低レベルなヒトの覚え書き

●特別企画: 「Sansa e130」の話。あるいはWindows98とUSB Mass Storage Deviceのこと


6. おまけ(2): ACアダプタ電源での運用

「Sansa e130」(以下、e130)は、いわゆる「携帯型」の音楽プレイヤーですが、筆者はこれをもっぱら自宅の室内でのみ使用しています。 別に深い理由があるわけではなく、単に「音楽を持ち歩く」習慣がないといいますか、最近は、二輪(自転車も)の運転中にヘッドフォンで音楽を聞くのはマズイようですし。
で、どうせ部屋の中だけで使うんだったら、いっそ電源をACアダプタに置き換えてしまえば、ちまちま電池の残量を気にする必要はなくなるし、電池交換その他の手間も省けるなと。

実際に試した方法は2種類あって、まずひとつ目は、e130本体のUSB端子に5Vを供給する方法。
もうひとつは、より単純に、本体の乾電池ホルダの端子に1.5Vを供給する方法です。

6-1. USB端子に5Vを供給する

実は最初に考えたのは、1.5V給電のほうだったのですが(別件で経験済み)、前述したsystem2222さんのページにUSBで給電する方法が紹介されていたので、なんとなく、それを応用してみました。

6-1-a. system2222さんの方法

※詳細については system2222さんのページ を参照。

6-1-b. 筆者の方法

system2222さんの方法では、PCを起動させているときしかe130に給電できないので、このPCの部分をACアダプタに置き換えてみました。

※別項 (v-diy-a) 参照。

6-2. 乾電池ホルダに1.5Vを供給する

つなぐ相手がPCであれACアダプタであれ、USB端子から給電する限り、e130の電源を自由にオン/オフすることはできなくなります。 もちろん、USBケーブルを抜いてしまえば電源は切れるのですが、その場合、起動中に行なわれた設定の変更は保存されません。
これを回避するには、まずUSBケーブルを挿したままe130の電源スイッチを押し、「パワーダウン」のカウントダウンが終了するのを待ってからケーブルを引き抜く必要があり、正直ちょっと面倒臭いです。 頻繁にプラグを抜き差しすることによる、e130本体(特にコネクタ部分)への物理的な負担も気になりますし。
あともうひとつ、これはもしかしたら筆者の環境に固有の現象かもしれませんが、USB端子からの給電中にe130を一時停止させ、しばらく放置していると、ときおり勝手に再起動してたりするみたいです(実害はなくても不気味)。

というわけで、結局は当初の構想どおり、乾電池と同じ1.5Vでe130を動かすことにしました。

とりあえず、この方法で当初の目論見は完全達成。 筆者は十分に満足しております。

※別項 (v-diy-b1) 参照。

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R.1: 2008/09/02
Copyright (C) 2008 A.Satoshi