飛んでくるトランプは 一緒にババ抜きをしたそれと同じものだった…
THANK U BABY -3-「ヒソカ…」 自然とその名を口にし、近寄ろうとした瞬間、 「危ねぇ!」 と、レオリオに押し倒され、その上をトランプが飛んでいった… あれは…私を狙っていたの…?
「何ぼさっとしてんだよ! 殺られるぞ!」
レオリオが私の肩をゆすってる…
「おい!!」 霧の向こうで叫び声が連呼している。 「ああ」
私達は立ち上がると、そちらの方向にふたりでむかった―― レオリオ!?
私がその方向へ走り出そうとしたとき、一つの影がこちらに向かってきていた。
「ひそ…か?」 「そうだよ 育ての親の顔まで忘れちゃったのかい?」 「ヒッヒソカ―――ーー!!」 それはさながら、ハッチとママの再会シーンだ(え?)。 「おやおや」 私が思いっきりヒソカに飛びつくと、彼はぎゅっと抱きしめてくれた。
「うーん 見ない間に随分大きくなったね〜」
やっとしゃべりました! |