ハイブリッド車は、騒音が小さいので視覚障害者らが接近に気がつかない危険があるということでわざわざ音を出す装置を導入することを検討しているらしい。社会問題ネタ、目次へこんなことが通ってしまうと、カーステレオで爆音を響かせている方々に「迷惑だ」と文句が言えなくなってしまう。盛大に漏れているのは低音だが、確かに聴覚障害は高音から聞こえなくなるという話もあり、低音を盛大に響かせることは理にかなっている。
けいおん!のファンなら「澪のベースソロ」という設定の警告音であれば喜んで垂れ流すかもしれないが、どうも妙だ。それであれば「モーターで走行している場合、歩行者が見えたらクラクションを鳴らして教えてあげましょう」というマナー普及活動のほうが余計な装置を作らずに済むだけ「環境にやさしい」。
ところが上記のような対策をとると、当然「騒音問題」になる。つまり音を出すのはおかしい。はっきり言うと「聴覚障害者の側で対策をとらず、車の側の問題としてしまう」のが間違っているのだ。折角静粛な自動車を作ったのに、それでは困る少数派がたまたま社会的弱者だということで、文句が言いにくいところにつけこんむ、という構図だ。
普通の知能の持ち主であれば「白い杖に何か仕込めばいいじゃないか」と思うだろう。それを許さないのはやはり盲人の団体が圧力をかけているのだろう。まあ、車の側にも対策をするとしてもだ、特定の周波数の微弱な電波を発信するくらいでとどめといてはどうかな。白い杖にアンテナを仕込み、受信すると震えたり、電波の方向に突起が出るなりで触覚を通じて知らせる、でいいんじゃないか?すると、今度は聴覚障害者の方にもメリットが拡大する。白い杖に仕込まれたと同じ装置を使えば視野の外の車の接近が分かる。車の側にもメリットはある。出す電波の使い方によっては、車間距離の異常接近や見えないところからの飛び出しを把握しての交通事故防止に使えるかもしれない。障害者への配慮をきっかけとして社会全体へのメリットを生み出させる。
「音を出す」では騒音を嫌う大半の人には不利益になる。でもこういう方法ならいいだろう、ということ。同じ問題を解決するにしてもいろんな手段があるということだ。
さあ、特許をとろうか。まさか。皆の役に立つことに特許権はとれないよ。まあ、会社の知財部署に申し出ると何か動きをしてくれるかもしれんが・・・またなんかへんなことを言い出したと取られるのはやだからなあ。メリットはあるんだぞ。特許出願件数が1件増える。特許をとって、自由に使わせることにより風評があがる。自動車会社や介護用品を作っている企業(これから伸びる会社だ)と取引が出来る可能性がある。
でも、盲人の団体の圧力を裏に感じるので・・・やーんぴ。まあ、こんなしょーもないことで特許をとって、儲けようとする輩を牽制するために、アイディアを公開はするけどね。でもこんなのアイディアのうちに入らないよね。
なお、盲人の団体の方がこの文章を読んで気を悪くされることはないです。なぜなら私は「5メートルのボランティア」で、かつてその人たちに賞賛をもらったことはないからです。音声訳がないから当たり前だ?でも盲人の福祉向上にご支援を、のメールすらもらったことはないぞ。
たいしたアイディアではなかったのかな。目の見えないおじさんに話したことがあるけど、喜んでくれたかねえ。耳も随分悪くなっていたから、分からなかったかも。私の父親は、しっかりとスピーチのネタにしてくれたそうですが。