CommandTimeOutプロパティ


説明

下記メソッドのタイムアウトエラーが発生するまでの時間を設定します。既定値は60000ミリ秒(=1分)です。値の取得も可能です。-1」を指定するとタイムアウトは発生しません。異常にデータ量の多い図面でacQSelectメソッドを実行する時や、起動時間が長いアプリケーションを起動してアクティブ化するような場合は、事前に大きな値を設定しておく必要があります。

メソッド名 説明
acActivate AutoCADウインドウがアクティブになるまでの最大待機時間に使用されています。
acFilter Filterダイアログが表示されてアクティブになるまでの最大待機時間に使用されています。
acFind Findダイアログが表示されてアクティブになるまでの最大待機時間に使用されています。
acQSelect QSelectダイアログが表示されてアクティブになるまでの最大待機時間に使用されています。
acSendCommand AutoCADが指定したプロンプトを表示するまでの最大待機時間に使用されています。ただしWaitDefaultPrompt引数がTrueになっている場合にはタイムアウトは発生しません。
acWaitPrompt AutoCADが指定したプロンプトを表示するまでの最大待機時間に使用されています。ただしWaitDefaultPrompt引数がTrueになっている場合にはタイムアウトは発生しません。
vbAppActivate 指定したアプリケーションがアクティブになるまでの最大待機時間に使用されています。
WaitWindowClose 指定したアプリケーションが閉じられるまでの最大待機時間に使用されています。

 

書式

Object.CommandTimeOut=Long

 

使用

Set Acad=CreateObject("AcadRemocon.Body")
Acad.CommandTimeOut=120000 '一時的にタイムアウト時間を2分に設定
Acad.acQSelect(retSelCount,True,"図面全体","文字","内容","*","*")
Acad.CommandTimeOut=60000  'タイムアウト時間を元に戻す