ファイル挿入
SOIの挿入
EOIの挿入
APP0(JFIF)の挿入
DQT操作
DHT操作
DRIの挿入
コメントの挿入
領域切り取り
領域貼り付け
メイン画面 ポップアップメニュー |
ダンプ
コピー
ファイル挿入
SOIの挿入
EOIの挿入
APP0(JFIF)の挿入
DQT操作
DHT操作
DRIの挿入
コメントの挿入
領域画像表示
領域切り取り
領域貼り付け
Exif/TIFF/RAW設定 (Exif/TIFF/RAW解析時)
ボタンレスモード (Ctrl+ボタン非表示)
メイン画面ポップアップメニュー ダンプ |
選択すると、ダンプ画面が表示していない場合は表示し、ポップアップを表示した位置の左端に表示されているアドレスまでスクロールします。
ダンプ画面が表示している場合は、解析リストをWクリックすることでも指定アドレスをスクロール表示することが出来ます。
解析リストのWクリックは解析リスト選択解除と2つの機能があります。
メイン画面ポップアップメニュー コピー |
解析リストの指定した範囲をコピーします。
コピーされるデータは、2種類
- テキストデータ (メモ帳などに貼り付けることが出来ます)
- 領域データ (JpegAnalyzerの領域貼り付けでコピーした範囲が挿入出来ます)
コピーした領域データはクリップボードに一旦保存されます。
他のアプリケーションの操作も含め、クリップボードに対するコピー、切り取り操作でデータは上書きされます。コピーされる範囲
切り取ったデータをどこかに貼り付ける場合は注意して下さい。
コピーや領域切り取りでクリップボード内に領域データが存在する場合だけ、領域貼り付けの項目が有効になります。
JpegAnalyzerを多重起動させた場合、切り取った領域は共通で使用出来るので、切り取った部分を他のファイルに貼り付ける事も可能です。
また、ファイルを読み直したり、JpegAnalyzerを一旦終了しても、クリップボードが書き換えられない限り、領域データは残ります。
テキストデータは選択行が無ければ、全ての行、選択行があれば選択行のテキストがコピーされます。
リストを未選択にするにはマウスカーソルがリスト上に有る状態で[ESC]キーを押すか、リストをWクリックしてください。
領域データは以下の開始アドレス、終了アドレス間がコピーされます。
開始アドレス
選択行の左端に表示されているアドレス
選択行の左端にアドレスが表示されていない場合はそれ以前に左端に表示されているアドレス
終了アドレス
選択行の後、選択されていない行の左端に表示されているアドレスの直前(-1)のアドレス
APPセグメントのサムネイル部分(色が違う)周辺をコピーする時は注意してください。領域切り取りとの相違点
通常のJPEGセグメントのアドレスとAPPセグメント内部のアドレスと混在して表示している時に、中途半端に指定してしまうと、セグメント単位でコピーされません。
設定メニューのマーカ・セグメント誤検出防止>APP内のマーカ無視にチェックを入れると、サムネイル部分の解析をさせないように出来ますので場合により選択して下さい。
領域選択をすれば、選択範囲のアドレスとサイズを表示したツールチップがマウスカーソル周辺に一瞬表示されます。
どこからどこまでが範囲か判らない場合は、アドレスを見て判断して下さい。
マウスカーソルを一旦リスト外に移動させ、リスト上に戻すことでツールチップは再表示します。
例えば、以下のリストの赤矢印(←)のいずれか、または全てを選択してコピーした場合、00000002〜00000FFF間がコピーされます。
このセグメントの範囲は、00000002〜00003848で、セグメントの途中までしかコピーされていません。
このセグメント全体をコピーしたい場合、赤矢印(←)のいずれかから、青矢印(←)の所まで範囲指定してコピーして下さい。
Address Length Message
00000000 ****** SOI :Start Of Image ******
00000002 [3845] APP1 :Exchangeable image file format (Exif)
00000014-0000009D 0th IFD Tag = 11
00000128-0000024D Exif IFD Tag = 24
00000382-0000039F Interoperability IFD Tag = 2
00000324-00000371 1st IFD Tag = 6
00001000-0000242A Thumbnail
00001000 ****** SOI :Start Of Image < Thumbnail > ******
00001002 [00C5] DQT :Define Quantization Table
00001006 QT0-8bit IJG輝度 画質30
00001047 QT1-8bit IJG色差 画質30
00001088 QT2-8bit IJG色差 画質30
000010C9 [01A2] DHT :Define Huffman Table
000010CD HT0-DC 汎用輝度HT-DC
000010EA HT0-AC 汎用輝度HT-AC
0000119D HT1-DC 汎用色差HT-DC
000011BA HT1-AC 汎用色差HT-AC
0000126D [0011] SOF0 :Start Of Frame 0 - Baseline DCT
160[0] x 120[0] pixel - 24bit color (YCbCr 4:2:2)
ComponentID-01 Y 2x1 QT0
ComponentID-02 Cb 1x1 QT1
ComponentID-03 Cr 1x1 QT1
00001280 [000C] SOS :Start Of Scan 0-63[00]
HT Selector[DC/AC] Y[0/0] Cb[1/1] Cr[1/1]
0000128E ****** Image Data ******
Data Size 4,507 bytes
00002429 ****** EOI :End Of Image < Thumbnail > ******
00003849 [00C5] DQT :Define Quantization Table
0000384D QT0-8bit 汎用輝度(IJG50,LEAD050,ACD20-22)
0000388E QT1-8bit 汎用色差(IJG50,LEAD050,ACD47-48)
000038CF QT2-8bit 汎用色差(IJG50,LEAD050,ACD47-48)
←
←
←
←
←
←
←
指定した範囲をクリップボードに一時保存される分は領域切り取りと同じで、以下の2点が異なります。注)選択範囲を表示するツールチップは次版で追加予定の機能です。
・選択範囲はそのまま残される
・選択行が無ければ、テキストデータのみ、全ての行がコピーされる
編集/メイン画面ポップアップメニュー ファイル挿入 |
リストの挿入箇所を選択状態にし、ファイル挿入を選べばダイアログが開くのでファイルを指定します。
選択箇所にファイルが挿入され、選択箇所以降のデータは挿入されたファイルデータの後に続きます。
分断されたファイルの結合やJpegAnalyzer を使って分割されたセグメントの入ったファイル等を挿入する事が出来ます。
他に、リストの挿入箇所を選択後、Shiftキーを押しながらファイルをJpegAnalyzer にドロップすることでも、ファイルを挿入することが可能です。
解析リストの挿入行を選択していないとメニューは有効になりません。
関連ページ:事例集 分割ファイルノ結合に失敗したファイル
編集/メイン画面ポップアップメニュー SOIの挿入 |
SOIはファイルの先頭にありますので、解析リストを未選択の状態ならファイルの先頭にSOIを挿入します。
リストを選択した状態でSOIを挿入すれば、選択された箇所にSOIが挿入されます。
サムネイル部分の修復に必要な場合もありえるので、解析リストの中間でも挿入出来るようにしています。
編集/メイン画面ポップアップメニュー EOIの挿入 |
EOIはファイルの末尾にありますので、解析リストを未選択の状態なら末尾にEOIを挿入します。
リストを選択した状態でEOIを挿入すれば、選択された箇所にEOIが挿入されます。
サムネイル部分の修復に必要な場合もありえるので、解析リストの中間でも挿入出来るようにしています。
編集/メイン画面ポップアップメニュー APP0(JFIF)の挿入 |
JFIF規格に適合している場合、JFIFセグメントを挿入出来ます。
挿入出来る条件は以下の通り
・SOFセグメントに有るコンポーネントがY、Cb、Cr(01、02、03)の順になっている場合
もしくは、Y(01)だけのグレイスケールの場合
・JFIFセグメントが既に無い事
・先頭(0バイト)にSOIが有る
尚、挿入位置は指定出来ず、SOIマーカの直後になります。
挿入するJFIFセグメントは以下の仕様となります。
バージョン1.2、解像度1:1、単位なし、サムネイルなし
編集/メイン画面ポップアップメニュー DQT操作 |
汎用DQTの挿入[高画質]
リスト選択で挿入位置を指定すると項目が有効になります。
サブメニュー項目QT0〜QT3があり、いずれかを選択すると、高画質(ALL1)のDQTが挿入されます。
テーブルの値全てが1のテーブルなので輝度、色差の区別はありません。
最近のデジタルカメラは画質重視の傾向にあり、そういったものを修復する場合、このテーブルが近いです。
一部のデジタルカメラでは、もろにこのテーブルを使用しているものもあります。
汎用DQTの挿入[中画質輝度]
リスト選択で挿入位置を指定すると項目が有効になります。
サブメニュー項目QT0〜QT3があり、いずれかを選択すると、ITU勧告書の輝度用サンプルデータが挿入されます。
汎用DQTの挿入[中画質色差]
リスト選択で挿入位置を指定すると項目が有効になります。
サブメニュー項目QT0〜QT3があり、いずれかを選択すると、ITU勧告書の色差用サンプルデータが挿入されます。
汎用DQTの挿入[低画質]
リスト選択で挿入位置を指定すると項目が有効になります。
サブメニュー項目QT0〜QT3があり、いずれかを選択すると、低画質(ALL255)のDQTが挿入されます。
テーブルの値全てが255(0xFF)のテーブルなので輝度、色差の区別はありません。
ホームページ掲載用画像など、ファイルサイズ軽減重視で作られた画像向けテーブルです。
高画質テーブルと対になるように用意していますが、あまりこのテーブルに近いものを使用するケースは少ないので、ホームページ掲載用画像などを修復される場合、中画質テーブルで試したほうがいいかもしれません。
DQTの連結
DQTが複数のセグメントに分かれている場合、一つのセグメントにまとめます。
DQTの分離
DQTが一つのセグメントにまとまっている場合、テーブル個数分のセグメントに分けます。
DQTの挿入について
JPEG規格上、最も画質劣化の少ない(ファイルサイズ最大)ものと、最もファイルサイズが少なくなるもの(画質劣化最大)、画質がそれらの中間(50%)のレベルに相当するITU勧告書の添付資料に掲載のサンプルデータを用意しています。
中画質は輝度用と色差用とに分かれており、それそれQT0〜QT3までテーブル番号を指定して挿入します。
以下に修復される場合のポイントを挙げておきます。
ポイント1 どのテーブルが必要かはSOFを見て判断してください。
上のリストを例に、説明します。
0000009E [0011] SOF0 :Start Of Frame 0 - Baseline DCT
2048[0] x 1536[0] pixel - 24bit color (YCbCr 4:4:4)
ComponentID-01 Y 1x1 QT0
ComponentID-02 Cb 1x1 QT1
ComponentID-03 Cr 1x1 QT1
YCbCrのYは輝度成分で、CbとCrは色差成分です。
上のリストからYにはQT0が対応、CbとCrにはQT1が対応している事がわかります。
では、クイズです(^_^) 上記SOFに必要なDQTの種類は?(複数回答)
輝度QT0、輝度QT1、輝度QT2、輝度QT3、色差QT0、色差QT1、色差QT2、色差QT3
ポイント2 何が無いのかはリスト末尾に以下のようなエラーが表示されます。
◆ テーブル ( QT0 ) が有りません ◆
ポイント3 DQTは違ったものを挿入すると画像が滲んだようになったり、ボケたりします。
異なる画質のテーブルを挿入しても全く絵が出ない事はありません。最低でも影のような絵は出ます。
中画質DQTは多くのソフトで中間の画質を選んだものと一致しますが、デジタルカメラの多くは高画質画像を出力するので、通常は一致しません。
しかし、何が写っているか判る程度の画像にはなりますので、画像が表示出来る事を確認後、別の適したDQTに差し替えてください。
JPEGを出力するソフトやカメラなどの画質設定を変更すると、違ったDQTが出力されます。
また、カメラによってはファイルサイズを一定に保つ機能があり、その調整のためにDQTが変更されるので、その場合画質設定が同じでも異なるDQTを出力します。
JPEGを出力するソフトやカメラなどのDQTには特性があり、同じ機種、同じ撮影条件のものならDQTに差異は僅か、画質劣化も最小限に収まります。
以上のようなDQTの性質をふまえ交換するテーブルを選んでください。
特性が異なる例 テーブルを入れ替えると画質が劣化が目立つ テーブルは異なるが特性が合っている例 テーブルを入れ替えても画質は比較的劣化しない
上のグラフはJpegTableAnalyzerで出力させたものです
編集/メイン画面ポップアップメニュー DHT操作 |
汎用DHTの挿入[輝度用]
リスト選択で挿入位置を指定すると項目が有効になります。
サブメニュー項目HT0-DC〜HT3-DC、HT0-AC〜HT3-ACがあり、いずれかを選択すると、ITU勧告書の輝度用サンプルデータが挿入されます。
汎用DHTの挿入[色差用]
リスト選択で挿入位置を指定すると項目が有効になります。
サブメニュー項目HT0-DC〜HT3-DC、HT0-AC〜HT3-ACがあり、いずれかを選択すると、ITU勧告書の色差用サンプルデータが挿入されます。
DHTの連結
DHTが複数のセグメントに分かれている場合、一つのセグメントにまとめます。
DHTの分離
DHTが一つのセグメントにまとまっている場合、テーブル個数分のセグメントに分けます。
DHTの挿入について
ITU勧告書の添付資料に掲載のサンプルデータを挿入します。
データは4種類、輝度用と色差用それぞれにDC成分とAC成分とに分かれており、それらのデータにHT0〜HT3のテーブル番号を付けてセグメントにします。
一般的なベースライン形式では、DHTはSOI〜SOS間に挿入すればいいので、挿入位置をリストで選択してからメニュー項目を選んでください。
リストを選択していない状態では項目は無効です。
ハフマンテーブルが違っていると正常な表示にはなりません
しかし、デジタルカメラはDCFという規格で汎用のハフマンテーブルを使用するように謳われており、挿入されるデータと同じものを使っています。
画像ソフトはハフマンテーブルの最適化オプションを使用しない場合、汎用テーブルで出力するものが多いです。
最適化ハフマンテーブルは、対象の画像データより使用頻度の高いデータが短くなるように処理生成されたデータですので、ファイル毎に異なり、それらを使用したものではDHTの修復は困難です。
また、プログレッシブ形式のJPEGファイルは最適化されたハフマンテーブルしかありません。
アドビ社のソフト(Photoshopなど)で出力されたものは、独自テーブルか最適化テーブルを使用します。
独自テーブルの場合、画質設定でパターンが決まっていますので、同じ画質設定のファイルからセグメントデータをコピーすれば修復出来る場合があります。
どのテーブルが必要かはSOSを見て判断してください。
00000251 [000C] SOS :Start Of Scan 0-63[00]
HT Selector[DC/AC] Y[0/0] Cb[1/1] Cr[1/1]
上のリストを例に、説明します。
YCbCrのYは輝度成分で、CbとCrは色差成分です。
上のリストからYにはDC/AC共HT0が対応、CbとCrにはDC/AC共HT1が対応している事がわかります。
では、DQTと同じくクイズです(^_^) 上記SOSに必要なDHTの種類は?
注意事項
・ベースライン形式ではHT2とHT3は使用しません。
・ロスレス形式ではAC成分のハフマンテーブルは使用しません。
・Exifの規定ではDHTセグメントが複数有ってはいけないことになっています。(表示できなくなる訳ではないので規定外のものも多い)
編集/メイン画面ポップアップメニュー DRIの挿入 |
解析リストに以下の様なエラーが出た場合、DRIが見つからなかった事を示します。
このような場合にDRIを挿入すれば、画像が表示出来る可能性があります。
項目有効化条件
解析リストのイメージデータ内のエラー ▲ RSTnを検出. DRIが無いかマーカ誤検出 解析リスト末尾のエラー ◆ DRIセグメントが有りません ◆
メニュー項目DRIの挿入は条件が揃わないと無効状態になっています。
・挿入位置が選択されている(DRIはSOI〜SOS間に挿入してください)
・イメージデータにRSTが有る
・DRIがない
入力値、MCU数について
項目を選択すると入力ボックスが開き、MCU数を問い合わせてきます。
画像の出力元により、以下の値を入れて画像が表示されるか試してみてください。
・画像の出力元がデジタルカメラの場合、4を入力
・画像の出力元がPhotoshopなどの画像ソフトの場合、入力ボックスに表示された値そのまま入力
この状態でプレビューし、通常は画像が正しく表示されるはずでが、画像が8ドットまたは16ドット間隔で行ずれのような画像になったら、DRIを入れなおして下さい。
入れなおすには、DRIの行が選択(反転)しているのを確かめDELキーを押すか、DRIを領域切り取りで先程挿入したDRIを削除後、再度DRIの挿入を選択します。
数値は先の画像の状態で増減してください。
状況
対処 ・画像の先頭行に次の行の左端は見えない
・画像全体に周期的に色の付いたノイズのようなブロックが見える
・イメージデータの解析部分に過剰RSTというエラーメッセージが出る
数値を小さくする ・画像の先頭行に次の行の左端が見えている
・画像下のみに周期的に色の付いたノイズのようなブロックが見える
・イメージデータの解析部分に不足RSTというエラーメッセージが出る数値を大きくする
編集/メイン画面ポップアップメニュー コメントの挿入 |
任意のテキスト文字の入ったセグメントを挿入します。
コメントはSOI〜SOS間であればどこでも挿入可能です。
また、複数入れてもかまいません。
リストを選択した状態で項目を選ぶと、入力ボックスが開きますので、任意の文字を65530文字以内で入力します。
事前にメモ帳などで文字列をコピーしておけば、入力済みで入力ボックスが開きます。
コメント文字はC言語で扱い易いように最後にヌル文字を挿入する(C文字列)慣例があって、当ソフトもヌル文字を挿入するようにしています。
解析リストの挿入行を選択していないとメニューは有効になりません。
編集/メイン画面ポップアップメニュー 領域画像表示 |
JPEGやJPEG以外のファイル内部にあるJPEG構造の画像を表示させる機能です。
ファイル内部のJPEG構造をSOIからEOIまで選択し、領域画像表示を選択してください。
プレビューウインドウに画像が表示されます。
プレビューウインドウのタイトル書式
HHHHxVVVV 領域画像 (ssssssss-eeeeeeee)その他
HHHHxVVVVは画像サイズ、ssssssss-eeeeeeeeはファイル領域
・SOIは無くても、内部処理で付加され表示は可能です。
その場合、プレビューウインドウのタイトルにSOI+が加えられます。
・選択領域がJPEG構造ではなかったり、エラーがある場合はプレビューウインドウのタイトルに表示不可と表示され、画像は表示されません。
・JPEG以外のファイルを解析する場合、設定項目のJPEG系拡張子以外は解析しないのチェックが付いていない事を確認して下さい。
上図はWindowsを縮小表示させた時に出来るThumbs.dbの内部画像を表示した例
編集/メイン画面ポップアップメニュー 領域切り取り |
解析リストの指定した範囲を切り取ります。
切り取った領域データはクリップボードに一旦保存されます。
他のアプリケーションの操作も含め、クリップボードに対するコピー、切り取り操作でデータは上書きされます。切り取ったデータは解析リストのテキスト文字も含みます。
切り取ったデータをどこかに貼り付ける場合は注意して下さい。
コピーや領域切り取りでクリップボード内に領域データが存在する場合だけ、領域貼り付けの項目が有効になります。
JpegAnalyzerを多重起動させた場合、切り取った領域は共通で使用出来るので、切り取った部分を他のファイルに貼り付ける事も可能です。
また、ファイルを読み直したり、JpegAnalyzerを一旦終了しても、クリップボードが書き換えられない限り、領域データは残ります。
メモ帳などに切り取った部分の解析リストを貼り付ける事も可能です。切り取り後、切り取った行が選択状態になります。
但し、解析リストの選択した行が保存されるので、領域データの範囲と違う場合があります。
もし、誤って切り取ってしまった場合、選択状態を変えずに領域貼り付けをすれば元に戻せます。他のマーカ・セグメントの挿入の取り消しに使用出来ます。
各マーカ・セグメントの挿入後、挿入した部分が選択状態になります。切り取る範囲は左端に表示されているアドレスから、次のアドレスの直前までです。
選択状態を変えずに領域切り取りをすれば元に戻せます。
開始アドレス
選択行の左端に表示されているアドレス
選択行の左端にアドレスが表示されていない場合はそれ以前に左端に表示されているアドレス
終了アドレス
選択行の後、選択されていない行の左端に表示されているアドレスの直前(-1)のアドレス
APPセグメントのサムネイル部分(色が違う)周辺を切り取る時は注意してください。
通常のJPEGセグメントのアドレスとAPPセグメント内部のアドレスと混在して表示している時に、またがって切り取ってしまうと、ファイルが壊れる場合があります。
領域選択をすれば、選択範囲のアドレスとサイズを表示したツールチップがマウスカーソル周辺に一瞬表示されます。
どこからどこまでが範囲か判らない場合は、アドレスを見て判断して下さい。
マウスカーソルを一旦リスト外に移動させ、リスト上に戻すことでツールチップは再表示します。以下のリストはExifセグメントを切り取ろうとして、Exifのサムネイル以下が残ってしまった失敗例です。
Address Length Message
00000000 ****** SOI :Start Of Image ******
00000002 [3845] APP1 :Exchangeable image file format (Exif)
00000014-0000009D 0th IFD Tag = 11
00000128-0000024D Exif IFD Tag = 24
00000382-0000039F Interoperability IFD Tag = 2
00000324-00000371 1st IFD Tag = 6
00001000-0000242A Thumbnail
00001000 ****** SOI :Start Of Image < Thumbnail > ******
00001002 [00C5] DQT :Define Quantization Table
00001006 QT0-8bit IJG輝度 画質30
00001047 QT1-8bit IJG色差 画質30
00001088 QT2-8bit IJG色差 画質30
000010C9 [01A2] DHT :Define Huffman Table
000010CD HT0-DC 汎用輝度HT-DC
000010EA HT0-AC 汎用輝度HT-AC
0000119D HT1-DC 汎用色差HT-DC
000011BA HT1-AC 汎用色差HT-AC
0000126D [0011] SOF0 :Start Of Frame 0 - Baseline DCT
160[0] x 120[0] pixel - 24bit color (YCbCr 4:2:2)
ComponentID-01 Y 2x1 QT0
ComponentID-02 Cb 1x1 QT1
ComponentID-03 Cr 1x1 QT1
00001280 [000C] SOS :Start Of Scan 0-63[00]
HT Selector[DC/AC] Y[0/0] Cb[1/1] Cr[1/1]
0000128E ****** Image Data ******
Data Size 4,507 bytes
00002429 ****** EOI :End Of Image < Thumbnail > ******
00003849 [00C5] DQT :Define Quantization Table
0000384D QT0-8bit 汎用輝度(IJG50,LEAD050,ACD20-22)
0000388E QT1-8bit 汎用色差(IJG50,LEAD050,ACD47-48)
000038CF QT2-8bit 汎用色差(IJG50,LEAD050,ACD47-48)
←
←
←
←
←
←
上のリストで赤矢印の部分を切り取ると、以下のようになります。
Address Length Message
00000000 ****** SOI :Start Of Image ******
00000002 ****** SOI :Start Of Image ******
00000004 [00C5] DQT :Define Quantization Table
00000008 QT0-8bit IJG輝度 画質30
00000049 QT1-8bit IJG色差 画質30
0000008A QT2-8bit IJG色差 画質30
000000CB [01A2] DHT :Define Huffman Table
000000CF HT0-DC 汎用輝度HT-DC
000000EC HT0-AC 汎用輝度HT-AC
0000019F HT1-DC 汎用色差HT-DC
000001BC HT1-AC 汎用色差HT-AC
0000026F [0011] SOF0 :Start Of Frame 0 - Baseline DCT
160[0] x 120[0] pixel - 24bit color (YCbCr 4:2:2)
ComponentID-01 Y 2x1 QT0
ComponentID-02 Cb 1x1 QT1
ComponentID-03 Cr 1x1 QT1
00000282 [000C] SOS :Start Of Scan 0-63[00]
HT Selector[DC/AC] Y[0/0] Cb[1/1] Cr[1/1]
00000290 ****** Image Data ******
Data Size 4,507 bytes
0000142B ****** EOI :End Of Image ******
0000142D <=== 不明な領域 5,150 bytes
0000284B [00C5] DQT :Define Quantization Table
0000284F QT0-8bit 汎用輝度(IJG50,LEAD050,ACD20-22)
00002890 QT1-8bit 汎用色差(IJG50,LEAD050,ACD47-48)
000028D1 QT2-8bit 汎用色差(IJG50,LEAD050,ACD47-48)
範囲は0x00000002-00000FFFが切り取られるので、0x00000002からは元の0x00001000からの領域、サムネイルのデータになり、APP領域のサムネイル以降にあった領域が不明な領域として残ります。注)選択範囲を表示するツールチップは次版で追加予定の機能です。
設定メニューのマーカ・セグメント誤検出防止>APP内のマーカ無視にチェックを入れると、サムネイル部分の解析をさせないように出来ますので場合により選択して下さい。
編集/メイン画面ポップアップメニュー 領域貼り付け |
解析リストの指定した位置に、コピーや領域切り取りを行った部分を貼り付けます。
クリップボード上にある領域データが選択位置にコピーされます。
コピーや領域切り取りを行うと、クリップボード内に領域データが保持され領域貼り付けが有効になります。貼り付け後、追加された行が選択状態になります。
その状態で、挿入位置を選択(反転)し、領域貼り付けを行うと、領域データが選択位置にコピーされます。
JpegAnalyzerを多重起動させた場合、切り取った領域は共通で使用出来るので、切り取った部分を他のファイルに貼り付ける事も可能です。
また、ファイルを読み直したり、JpegAnalyzerを一旦終了しても、クリップボードが書き換えられない限り、領域データは残ります。
もし、誤って貼り付けてしまった場合、選択状態を変えずに領域切り取りをすれば元に戻せます。
メイン画面ポップアップメニュー ボタンレスモード |
ボタンレスモードでExif要約情報のみ表示させた状態