アコニック・ランド:雑語:漢字関係

漢字関係

大字(一を壱とか書くやつ)
類義で紛らわしい漢字
JISで出ない漢字の書き換え案
当て字
作字
戻る


大字

漢数字大字備考
壱(壹)壹:壱の旧字体
弐(貳)貳:弐の旧字体
弐と似た字で弍があるが、これは二の古字で、別の字なので注意。
同様に、一の古字で弌、三の古字で弎がある。
參:参の旧字体
漆(柒、質)柒:漆の俗字
貭:質の俗字
中国では質は使われない様子
玖(仇)
拾(什)

管理人は「零壱弐参肆伍陸漆捌玖拾」を採用してます。
零や廿は大字という扱いではないようです。
〇(ゼロ)は記号の内で、漢字には入らないようです(IMEで変換する際には「漢数字」と書いてありますが)。
個人的には、〇を漢数字、零を大字って扱いにしたい所ですが。でも実際にそういう扱いもあるようで、よくわからないです。
でも〇は漢字っぽく無いと思うので、記号扱いの方が良いかも。
零とは別に簡単な0を示す漢字が欲しい所ですが、〇以外に実用できそうなものはそう無さそう。


類義で紛らわしい漢字

どの漢字を使えば良いか迷う事は無いでしょうか。その参考のために、最も「フツー」な漢字を検討してみます。

まず、字体の違いだけのものが結構あります。旧字体⇔新字体、俗字⇔正字などです。
旧字体よりは、新字体の方が普通だと思いますが、俗字と正字は、一概に正字を取れば良いというものでもなさそうです。
俗字の方が一般的になってるものも多いですし、JISでも、俗字は出るのに正字は出ないというものすら有ります。
新字体は、元は俗字だったというパターンが多いですから、未来を見据えて、簡素な方を使うというのも手だと思います。

別の字なのに同じ読みをする物も結構あります。 その場合、基本的には常用漢字の方が普通になると思います。
加えて、複数の訓読みが出来る漢字は、混乱を防ぐため、なるべく避けた方がいいと思います。

異体字でも、意味的な区別がそれなりにはっきりしてて住み分けられるようなら、共存するのも有りだと思います。

× … 常用外
△ … 字は常用だけど読みは常用外
○ … 字も読みも常用

あぶ(焙×、炙×、煬×)る

あや(怪、妖×、奇、異)しい ⇒ 怪
「妖しい」には独特な響きがありますよね。

あらが(抗、争、諍×)う ⇒ 抗
「争う」では「あらそう」と読まれてしまいます。
この言葉の使い方自体よくわかりませんが(笑)。

あわ(哀、憐×)れ ⇒ 哀
辞書によっては別々の意味として扱われてます。

いじ(虐、苛×)める ⇒ 虐
「苛める」は「さいなめる」と読めなくもありません。

いばら(茨×、荊×、棘×、楚×) ⇒ 茨
茨が一番一般的っぽいです。棘は「とげ」と読む事が多いと思います。

いや(卑、賎×)しい ⇒ 卑
賤は賎の俗字のようですが、現在は旧字体扱いみたいな気配もあります。

う(飢、餓、饑×、饉×)え ⇒ 飢

追いか(掛、駆)ける ⇒ 掛
追い駆けるという用法は今の所確認してませんが、そっちの方が意味的にしっくり来る気もしないでもない。

おそ(恐、怖)れる ⇒ 恐
こわいとは逆なのです。

ケイ、かた(形、型
菱形 菱型 ⇒ 菱形
山形 山型
丸形 丸型
月形 月型
星形 星型
楔形 楔型
筒形 筒型
大形 大型
中形 中型
小形 小型
(凧形 凧型)
(人形 人型)
髪形 髪型

こわ(怖、恐)い ⇒ 怖
「恐い」の方が普通な気がしてたのですが、「怖い」の方が普通のようです。
但し、「こわい」を引くと「恐い」しか出ない辞書もあります。
個人的には、「怖い」には、静的・間接的な恐怖、「恐い」には、動的・直接的な恐怖という印象があります。

サイ(歳、才) ⇒ 歳
「才」の方が簡単でいいですが、「歳」と音が同じというだけで無理に持ち出されてる感があります。
「才」を使うくらいなら、「歳」の簡略化を検討した方がいいかもしれません。

さび(寂、淋×、寥×、寞×)しい ⇒ 寂
「さみしい」は「さびしい」の転。
淋は元は水のしたたり落ちるさまや長雨の意。寂は元々さびしいの意。

しげ(茂、繁)る ⇒ 茂
「繁茂」という言葉があるように、繁と茂は別の字。
「しげる」という訓の字は他にも幾らかありますが、この二つ以外は普通は無いと思うので省きます。

シン(振、震
振動:物理などで、振り子や音波の振動。
震動:地面や家など、物が小刻みに震える。
という話もあれば、「火山爆発による震動」以外は振動が一般的という話も。
振動はoscillate、震動はshakeという話も。

すき(鋤×、犂×、鍬×) ⇒ 鋤
鍬は「くわ」とも読みます。犂は、牛に引かせて耕す道具のようで、いわゆる「すき」とは別物らしいです。
なので、残った鋤が妥当そうです。
IMEでは、「すき」では三つとも出ますが、「すきやき」では鋤しか出ません。
鋤は土を掘り起こす道具なのだから、形状は当時のものとは違えど、そのままスコップ(シャベル)の意味で使えそうです。

セイ(制、製
制作⇒芸術作品、製作⇒物品・器具らしいが、よくわからない。
制は規制や制限等、専ら「抑える」「定める」の意味で使われている字だし、
作品の場合も製作の方が合う気がするけれど…。

ソ(疎、粗
疎密 粗密
疎略 粗略
疎漏 粗漏
疎慢 粗慢
疎放 粗放

タイ(体、態
怪人体とか怪人態とか言ったりしますが、個人的には、「体」と言うと、とある集団の中の、
とある状態にある個体というイメージになり、「態」というと、とある個体の、とある状態という
イメージになる気がしますので、モードやフォームに相当するのは「態」が妥当なのではと思ってます。
固体気体液体と固相気相液相の使い分けにも似てるでしょうか。あまり把握してませんが(^^;。
実際、変態と変体では、変態は「姿を変える事」を、変体は「他と違った形」を指すようです。
変態は「態を変える事」であり、変体は「変な体」という感じです(漢字自体からなら「合体」と同様、
変体を「体を変える」と解釈するのも有りに思えるのですが)
それゆえ、変態は「変態する」と動詞化ができますが、変体の場合はできないわけです。
漢字字典の方には、変体と変態の違いって結構詳しく載ってましたので、興味の有る人は調べてみてください。
無粋なツッコミである事は承知の上ですが、ワンピースで確か、変体を変態と書くボケがあったと思うのですが、
あの場合は変態で正しいと思う。
一般的に言われる「変態」は、「変な態度」と解釈できるでしょうか。
一方「変体」という言葉は、変体仮名など、使用範囲が結構限られてるようです。
クウガでは〜体と言ってましたが、ファイズでは〜態になりましたね。
「形体」と「形態」の場合はだいたい同義で、形態の方が標準的のようですが、漢字字典では別物に扱われ、
微妙な違いがあるようです。
(2008.8.27)

ただ(唯、只×、徒、惟×
これらは同じ意味で使われるみたいですが、国語辞典や、「ただいま」から、唯と只が一般的だと思います。
次に只と唯のどちらが一般的なのかが問題ですが、よくわかりません。

たて(縦、竪×、従) ⇒ 縦
竪穴式住居だけは未だ竪って書かないとダメなようですが、他ではもう滅多に使われてない様子ですし、縦穴で統一してしまっても良いのではないかと思います。
竪と言うと、鉛直方向のニュアンスが出るようですが、それに対する水平方向を表す言葉は特に見当たりませんし。
古い将棋の駒には、「横行」に対し「竪行」というのがあったようですが、竪を鉛直方向と意識した上でのネーミングだとしたら興味深いです。。
「竪」は殆ど新字体扱いになってるように見えますが、辞書によると「豎」の俗字のようです。
「従」にも「たて」の意味があるようです。勝手な予想ですが、云→雲のように、元々「従」に「したがう」「たて」の両方の意味が有って、後に糸偏で意味を区別するようになったのではないかと思います。

つち(槌×、鎚×) ⇒ 槌
槌は、金槌や鉄槌の場合も使い、またその方が一般的のようです。
偏から、槌は木槌、鎚は金槌って印象があり、ひっくるめた場合や、材質を限定しない場合や、
他の材質の場合はどうすれば良いのか悩む事があるかもしれませんが、
槌がハンマー一般を示しているようですので、その場合は槌を使えば良さそうです。
鎚は一字で金槌を示す具合でしょうか。すると、正式ではありませんが、鎚と書いて「かなづち」と読むのが使えそうです。
ちなみに、槍にも鎗という字があります(鑓もありますが、これは国字のようです)。

つぼみ(蕾×、莟×) ⇒ 蕾
辞書には確認する範囲では蕾の方が先に書いてあったり、漢字字典に莟が載ってなかったりと、蕾が一般的っぽいです。
莟は国字って噂もありますが、よくわかりません。莟の方が簡潔だしイメージにも合ってそうですが。

とげ(刺、棘×、朿×) ⇒ 一番普通そうなのは刺、一番現代のイメージに合いそうなのは棘、個人的に推薦してるのは朿
辞書によっては棘は「いばら」としか読みません。
棘は「いばら」と、刺は「刺す」と紛らわしいです。
これは色々悩んだのですが、結局、平仮名や片仮名で表記するのが一番普通のようで、
所詮訓読みは当て字に過ぎないんだなぁと思わされました。
でも我々のイメージとしては、刺は「さす」のイメージが強く、棘は「いばら」より「とげ」のイメージが強いと思うので、棘の方が妥当でしょうか。
朿が個人的に使えるかもしれない気がします。単純な上、日常では使われてなく、何かとごっちゃになる事もないし。
それに、棗(なつめ)という字もありますから、棘でとげよりも朿の方が筋が通るようにも思います。
いっその事、朿をレギュラー使用しようかと思うのですが、なかなか度胸がないです(苦笑)。
(2007.1.19)

とし(年、歳、齢
年齢の意味の「とし」の場合は歳を使いたくなるんですが、「おないどし」は辞書でも「同い年」としか出ないです。

はだ(肌、膚) ⇒ 肌

ひじ(肘×、肱×、臂×) ⇒ 肘
どれも常用外ですが、肘が一番普通っぽいです。形も一番簡素ですし。

むご(惨、酷)い
酷いは「ひどい」の方が多分一般的。

め(目、眼) ⇒ 目
眼は「まなこ」が常用読みみたいです。

複数の読み方が出来て厄介なもの

(前項で触れたものは省いています)
細々(ほそぼそ、こまごま)
汚(よご、けが)れ
毬(いが、まり)
齧りつく(かぶりつく、かじりつく)
方(かた、ほう)
術(ジュツ、すべ)

既存の書き換え

コク(克、剋×) ⇒ 克(下克上と相克の場合)
サ(差、叉×) ⇒ 差(交差の場合)
まれ(希、稀×) ⇒ 希
まわす(回、廻×) ⇒ 回
タイ(台、颱×) ⇒ 台(台風)
これらは別字(旧字⇔新字でも俗字⇔正字でもない)のようですが、こう書き換えると既に決められてるようです。

ほのお(炎、焔×) ⇒ 炎
焔は焰の俗字のようです。炎と焔は共にほむらとも読みますが、炎はほのお、焔はほむらで各々固定すればいいのではと思います。
ほむらとほのおがどう違うのかは知りませんが。

アン、くらい(暗、闇×) ⇒ 暗
これは意外です。でも良く見ると、共に音を示す字が「音」なんですよね。
でも、暗には「やみ」という読みは書いてなかったので、あくまで、闇黒⇒暗黒など、「アン」「くらい」の読みで使われる時に置き換えるという事かもしれません。

異体字

さわ、タク(澤×、沢) ⇒ 沢
澤は沢の旧字体

×、賤× ⇒ 賎
現在は賎は俗字のようですが、淺⇒浅、錢⇒銭と、旧⇒新になってます。

×、湧×
涌が正字のようですが、現在は湧の方が一般的のようです。
普通、俗字になると、画数が減るものだと思うのですが、なぜか増えてます。
それに、甬と勇は全く別の字のようです。
なんでわざわざ変えたのでしょうか。
桶や蛹や通の旁もいずれ勇になるのでしょうか。
個人的には涌のままでも良いように思います。
カッコよさから見たら、湧の方が良いのかもしれませんが。
両方とも常用外なのは非常に意外です。

ク、か(ける)(駆、駈×) ⇒ 駆
駈は駆の俗字
駆の旧字体は驅

かご(篭×、籠×、籃×) ⇒ 篭
篭は籠の俗字

カン(桿×、杆×
桿という字は滅多に見ないと思いますが、操縦桿に出てきます。桿体とか桿状という言葉もあります。
桿状ってのは、円柱状みたいな感じでしょうか。
桿は杆の俗字のようで、杆には、梃、竿、棒、横木の意味があるようです。
通常俗字では簡略化されるのに、明らかに字が複雑化している、不思議な俗字です。
別項で記した云⇒雲等の例のように、意味の区別の為に作られたのでしょうか?
そうなると、杆に日が入る所がポイントになると思います。物干し竿?
そう解釈すると、桿体の場合は普通に杆体と書いた方が適切ではないかと思います。
でも、杆は幹の置き換えの字にしたらどうかとも思います。
干支は、肝⇔肢、幹⇔枝が関係してるという話があるのですが、ならば杆⇔枝の方がすっきりしますからね。
そうなると、元の杆は桿へと移行され、やっぱ桿体になるのでしょうか。
簡体字ではまた杆に戻った様子で、幹は干になったみたいです。
幹が木偏じゃないのは少し気になりますが、元の字は榦だったようです。
(2008.3.5-2008.10.25)

カン(姦、奸) ⇒ 姦
奸は姦の俗字という説があるらしい。姦が一般的だと思うけど、本来はどちらでも良い様子。
最近は、姦の方は、色情にまつわるイメージが強いと思いますが、姦知(姦智)、姦計、姦策など、
そっちに直接関係無いものとして使われる語もあります。
ただ、IMEでは何故か、姦知は奸知としか変換されず、姦策は奸策とは変換されません。

チ(知、智×
頓知、頓智
奸知、奸智
知恵、智恵
世知、世智
英知、叡知、叡智

チュウ(厨×、廚×)⇒厨
厨房や厨子で変換した場合には廚は出ませんが、実は厨は廚の俗字のようです。
「くりや」なら両方出てきます。

ねずみ(鼡×、鼠×
鼡は鼠の俗字。

まま(侭×、儘×) ⇒ 侭
侭は儘の俗字のようですが、儘は殆ど旧字体扱いになってるんじゃないかなぁ…。

リュウ、たつ(竜、龍×
東洋の竜を龍と書き、竜は恐竜やドラゴンも含めたものだとか、上位の竜を龍って書くとか、管理人も色々考えましたが、
音が同じなのがどうにもネックに思います。両方とも所詮は同じ字で、新字体か旧字体かだけの違いなのです。
しかし、既に我々日本人の感覚には、竜と龍はどちらも一般的で、わりと違った印象を持ってるように思いますので、
その辺は無視できないかも。

しかし「恐竜」って言葉、なんか変ですよね。ただの竜の方がよっぽど恐ろしいはず。
竜は龍と頻繁に書くのに、恐竜を恐龍と書く人は少なそうですね。
龍を、伝説の龍およびドラゴンに、竜を、トカゲやワニ辺り、或いは爬虫類全般に当て、
音も必要に応じて多少変えたら便利な気もします。

つぼ(壺×、壷×
壺と壷は同字。壷は朝日文字って部類らしく、正しくは壺のようです。
しかし、亞⇒亜、惡⇒悪、啞⇒唖という流れを見ると、壷の方が妥当ではと思います。
朝日○聞の社会思想はさておき、朝日文字の、部首単位で簡略化するという方針自体は、理に叶ってて良いと思います。
公式の文書において統一性は重要だと思いますので、そこではひとまず手放すとしても、将来的には見直して欲しいものです。
ただ、壺の亞の部分が壺っぽくて美しく解りやすいような気もしますので、壺に関しては例外的にこのままにするのも良いのかもしれません。

ケイ(頚×、頸×
頚は頸の俗字
「けいこつ」で変換すると脛骨ってのも出て来て紛らわしいが、脛は「すね」

やぶ(藪×、薮×
薮は藪の俗字らしいです。数の旧字が數という事に対応していると思われます。
朝日的ではありますが、數より複雑な藪は、薮と書き直されるのが妥当ではと思います。
「籔」というのも出てきますが、これはわかりません(下の部分は同じ數で、上の冠が異なっています)。
(2009.5.28)

同音語

あがな(贖×、購×)う
贖:金品で罪から免れる。罪の償いをする。
購:買い求める
一見異体字だけどそうではないようなので注意。
「抗う(あらがう)」と混同しないように注意。

熟語

いっさいがっさい(一切合切、一切合財)

かげろう(蜉蝣、蜻蛉) ⇒ 蜉蝣
「蜻蛉」は「とんぼ」とも読み、中国語ではこれが「とんぼ」を指す様子。一方で「かげろう」は「蜉蝣」。
「とんぼ」は古くは「かげろう」と言ったそうで、それで蜻蛉にも「かげろう」という読みがあるのだと思います。
「陽炎」は意味が違うので、この話の対象にはしてません。

カコク(過、苛×

カドウ(稼、稼
稼働が正しいみたいです。

ギジ(擬似 疑似) ⇒ 疑似?
辞書によって、疑似の事もあれば擬似の事もありました。
擬似と書かれている辞書には「本物のように似せたもの」とあり、疑似と書かれている辞書には「似ていて見分けにくい」とありました。

コントン(混×、渾××

(さよう)(左様、然様)

しかじか(然々、云々) ⇒ 然々
云々は「うんぬん」とも読めるし、個人的にはむしろ云々と書けばそう読む方が普通に思えるので、 「しかじか」には然々の方が向いてると思います。

ジュウブン(十分、充分) ⇒ 十分
十分が一般的のようです。
また、充分では十二分という言葉が使えません。
十分では「じゅっぷん」と紛らわしいですし、具体的な数が出るのが気に食わないので、充分派だったのですが、今はひとまず十分を使ってます。

ミョウジ(名、苗) ⇒ 名字
どちらかというと名字の方が一般的っぽいです。

めチャ(目、滅) ⇒ 目茶
元々がそもそも当て字みたいですが。
でも目茶苦茶の方が、全文字左右対称になってて綺麗なように思う。 ただ、目だけ訓読みになってしまう。
滅(め)は訓読みかどうか微妙。

ランヨウ(乱、濫

ルリ(瑠××、琉××
良く解らないですが、瑠璃の方が一般的な気配があります。
見た目は琉璃の方が普通っぽいですし、玻璃との釣り合いも取れそうですが。

読みは区別できるもの

(はやし)、森(もり)
(と)、扉(とびら)
(め)、眼(まなこ)
(ひ)、炎(ほのお)、(加えて個人的に、焔×(ほむら))
(こわ)い、恐(おそ)ろしい

以上のような、日本語の似た意味の語の違いや使い分けを考えるにあたって、 漢字と和語を別々に考える必要がある事に注意です。
火(ひ)と炎(ほのお)なら、「火」「炎」「ひ」「ほのお」それぞれを考えなければなりません。

両方の意味を併せ持ってた漢字が、区別の為に分化した例

云→雲
王→玉
申→電
酉→酒
無→舞
能→熊(この場合は、能がクマを指す一方、熊の字も別の意味で存在していたのが、クマの意味が能から離れ熊に移っていったらしい)
弔→吊(吊は元々弔の俗字で、日本では弔とは別の意味で使い分けるという事らしい)
匈→胸


JISで出ない漢字の書き換え案

今後はユニコードになって行くでしょうから、今更決めても仕方なさそうですが、
日本語で使う漢字をある程度絞る必要は未だ残るのではと思います。

元の漢字書き換え備考・解説
頰は正字である上、辞書ではこちらの方が一般的のようだが、なぜかJISでは出ない。現在ではもう旧字扱いなんだろうか。パソコン上のフォントの問題のみのものなのだろうか。
同上
同上
同上
七の大字で、漆の俗字。
柒は覚え易いですが、七の大字として使う為だけに作られた感じがしますので、漆を使った方が自然ではと思います。
𥝱垓と穣の間の単位。ネットでは「予」で代用している例が多い? ウィキペによれば、𥝱(じょ)は誤写による和製漢字(杼とは別字)で、本来は秭(し)であるらしい。しかし、どちらもJISに無い。大数の内、これだけ日本には間違って定着し、しかもこれだけJISに無いとは、秭の待遇は散々ですな。ただ、「し」では四(や糸)と被るので日本ではどの道駄目だったかも。「じょ」も穣と聞き間違え易くないか気になる。秭に由来する表記にし、読みも適当に変えるのが妥当に思う。
(2014.4.21-5.2)
觔斗雲筋斗雲筋は觔の簡体字らしい(その割に角数増えてますが)。
ドラゴンボールでは筋斗雲らしいですが、そういう由来なのか、単なる捻りなのか(それにしては如意棒はそのままだし)、気になる所です。
釘鈀釘杷猪八戒の武器で、釘鈀とか、九歯の鈀とか言われる。把で置き換える例もあるようだが、杷はちょうど熊手のようだし、棒と杖(杵)とも木偏で共通してるので、より適当ではないだろうか。勝手に、如意棒(如意金箍棒)、九歯杷、降妖杖って感じでまとめてます(九歯杷だけが、動作でなく形を示す名前になってるが気になりますが。杷も、棒や杖に比べて形や使い道がはっきりしてますし)。
頞儞羅安爾羅
安禰羅
十二神将。様々な表記がある中、頞儞の表記が一般的のようですが、他の十二神将が二字ともJISで出るのに対し、なぜかこれだけ二字ともJIS外(ついでに、十二支の唯一想像上の生き物に相当してたりと、奇妙な一致?)。他の書き換えの中では、個人的に安爾羅が一番元のイメージに近く思います。難しい漢字ですし、このくらい省略した方がちょうど良いかもしれないとも思います。

日本事業出版社「仏像がわかる事典」で、「安禰羅」という表記がありました。これはJISでも出ます。
(2009.8.17)

関連:主な非JIS記号


当て字

勝手になんとなく考えてみた当て字です。
既に有るものについては変換されない漢字の所で扱ってます。
「潤む(うるむ)」「惚れる(ほれる)」⇒「潤々(うるうる)」「惚々(ほれぼれ)」という例に関しては、
結構キリ無いですのでひとまず省きます。

漢字は表意文字と言われますが、中国においては表音文字としても重要な為、なかなか好き勝手に
読む事は出来ないように見えます。その点、表音文字として仮名を使ってる我々は、漢字をより柔軟に
活用して行く事ができるのではないでしょうか。
一方、中国では発音に違いのある漢字が、我々の発音では同じとなり、紛らわしくってしまう事が
多いので注意です。それゆえ、英語の漢字訳でも、中国で使われてる物をそのまま輸入は
出来なさそうな事もあります。

読み正表記当て字補足
あさはか浅はか、浅墓浅薄、浅量浅薄は既存の言葉で、その場合「せんぱく」と読みますので、実用はできないかもしれません。
浅墓は当て字らしいです。
一方、浅はかの「はか」は量の意味っぽいらしいです。そこから浅量という表記も考えられます。既に使ってる人も居ました。
参考:くろご式 慣用句辞典 Yahoo!知恵袋 恢錆颶璧
(2009.1.10)
うらわかいうら若い麗若いうら寂しいのうらは心、うら枯れるのうらは末ですが、この場合は不明です。麗(うらら)が近い気もしますが、決定的で無い以上、迂闊な当て字は禁物な気がします。末という見方や心という見方もあるようです。
でも既に使ってる例があるみたいです。
(2008.3.10)
うそつき嘘吐き四月一日とあるアニメで見かけたものだけど、非常にうまいと思ったので紹介。
(2008.10.6)
えいゆう英雄英勇英雄って言うと差別だと叩かれそうで怖いって場合でも、これなら気楽に使えそうです。
でも、蛮勇って言葉と対比すると、人の事ではなく、英雄的な勇気って意味に取れてしまいそうで、ちょっとややこしいかも。というか実は蛮勇ってそういう行動を取る人の事だと思ってた(苦笑)。
別に女性でも、英雄だったり雄々しかったりというのも有りだと思うのですけどね。でも、「雌雄を決する」ってのはさすがにまずいかもねぇ。まぁ、勝負、勝敗って言葉と照らすと、雌が勝に相当するのかもしれませんが(笑)。
(2006.5.1)
かわいこ可愛子可愛子ちゃん、可愛子ぶる。漢字で「かわいい」を「可愛い」と表記する事から。
昨今(?)の、娘を「こ」と読む習慣に合わせると、可愛娘という表記もできそう。
漢字にするとあまり可愛くないですかね(笑)。
(2008.2.26)
きばむ黄ばむ黄食む「食み出す(はみだす)」「食む(はむ)」から。同じく「ちゃばむ」は「茶食む」。
(2008.3.12)
くに国(等)天津神が天神、国津神が地祇なら、地と書いて「くに」って読むのもアリかも…と思った。それ以外にも、日本神話には天⇔国ってものが結構あるようです。
(2009.2.4-2009.7.26)
けじ蚰蜒家百足(2008.4.21)
けじめ気締め「けじめ」は元は「けぢめ」みたいだから、そういう意味では無さそう。
(2008.3.10)
けばい(毳い、毛羽い)化派い、毛派い、化婆い、毛婆い(2008.3.11)
こじつける抉付ける「抉る(こじる)」から。「口実」はどうなんでしょうね。
(2008.3.12)
こども子供子共なんでも、「子供」という表記は「供」という漢字に問題があって、差別用語扱いされる事があるようです。その場合、「子ども」「こども」と表記されるようです。
管理人はそのような事にはとても賛成する気にはなれませんし、その程度の言葉まで完全に廃止される程この国は落ちて無いと思いますけど、もし使えなくなった場合でも、「こども」の漢表記はあった方が良いと思います。また、「こども」に対し、「子供」よりも似合う漢字が見つかったならば、それも良いかもしれません。ただ、将来的にはそうでも、今の段階では、あまりに潔癖な言葉狩りを容認するような事は、更なる言葉の犠牲を促しそうで、賛成する気にはなれません。
そこで、「子共」ってとりあえず考えてみましたが、実は元はこの表記だったようです。
また、何も「とも」という訓を読みを持つ漢字に限定せずとも良いと思います。大人(おとな)でも熟字訓ですから。
他に、子朋、子徒、子生、子人、小子など、色々考えてますけど、どれもパッとしませんね(^^;。皆さんも考えてみてください。
(2008.4.13)
こまかい細かい、繊かい微かい(2008.2.18)
こまごま細々微々、微微、繊々、繊繊こうすれば、細々を「ほそぼそ」か「こまごま」かで迷う事もなくなると思います。微々は「びび」と被ってしまいますので、解決策とは言いがたいですが、使い方からして、「ほそぼそ」「こまごま」よりは区別できるだろうと思います。繊々の方はどうだろう。
(2008.4.19)
しし獅子(2008.4.19)
じゃれる戯れる戯ゃれる(2008.10.27)
センチ繊緻(2009.11.15)
そぐう沿偶う「遭遇」が少し怪しいと思ったのですけど、違いますかね。
(2008.3.11)
たいふう台風台風の別表記の颱風から
(2008.4.17)
たるい弛い「弛む(たるむ)」から
(2008.4.21)
だんとつ断トツ断凸(2008.8.8)
っこいっ方い、っ傾い、っ帯い(2008.3.12)
っぽいっ方い、っ傾い(2008.3.12)
とげ刺、棘一応元々有る読みみたいですが、個人的にこれを一般にしたらどうかって思ってます。
(2007.1.19)
どら不良不良猫(どらねこ)、不良息子(どらむすこ)。
(2008.4.13)
とんでもない(飛んでもない)不途い、無途い、途外い、外途い「途でもない」の変形という説が有力な事から。
(2008.4.15)
のたうつのた打つ沼田打つ「沼田⇒ぬた⇒のた」と変化したらしい事から。
(2008.8.27)
はだける開ける、肌蹴る(?)肌開ける(2008.4.11)
はちゃめちゃ破茶滅茶、破茶目茶滅茶苦茶と無茶苦茶に漢字があるから、これにも漢字があってもいいように思う。というか、有りそうですが。
「めちゃくちゃ」の場合は目茶の方が合うと思うけど、こちらの場合は滅茶の方が合うと思う。でもそれぞれの場合によって滅茶と目茶が変わるってのも妙に思う。いや、むしろ好都合か。また、破茶滅茶の場合だと、茶をとったらちょうど破滅になるけど、それで、丁度良いから採用するか、それとも意味が変に重くなってしまうからやめるか。
(2008.4.19)
びんびん敏々、敏敏敏感から
(2008.10.6)
ぶちまける打ちまける打(ち)撒ける(2008.4.2)
へこたれる凹垂れる(2008.4.2)
ぼうけい傍系旁系直系と傍系では、傍の方がやや字が複雑ですが、旁にも傍と同じ意味があるようですし、中国では旁系を使ってるみたいですので、旁系で良いんじゃないかと思います。傍心や傍接円の傍も旁みたいですが、こちらもその方が良いと思います。ただ、全ての傍を旁に置き換えるかって言われると、多少迷いますし、色々面倒そうです。
逆に、偏と旁(つくり)に関しては、IMEでは旁としか出ませんが、傍にもその意味があるようですので、偏&傍とした方が、同じ人偏で釣り合いが取れると思います。扁にも偏の意味がある事から、扁&旁という手も有効そうですが、なんとなく味気ない気がしないでもないし、扁には「かたよる」よりは「ひらたい」の意味の方が強いようですので、偏&傍の方が良いかもしれません。
(2008.3.5)
みき干に対して支、肝に対して肢って所から、枝に対して。元の杆は、梃、竿、棒、横木の意味があるようですが、知る限りは桿に置き換わってるようで、杆が使われる事はまず無さそうなので、使えるんじゃないかと思います。まぁ幹の方が字体がカッコ良い気がしますが。
類義で紛らわしい漢字の所でも述べてます。
(2008.10.25)
むなしい虚しい、空しい無々しい、無無しい(2008.2.26)
やすで馬陸千足ムカデが英語でセンチピード(centipede、センティピード、百の脚)なのに対し、ヤスデがミリピード(millipede、千の脚)なので、ムカデを百足と表記する場合(表記は他にもある)においては、ヤスデは千足とすると綺麗じゃないかって思いました。
造語のつもりでしたが、中国とかで実際に使われてそうな気配があります。
あと、ムカデをヤスデに置き換えるネタは、意外と少ないみたいですが、わりと使えるのではと思います。ヤスデメリベとか、千足怪獣ヤスデンダーとか、ミリピードオルフェノクとか。かなり意外にも、いずれも未だ見当たりません(2008/12/3)。
(2007.2.8-2008.12.3)
リアル理有、理或、理在ロマンの当て字が有るなら、リアルも有っても良いんじゃないかな、なんちゃって。
(2008.4.9)

送り仮名省略系
読み通常表記新表記補足
かくかくしかじか斯く斯く然然(斯く斯く云々)斯々然々、斯斯然然
斯々云々、斯斯云云
こう書いた方がすっきりするというか、むしろこう書くのが正しいように思う。
赫々然々(赫々云々)ってしてしまいそうな所ですが、赫々は別の意味なので注意。「斯く言う誰某」「斯くなる上は」の斯くです。
云々と然々では、別節でも述べてますが、云々は「うんぬん」とも読む(個人的にはこちらで読む方が普通に思う)から、個人的には然々が良いと思う。
(2008.3.5)
てるてるぼうず照る照る坊主照々坊主、照照坊主やっぱり漢字ばかりだと、何々大明神みたいなちょっと堅苦しい感じになるなと、個人的に思った。
(2008.8.6)
ななめ斜め不思議な送り仮名です。
(2008.8.6)
なるべく成る可く成可(2008.3.5)
やっぱり矢っ張り矢っ張「矢張り」を「矢張」って書く事がある事からすると、普通に有りそうにも思う。
(2008.8.6)
わびさび侘び寂び、侘び寂侘寂漢語っぽくなりそうで微妙ですが、「侘び寂」みたいな中途半端なのよりは個人的には綺麗に思います。でも「侘び寂び」が一番良いかも。
(2008.8.6)


作字

漢字は実に無数に存在してますので、新造せずとも、使える漢字が既存してるかもしれません。
漢字の意味が全く違う物に変わる事は良くあるので、使われてない適当な字を持って来るのも有りかもしれません。

春夏秋冬の中で、秋だけ全く左右非対称なので、縦に並べたらどうかなぁってふと思いました。
(2010.2.3)
割と出番がある割に、万〜京の間では大分画数の多さが目立つので、これも簡略化を考えた方が良いかもしれません。中国では亿に簡略化されてるようです。
(2014.4.27)


「女」や「人」は簡素で部首としても多用されてるのに対し、「男」は画数が異様に多い上に田部扱いなので。男を簡略化すれば、部首としても活用できるようになり、漢字の表現効率もだいぶ上がるのではと思います。

他、「士」が「女」の対義で使われる場合がある事と、「女」と同じ三画である事から、男を士に置き換えたらどうかとも思いましたが、男装・男卑等の読みが変わる事になりますし、学士・弁護士・女戦士他多数の言葉を変える必要も出るので困難そうです。士は「何かしらの技術を持つ人」という感じの中性語になって来てると思いますので、単なる「男」では意味が違い過ぎてる気もします。士⇔婦としたらどうかと思った事もありましたが、士はこのまま中性語になった方が良い気もします。

関連:性別の言葉

2007.4.25-2014.4.25
金属「金」の字には、マネー、ゴールド、メタルの意味がありますが、これらを別々の漢字にしたらどうかと思う事があります。
まず、「金」の示すものとしては、日常で滅多に見かけない〔黄金〕よりも、〔金属〕全般とした方が便利なのではないかと思います。現状は、檜を木と呼び木を木属と言ってるようなものです。元々金は金属全般だった様子なので、なぜ黄金となったのかが謎ですが…。
なお、金曜日や金星の金(五行の金)は、俗的にはゴールド扱いされる事が多い気がしますが、主にメタルの意味です。金曜日はきんきらきんで、土曜日はぎんぎらぎんのぎんぎらぎんて歌がありますが、五行では金は白、土は黄なので逆になります。金属の中でも、銀は金行に、黄金は土行に当てられたりします。
「金」の字自体も、七曜(日月火水木金土)の中で飛びぬけて画数が多いので、三〜五画程度に簡略化してはと思います。金の成り立ちを見ると、だいたい土+今+光という漢字なので、画数も多くなるわけですが、地下のピカピカって所だけ抽出すれば足りるのではと思います。

〔黄金〕については、銀や銅同様「金偏+何か」の形にしてはどうかと思います(勿論、金の字形を変えるとなると、金偏の形も変わります)。この場合、音も変えるのが筋のような気もしますが、金銀と言った場合を考えると、ギンに対してキンのままの方が良さそうに思います。云→雲と同様、同音で分化する形です。旁はキンと読む物がより妥当そうですので、まずは「金」の音を担当している「今」が候補に挙げられますが、既にツがあるようです。銀の旁の艮というのは八卦にも有りますので、〔黄金〕の旁として、兌・坤・巽辺りも候補に挙げられそうです(鐉は既に有るようですが)。中国語では白金(Pt)をノと書いたりするようなので、黄も候補に挙げられそうです(鐄と同字になるかもしれませんが)。

お金は、銭とか幣とか貨とかある事と、巾が中国的にも同音らしい事から、金+幣のイメージで考えました。

和名の「かね」についても、「黄金(こがね)」からは区別されてますが、お金と金属についてはどちらも表すので、分化が欲しい所です。お金は「ぜに」で行けないでしょうかね…。

2008.12.27-2014.4.24
金+兌
金+坤
金+黄
黄金
お金


十二十干に対して十二支、正廿面体に対して正十二面体がありますので、十二を一字で表す漢字があった方が便利な気がしてます。英語とかでは、十二まではわりと独自の語になってるのと同様に。そうなると十一の漢字も欲しい所です。

31日未満の月の覚え方で、「西向く士(さむらい)」とあり、「士」が十一を示すものとして使われてますが、士に十一って意味は無いようで、あくまで士の字形から来る洒落だと思います(IMEでは出ませんが、士を「さむらい」と読む事自体は辞書にも載ってます。中国はどうなのだろう?)。そうなると「土」も使えないでしょうか。
士や土が十一ならば、十二としては、壬や王が使えそうです。二十を廿と書く事に対しても、形状的に良い対応になってると思います。壬はちょうど士を部首にしてるみたいで、通常、士のすぐ次に載ってますので、十一が士ならば、十二として非常に相応しいと思います。

しかし、士では音読みが四と被ってしまうのがまず問題だと思います。壬や王も、「二」や「三」と比べると、十二というよりは十三に見えてしまう気もします。また、壬は、十干の九番目でもあるので、九の事を示してるようにも思えてしまいますし、「千」と形が似てるのも難点かもしれません。十→大→天ならば、大と天は一・二に似てて解り易そうですが、大は数量に関わるので問題です。十二支を逆に利用して十一を戌、十二を亥として表そうとすると、十二支が亥支となり、亥が十二支のメインみたいになってしまいます。十六進数のAやBを利用する手もあるのではと思いましたが、Aは十一でなく十なので、事情は厄介になります。

十一や十二の字を考えるとなると、それに対する大字も欲しい所です。

2008.3.5-2014.4.24


十一
天に対して。天が大の上に線を引く事に由来する事から、同様に地を解釈するとこうなりそうです。このままではあまり漢字っぽく無いので、「上」と「下」のように、もう少し変形が要るかもしれません。
(2014.2.24)
てかり光岳と書いて「てかりだけ」と読む山があります。そこから、光にテを合わせて、こうしてみました。
なんだか人の顔みたいですね。
「照かる」でもいいかもしれませんが、照々と書いた時に「てるてる」「てかてか」どっちで読むかよくわからなくなってしまう。送り仮名を付ければ良いだけかもしれませんが。
(2008.4.5)
管理人だけかもしれませんが、砲は銃の大型版というイメージがあります。なのに、偏が違うというのは、微妙に違和感を感じます。「鉋」と混同しないように注意です。
(2008.4.5)
逆に銃の偏を砲に合せてみました。パッとしませんね。「硫」と混同しないように注意です。
(2008.4.5)
これは自作の字ではありませんが、片仮名のハと区別するため、積極的に正規の字形として取り入れてはどうかと思います。ハと区別するための表現かと思ってたのですが、中国語のフォントにも見られる所を見ると、ハとは関係なしに生まれたのでしょうか。それならより好都合です。⇒形が似てて紛らわしい字
(2014.4.25)

一・十・千・万と比べると、百は若い割に嫌に複雑でアンバランスな気がする。
(2009.1.10)
厘に対する分「分」と書くと、1/10になる事もあれば1/60になる事もあるので少しややこしいです。読みでは「ぶ」「ふん」と区別されてるので、後は字形を適当に区別するだけで良いと思います。「じゅうぶん」と「じゅっぷん」もしばしば紛らわしく感じますが、1/60の方を別表記にすればこれも書き分けられて便利だと思います。
(2014.4.26-27)
秒に対する分

大抵(サブカル的かも)、光と闇を対義にしますが、光という字に対して闇という字はやけに画数多いので、もっと光に並べられるくらいにシンプルにできないものかと思います。
例ではひとまず、「光」を「光が放射する様子」と見立てて、光が遮断される領域みたいなイメージで考えました。
また、闇は暗と実質的に同じ音で、闇を暗に置き換える事もあるようなので、音の異なる別の字を「やみ」に当てた方が良いかもしれません。
(2008.3.2)


戻る