち、ということになるわけです。

No決着!1347256継承権
1Klaus ×××
3Herbert×××
4Josef ×××
7Victor ×××
2David ××××
5Ludwig ××××
6Thomas ××××
 わかりにくい、とおっしゃる方は、左の表をご覧ください。上記の表を並べ替えただけの表ですが、7人の選帝候が4人対3人に分裂している様子がはっきりと分かると思います。
 ゲームの中では、決着したか否かを自動的に判定し、決着すると左表のように自動的に並べ替えてくれます。また、決着したことがすぐに分かるように背景色を目立つ色に変化させるようになっています。
 決着したときに少数側の派閥に入っていた選帝候は、その時点で帝位継承権を失います。左図の例では、上の図まで「継承権」の欄が☆になっていたDavidが決着したことで■に変わってしまっています。(緑色の部分)
 ここで示した例では、決着を迎えた時点で継承権を持っている人が複数(KlausとJosef)おりますので、次回からは好悪表を新たに作り直し、密約・反目の関係も設定し直した上で新たな「会談」が始まります。今回までに継承権を失った5人は、生き残った二人のどちらに付くかを争うことになるわけです。
 このように「会談」を重ね「決着」を繰り返しながら、ただ一人の帝位継承権者を絞り出すのがこのゲームの目的です。
 面倒くさいですか? 我慢してください。これはSimulationゲームなのですから。

 なお、ごくまれに全員が継承権を失ってしまう場合がありますが、このときは全員の帝位継承権が復活します。


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