2000年問題箇所発見ソースブラウザ

 2000年問題対応とやらで、プログラムソースをトレースして問題箇所をチェックするという手伝い仕事をやらされていたときに作ったものです。
 TSO/FTPでメインフレームから落としてきたコンパイルリストのスプールを読み込んで、ソース部分のみを表示する。さらに"DATE","SORT","19","20","<",">"といったいかにも気になる語句の存在する行をそれぞれ別のタブページに表示してくれる。という機能です。
 では、この変数が気になるな、と思ってダブルクリックで変数名を選択し、右クリックすると、前後あるいは頭からその変数名を検索して、元ソースに飛んでくれるという、いかにも影響調査しやすい、という機能を作り込みました。
 更には、先ほど見たところに戻るという右ボタンメニューもありますし、一度検索した単語はアンダーラインを付けてくれます。おかげさまでトレースがめちゃくちゃ楽になりました。1997年の秋のことです。

 もっとも「こんなことやっていいと思っているのかあ」と上司に怒鳴られたので使用できなくなりました。かくしてフリーソフトとしての公開は見送られました。もったいないですね。

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