※ 岩波書店 広辞苑第4版より 一部略 | |
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算数 | (1)かぞえること。計算。 (2)江戸時代には数学と同義。明治時代には算術と同義。 (3)小学校の教科の一。数量や図形の基礎的知識・技能の習得や論理的思考力の育成などを目的とする。数学教育の小学校段階での名称。算術に代り1941年(昭和16)から使用。 |
算数 | (1)数をかぞえること。勘定。 (2)かず。数量。歳の数。 (3)計数の方法、術。 (4)計数の道具。 (イ)中国の昔の計算器。算盤(サンバン)の上に算棒を並べて計算を行うもの。 (ロ)算盤(ソロバン)。 (5)算木(サンギ)の略。 (6)うらない。 (7)はかること。はかりごと。 |
_1_物の多少に相当する観念。かず。 (1)かず。 (2)物が幾つあるかを表すところの観念。(特に「量」と対比して使うこともある) (イ)沢山であること。 (ロ)二〜三あるいは五〜六の少ない数を漠然と示す語。 (3)〔数〕狭義には自然数のこと。これを拡張して零、正負の整数・分数を併せて有理数と称し、さらに無理数を併せて実数という。また、さらに負の実数の平方根を表すための虚数を導入し複素数にまで拡張して、これらのすべてを数と総称。 …後略… |
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算数 | arithmetic 正の整数,小数,分数および量の計算を中心に,数量に関する日常の具体的な計算や知識を取扱う数学の初歩的段階。 arithmeticという言葉は,学問的には,整数の理論を意味する。 |
算数教育 | 小学校の数学教育。教科名は中学校以上では「数学」であるが,小学校では「算数」と呼ばれている。したがって数学教育の一部で,その初歩的,基礎的な段階であるといえる。内容は,小学校教育の目標を達成する観点から編成されており,「日常生活に必要な数量的な関係を,正しく理解し,処理する能力を養うこと」 (学校教育法 18) ,すなわち,数量や図形に関する基礎的な概念や原理の理解,基礎的な知識の習得,技能の習熟などにより,日常の事象を数理的に理解し処理する能力と態度の育成を目的としている。古くは「算術」と呼ばれ,計算を主としたが,20世紀の新教育運動以後,数量や図形を広く取扱い,数理思想の開発を重視するようになり,教科名も「算数」となった。 |
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