お出かけログコピー

 思えば私がパソコン通信をはじめたのは、PC WAVEにのっかっていた「世田谷廃人サロン」の檄文に感動してでありました。
 かくして、長いことHP-100LX一台でパソコン通信を行っていたわけです。モデムは2400bpsだったなあ、見本市の展示に使ったという奴らを8000円という安値で買い込んでいたわけです。(やがて、このモデムはディズニーワールドからの海外アクセスにまで使われることになる。)もちろんHP-100LXですから、通勤電車の中でログを読むという習慣が出来ました。
 ところが、そうこうしているうちにWindowsでの通信環境も充実してきまして、常用通信ソフトとしてAVALONなどというものも使っていたわけです。そして、そこで得られた通信ログをHP-100LXにコピーして電車の中で読んでいました。
 AVALONのときは、最新のログファイルの名前が"log.txt"で固定でしたので、毎朝のログコピーはただのバッチファイルで済んでいたのですが、やがてニョーボがNiftermなんぞで通信をはじめるとそうは行かなくなってきました。ログファイル名が固定ではなくなり、日付がとりこまれるようになった。(ちなみにニョーボはHP-200LXを使用)
 やがてWindows95が登場し、AVALONの32bit化遅れもあり、私もNiftermに乗り換えると毎朝のログコピー作業はとても面倒になってきました。ええい、ならばプログラムを作って簡単にしてしまおう。
 プログラムはあっという間に出来ました。主たる処理は1行で済みます。(但し、エラー処理がちょっとたいへん。)GUIなどというしゃれたものはありません。ダブルクリックするだけです。iniファイルの設定がやや大変ですが、HP-100LXの日本語化が出来るような人であれば造作もないことでしょう。
 ちょっと変わっている部分は、私とニョーボのログコピーを同時に済ませるためにコピーもとディレクトリとコピー先ディレクトリが複数指定できることでしょう。
 やがて、私のNiftermの使用期限が切れ、AirCraft97に乗り換えたこともあって、バージョンアップ版はAirCraft97、Niftermのログとも捜してコピーできるようになりました。はっきり言ってわが家以外全く不要な機能だと思います。
公開場所
NifTerm Users' Forum Lib3.Nifterm周辺ツール 184
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