新婚早々、家でお茶を飲んでいるとニョーボがブツブツいいます。
「汎用機から出てきた計表の数値をわざわざパソコンに打ち直している、無駄だ、何とかならないか。」
ここで「なるよ」と答えたのが、会社に年間1〜2億の経費を節約させることになりました。
まあ、それはどうでもいいことだそうでおいとくとして当初は、汎用機側でダウンロード用にファイルを作り込んでもらっていました。ところが、新しくダウンロードファイルを増やす度にシステム部門に開発を依頼することになりますので、ほしいと思ったファイルがなかなか手に入らない(これはみなさんDFSORTすら十分に使いこなせなかったことを意味します)。では、ファイルをそのままダウンロードしてパソコン側だけで何とか使える形に加工できないか、という要望が出てくるのは当然です。
企業内教育とやらで、多少は腕に覚えがありましたし、仕事もあまりなかった(ああ、もったいない>会社)ということで、Windowsのプログラミングを覚えるという意味でも、、、と変換プログラムを書くことにいたしました。
しかし、困ったのはその配布方法です。はいよ、とニョーボに渡すのは簡単ですが、それだといろいろと面倒なことになります。あたしの所属部門に組織として責任が生ずるというのは避けたい。そんなわけで、一度NiftyServeにアップロードしてオンラインソフトとして公開することにしました。ニョーボはそこからダウンロードしてよさげなので使うという建前にしたわけです。機能としてはスプール中の計表をCSVに変換するといったこともできます。ある日ニョーボから「遅い」とクレームが来ました。そりゃ、あまり効率を考えていないから・・・だいたい計表に出てきて手で打ち込み直せる程度の件数なら問題にもならんだろう、、、というと「今、対外発信系に使っているんだ、数千件のデータが毎日飛ぶんだ。」
(^^;(^^;;(^^;;; ちなみに、マニュアルがHTMLで書かれたソフトの草分けとなったかもしれません。96年5月のアップロードですから、少なくとも早い方でしょう。