Last update:2002/09/09

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■ キャプチャーカード試用記 ■


MELCO MEG-VC2

Pixela PIX-MPTV/P1W rev.B (別ページにしました) (2002/10/24更新)

Canopus WinDVR PCI (JUNK) 準備中

MELCO MEG-VC1

N/B Bt848 CaptureCard PCI (\200) 準備中


☆ Melco の キャプチャカード MEG-VC2 が安く売っていたので買って来ました〜。本当はLinuxでビデオ映像を見る為にBt8x8カードを買うつもりだったのですが、なぜかこうなってしまいました(^^; 結構古いカードですが、検索してもあまりユーザの評価が載ってないので記録に残しておきます。

☆ 本当はコレひとつで終わるつもりだったんですが、いくつか買ったんで追加します(^^;

☆ 写真も随時追加予定。とりあえず、MELCO MEG-VC1,MEG-VC2の写真を追加。(2002/07/31)


■ MELCO MEG-VC2 Review ■


MELCO MEG-VC2 Review

>長所
・精細性の高い画質。
・まともなVBRと15.0Mbpsまで対応したハードウェアエンコード。
・その気になればAVIキャプチャも出来る。
・映像,音声の出力が可能で、再生時のハードウェアデコード対応。
>短所
・メーカがもうサポートする気が無いのでドライバアップデートは諦めるしか・・・。
・Win98/98SE/Meのみ対応で、2000/XPには永遠に対応しない。
・オーバーレイ表示用のグラフィックカードの相性がかなり出る。
・添付ソフトの操作性がかなりタコ。
・MPEG1キャプチャはできない。

 MELCO MEG-VC2 は MPEG2ハードウェアエンコーダカードで、同社のMEG-VC1後継機という扱いです。また玄人志向からも「MPEG2-PCI」として販売されています。OEM元は台湾のGainword(http://www.gainword.com.tw/)。残念ながらWin9x系のみでWindows2000/XPには対応していません。ドライバは玄人志向のサイトから落とすのが分かりやすいでしょう(MELCOと同じドライバです)。

 仕様的には CONEXANT FUSION878A と C-Cube DV-Explorerを搭載。720x480で2.0Mbps〜15.0MbpsまででCBR/VBRのMPEG2ハードウェアエンコードに対応。うれしいことにAVI出力にも対応しています。オーディオ部は表記がありませんが、CRYSTAL(CirrusLogic)のCS4218を搭載しています。エンコーダチップは IO-DATA GV-MPEG2 と同じです。スペック的にはそれなりなのですが、この手のカードの素性は使ってみなければ分かりません。

 マシンに挿すと一番最初に認識するのがDEC 21152 PCI-PCI-Bridge。 つまり、このカードはDEC(*1)のPCIブリッジ経由でキャプチャチップ+オーディオチップ+エンコード&デコードチップがぶら下がっていると言う構成です。なんかイヤなのですが、AVIキャプチャも可能にする仕様上、仕方がないのでしょうか。なお、ハードウェアエンコード出来るのはMPEG2のみで、MPEG1はキャプチャできません。

 付属キャプチャーツールは非常に使いずらく、ユーザのことを考えているとはとても思えません。保存先パスが起動のたびに初期化されるという点も困り者です。しかもnVIDIA系のVGAと非常に相性が悪く、RIVA-TNT/TNT2,GeForce等のグラフィックカードではオーバーレイ表示されません(*2)。この場合「付属キャプチャツール側でオーバーレイを無効化するように」と書かれているのですが、キャプチャのプレビューはこれで表示可能になるものの、ファイル再生はオーバーレイが切れないため画面が見れません。また、キャプチャ開始・停止の反応はあまり良くないです。加えて保存先のパスや再生ファイル名の指定はかなり面倒です。

 画質はそこそこです。色合いは普通に良くあるBt878っぽい感じですが、精細性はけっこう良い気がします。最新のキャプチャーカードには負けますが、ビットレートは割合高く設定できるのが救いです。気になったのは、たまに画像になぜか変なスジ状のアナログノイズが載るのですが、ソースが悪いからかもしれません。加えて、チップがかなり発熱するのも気になります。きちんとヒートシンクは付いてますが、ボード自体そこそこ高温になります。冷却の良いケースで使いたいものです。

 結論としては、ハード面は悪くないもののソフト面が未熟で、あまりお勧めできない気がします。ただし、コピーガードがかかりませんので、特定目的専用ではガシガシ使えます。ATiなどのVGAを使っているのであれば、安ければ試してみるのも良いかもしれません。

 なお、Windows2000環境でBt8x8汎用ドライバを入れて使えるかどうか試してみましたが、サパーリ駄目でした、残念。


(*1) DECはIntelに買収されているので、チップの表記はIntel 21152になってます。

(*2) nVIDIA RIVA-TNT系&GeForce系、Intel i810&815、S3 Savage系、Matrox G450などが該当・・・ってATiの板を買えということか?


※テスト環境

M/B : SUPERMICRO P6DGE (i440GX Slot1 Dual)
CPU : Intel PentiumII 300@450MHz Dual
RAM : 192MB
VGA : nVIDIA RIVA-TNT2 M64
SND : Creative SoundBlaster AWE64 Gold
HDD : Quantum Fireball lct20 30.0GB
OS : Microsoft Windows98SE
memo: オーバーレイ相性の為、ファイル再生画面見えず。
     処理落ちは無いです。


■ Pixela PIX-MPTV/P1W rev.B Review ■


(別ページにしました)


■ MELCO MEG-VC1 Review ■


MELCO MEG-VC1 Review

>長所
・恐ろしく低負荷のMPEG1ハードウェアエンコード。
・ハードウェアエンコードにしては安価(当時)。
・AVIキャプチャにも対応。
・再生時のハードウェアデコード対応。
・ビデオ出力可能(S端子/コンポジット両対応)
・一応、編集ソフト付き。
>短所
・Win9xのみ対応で、2000/XPには永遠に対応しない。
・激しい画面変化で、画面が黒いブロック状に抜けることがある。
・激しい画面変化で、完全に崩れまくったブロックノイズが出ることがある。

 MELCO MEG-VC1 は MPEG1のハードウェアエンコーダのキャプチャカードです。もう発売からだいぶ経ってしまいましたが、名機と呼べるカードなので記録に残しておきます。

 特徴は、まず負荷が低いことと、そこそこきれいな画質です。クラシックPentiumでもキャプチャ自体は実用になります。AVIキャプチャが出来るのも、おいしい点だと言えるでしょう。

 チップが故Digital Equipment(DEC)なのと、MELCOにやる気が無いのとで、NT系OSでの利用は望めませんが、持っていて損は無いカードだと思います。


※テスト環境

M/B : SUPERMICRO P6DGE (i440GX Slot1 Dual)
CPU : Intel PentiumII 300@450MHz Dual
RAM : 192MB
VGA : nVIDIA RIVA-TNT2 M64
SND : Creative SoundBlaster AWE64 Gold
HDD : Quantum Fireball lct20 30.0GB
OS : Microsoft Windows98SE
memo: きわめて安定。HDDは遅いのでも可。




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