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俺のルール

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手札カードの基準

  • レベル比ダメージ値は1桁に抑える
  • 定数ダメージ値は70を限度とする
  • 全体攻撃のダメージ値は低めにする
  • 便利な特殊効果のあるカードのダメージは低めにする
  • 基準を越えるカードには何らかのペナルティを設定する

 プレイヤーに配付するスキルやアイテムの基準として、だいたい上記のようなものを設定している。
 まず、レベル比1桁とはどういう数字なのかというあたりから解説していこう。

 リューンで売っているスキル「居合斬り」の威力は、知っての通りレベル比5(不浄な存在に対してはレベル比8)だ。このレベル比5という数値は、平均的な能力を持つ冒険者がスキルを使った場合、平均的な能力の敵を一撃で葬れるくらいのものになっている。つまり、レベル比5は本来「必殺技」クラスの数値なのだ。
 だが、「必殺技」の上を行く「超必殺技」、そのさらに上を行く「超々必殺技」を作りたくなるのが(週刊少年ジャ○プで育ったが故の?)人情というもの。……というわけで、「必殺技」の2倍まで行かないところに、レベル比の限界を設定した。

 定数値70というのは、レベル10のキャラが、自分の得意なレベル比9ダメージスキルで出せる最大ダメージ値からひねり出した数値設定だ。レベル比9の常識的な限界値と考えてもらっていい。

 ここまでの話は単体攻撃カードを想定している。もちろん全体攻撃なら基準を下げなければならないだろう。レベル比6定数値50といったところか。また、命中率が高かったり、麻痺や呪縛などの付加効果がある場合も、やはりダメージ値を減らしたい

 それとは逆に、不便なカードに関しては、基準を上回る威力設定をすることがある。「不便な」というのは、使用に当たってペナルティーを負わなければならないということで、具体的には以下のようなものを想定している。

  • 使用者の体力が減らされる
  • 発動しないことがある
  • 暴発することがある
  • 使用に当たって特殊な条件を要求する
  • 使用に当たって面倒な手続きを要求する
  • 命中率が極端に低い
  • 技能レベルが極端に高い

 多くはカードワースver.1.20で追加されたカード使用時イベントによって実現されるペナルティーだ。悪魔のように強力なカードを使いたければ、それなりの代償を払おうというのが基本の考え方としてある。もちろん、悪魔的威力のカードにはそれなりのキーコードを設定して、他のシナリオ作者が無効化できるようにしたい。

 それ以前の大々前提として、スキルやアイテムの特徴を法外な威力(レベル比9でもかなりヤバイと思うぞ)や便利すぎる特殊効果などに求めず、アイデアやカード自体が抱えるストーリーなどによって他カードと差別化していくという方針がある。
 言うは易し、行うは難し……か。
 威力設定にあれこれ悩むなら、何も考えずにリューン印の商品と同程度にしてしまった方が良いかもしれない。これならばまず間違いなく受け入れてもらえる。

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