君の声は、ボクの煩悩を揺らがせる 君くらいなんだよ、そんな存在は
THANK U BABY -5-「あ…」 「オツカレサマ◆ 」 「ヒソカ…!」
試験も後半、今日もなんとか乗り切ったときだった。
「ど、どうしたの?」
困難な試験ということもあり、あの霧中で会って以来、
しかし私から彼を探すことは困難だが、 それが、何故今―
「話したんだネ キミのこと」 ハッ…とヒソカを見ると、気がついた…
「言わなかったかな 滅多に話さないほうがイイって」 「ええ…この前、初めて話したの」 「ソウ……何笑ってるノ」
私はそういわれ、初めて気がついた。 「私のこと、殆ど忘れたんじゃないかと思ってたから」 「オヤ…そんなわけないヨ…たとえばそう―」 彼を見ると、ニコと笑っていた。
「ボクのコドモがほしいとか」
私は…自分の頬が熱くなったのがわかった。 「キミ、その時、力を使っててネェ…贖うのに苦労したヨ」 ゆっくりと近づいてきて、手を伸ばす彼に、 「…私は、熟れた?」 「…試しテごらんヨ」
私は、息をのんだ。
「ヒソカ…”私に貴方の子供をちょうだい”」
「ダーメ」
がくっとなった。
「もう! ダメなら最初から言ってよ恥しい!!」 面白そうに笑うヒソカ。真面目に”言った”自分がバカみたい。 「、少しは勉強したらドウだい」 それは…私もたまに使う手ではある… でも、つまり…彼が今回示唆しているのは―
「…誘えってこと?」 「ウン ヤッてごらん」
遊ばれてる。すぐにわかった。でも…
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