JpegAnalyzer操作説明 メイン画面 Back


アドレス列 レングス列 メッセージ列 メインメニュー・ファイル メインメニュー・編集 メインメニュー・ツール メインメニュー・オプション メインメニュー・設定 メインメニュー・ヘルプ 情報ボタン 解析ボタン ダンプボタン プレビューボタン 分割ボタン 保存ボタン 終了ボタン ダンプ コピー ファイル挿入 SOIの挿入 EOIの挿入 APP0(JFIF)の挿入 DQT操作 DHT操作 DRIの挿入 コメントの挿入 領域画像表示 領域切り取り 領域貼り付け メイン画面 セパレータ 先頭へ 10ページ戻す 1ページ戻す 1/2ページずらす 1ページ進める 10ページ進める ファイル末尾へ パッチ 1バイト挿入 1バイト削除 元に戻す コピー 前のマーカへ/次のマーカへ 前のRST候補へ/次のRST候補へ ダンプ画面 プレビュー画面 プレビュー画面 プレビュー画面 プレビュー画面 プレビュー画面 プレビュー画面 プレビュー画面 プレビュー画面 プレビュー画面 プレビュー画面

メイン画面の機能

メイン画面では以下のリスト表示をします。
プログラム起動直後のファイルが読込まれていない状態では、プログラムバージョンと起動時の設定情報が表示されます。
ファイル情報リスト
JPEG以外のファイルも含め、各種ファイル共通な情報を表示します。

JPEG解析リスト
JPEG構造を解析し、リスト表示します。
JPEGファイルでなくても、内部にJPEG形式の構造が含まれている場合、含まれるJPEG構造部分を解析しますので、別形式のファイルでもJPEG画像が含まれているか調べる事が出来ます。


各領域の種類、状態別に色分け表示しますので、重要な領域とそうでない領域との見分けが出来ます。
ファイル内の各ブロック(セグメントなど)の持っている情報を要約して表示し、その値が異常であればエラー表示します。
リストの末尾には、構造上の問題点が有ればエラー表示し、画像が表示出来ない場合の原因を指摘します。

メタデータ解析リスト
JPEGファイル内、APPセグメントに記録された情報を解析し、リスト表示します。
表示出来るものは、
Exif(デジタルカメラ撮影情報)、XMP(Adobe社の画像情報)、ICC(カラーマネージメント情報)、Camera Info(旧式のデジタルカメラ撮影情報)、IPTC-NAA(主に報道関係で利用される写真情報)など
これらの情報は、メイン画面とダンプ画面、いずれかに切り替えて出力させる事が出来ます。
TIFF解析リスト
TIFF、またはTIFF形式のカメラRAWの構造を解析表示します。
TIFF画像そのもののプレビューは出来ません。
JPEG編集機能
値の決まっている、または決められるマーカ・セグメントの挿入、コピー、切り取り、貼り付け、ファイルとして入出力など
うまく使ってやると致命的な破損状態のファイルでも修復出来る可能性があります。
プレビュー機能で、修復したJPEGファイルがどのような表示になるか、すぐに確認が出来ます。
編集の具体例や手順等を事例集にまとめていますので、参考にして下さい。

注意事項
編集操作を行う場合、リストの挿入箇所や削除範囲を選択していないとメニュー項目が無効になります。
TIFF画像などの他形式画像内のJPEG構造を編集すると、元の形式としては読めなくなる場合があります。
プログラム連携機能
画像ビュアやバイナリエディタなど併用して使えば便利なソフトを登録しておくことで、簡単に設定プログラムを起動できます。
ダンプ画面へのジャンプ機能
リストの左端に8桁のアドレスがある行から、右クリックでメニューを表示させ、ダンプを行うと、ダンプ画面を表示し、指定アドレスにカーソルが移動します。
既にダンプ画面が表示している場合は、リストをWクリックするだけで移動します。
ExifやTIFF解析リストでは、タグアドレスとデータアドレスに切り替える事が出来るので、各リストのダンプを見る際に素早く目的のアドレスが確認出来ます。
数値表記について
アドレス・セグメント長は16進です。その他(バイト数・ピクセル数など)は10進です。
解像度・画像サイズは横X縦で表しています。
※セグメント長はファイル実記録のサイズでマーカ分の2バイトを含まず、セグメント長コード2バイトを含む16進のコードです。
ツールチップ表示について
JPEG編集画面では範囲選択した後、マウスカーソルの位置に数秒間ツールチップ(ヒント)が表示されます。
表示内容は選択範囲の開始-終了位置、範囲サイズ、16進サイズとなります。
コピーや領域切り取り時の確認や、JPEGセグメント長の計算などに利用して下さい。
マウスカーソルをウインドウの外に一旦出してからウインドウ内に戻すと再表示させることが出来ます。


メイン画面のキー操作   JpegAnalyzer全体のキー対応一覧はこちら

マウスカーソルをメイン画面上に置き、キー入力することで操作が出来ます
注)ダンプ画面上にマウスカーソルが有ると、ダンプ画面が反応


対応キー
HOME 先頭へ移動
END 末尾へ移動
PAGE UP 表示中の1画面分上へスクロール
PAGE DOWN 表示中の1画面分下へスクロール
↑ ← 上に移動
↓ → 下に移動
Ins JPEG解析時、領域貼り付け
Del JPEG解析時、領域切り取り
Ctrl+K ヘッダー修復中、先頭1MCUブロック削除
Ctrl+L ヘッダー修復中、先頭1ライン削除
A/B/D/F/I/M/N/P/Q/U/V ダンプ画面にカーソル移動
ESC 選択取り消し(リストWクリックでも可)
Ctrl+C 選択行あり 選択行のコピー
選択行なし リスト全体のコピー

※注意事項※

連続でキーを入力しないで下さい。
処理途中に次の処理が割り込んだ場合の制御を行っていませんので、連続でキーを入力した場合、おかしくなる可能性があります。

マウスカーソルがメイン画面上に無いと反応しません。
ダンプ画面表示中は、ダンプ画面用の文字キー(A、B、D、F、I、M、N、P、Q、U、V)を押した場合ダンプ画面にカーソルが移動してしまいますので注意してください。


リストの選択、非選択方法

リストをクリックした箇所が選択状態(反転状態)になります。
違う箇所をクリックすればそこが選択され元の場所は選択が解除されます。

範囲を選択したい時はマウスの左ボタンを放さず動かすと、マウスボタンを押した位置から放した位置までが選択されます。
リストの選択箇所を全て解除する場合、リストを
ダブルクリックするか[ESC]キーを押して下さい。

また、ShiftキーやCtrlキーを押しながらの操作にも対応しています。
Shiftキーを押しながらリストをクリックすると、それ以前に選択していた箇所から押しながらクリックした箇所まで選択されます。
Ctrlキーを押しながらクリックすると、それ以前に選択していた箇所を解除せずに、クリックした個所を選択状態にします。


リスト文字フォントの変更

リスト文字を大きくして見易くしたり、小さくして画面スペースを空けたり出来ます。

変更手順
@JpegAnalyzerが起動していれば終了させ、インストールしてあるフォルダの中の
JpegAnalyzer.ini ファイルをメモ帳などテキスト編集ソフトで開けて下さい。
A
[Window]セクションのFontSizeの値を変更して下さい
デフォルトは画面のプロパティで大きいフォントを設定されている方は12、それ以外は9になっています。

キー 備考
FontSize デフォルト値
12:画面のプロパティが大きいフォント
9:上記以外
FontName 等幅フォント("MS ゴジック"、"MS 明朝")を指定する
HScrollWidth 0:デフォルト値
ウインドウ横幅を超えた値にすると解析リストに横スクロールバーが付きスクロール出来るようになる



メイン画面 アドレス列 Back
マーカ・セグメントやイメージデータの先頭位置を16進8桁で表示します。

リスト上で右クリック、ダンプを選択すると、指定アドレスをダンプ表示出来ます。
また、ダンプ画面表示中はリストをWクリックするだけでダンプ画面の指定アドレスにカーソルが移動します。



メイン画面 レングス列 Back
マーカ2バイトを差し引いたセグメントのサイズを16進4桁で表示します。
ダンプすると判りますが、セグメントの3〜4バイト目の値そのものです。


関連ページ:JPEGファイルの構造



メイン画面 メッセージ列 Back
JPEG構造を解析し、各領域に合わせたメッセージが表示されます。
各メッセージの意味は以下のページで説明されています。


関連ページ:JPEG解析メッセージリストJPEGフォーマットエラーリストJPEGセグメントエラーリスト



メイン画面 情報ボタン ファンクションキーF2 Back
解析ボタンと交互に切り替わります。
ファイルサイズ、ファイル属性、タイムスタンプなど、一般のファイル情報のほかに、CRC-32とMD5のチェックサム情報を表示します。



メイン画面 解析ボタン ファンクションキーF3(JPEG)・ファンクションキーF4(TIFF) Back
ファイルの解析を行います。
情報ボタンと解析ボタンは一対で切り替わります。

ボタン操作はJPEG解析画面と以下の画面を押す度に交互表示します。
・Exif(デジタルカメラ撮影情報)付きJPEGファイルの場合、Exif解析画面
・TIFF/RAWファイルの場合、TIFF/RAW解析画面

ファンクションキーの場合、決まった解析画面を表示します。
F3−JPEG解析画面
F4−ファイルにより次の優先でいずれかを表示 Exif解析画面>TIFF/RAW解析画面>JPEG解析画面

JPEG解析画面では
マーカを発見したアドレスとセグメント長、マーカ名の順に表示され、特定のセグメントでは、そのセグメントに含まれる情報を表示します。
画像サイズやコメントの文字など色々な情報が見れます。

各セグメントの状態、セグメントパラメータにより異常があればセグメント部分または末尾にエラーが表示され、末尾表示にスクロールし、ウインドウが前面表示に切り替わります。
セグメント単位の編集機能はこの画面で行います。


解析ボタン上からマウスを右クリックするとツール>組込み情報と同じ項目が表示されます。




メイン画面 ダンプボタン ファンクションキーF5 Back
選択するとJpegAnalyzerの画面右側に、ダンプ画面が追加表示され、もう一度押すとメイン画面だけに戻ります。
メイン画面とダンプ画面の境界線を移動させ、2つの画面の配分を調整する事が出来ます。
1画面状態と2画面状態の各サイズを記録しますので、一旦調整すれば、再起動後も調整したサイズで使用出来ます。



メイン画面 プレビューボタン ファンクションキーF6 Back
プレビュー画面の表示/非表示を指定します。
JPEGファイルを読込んでいる状態で有効になります。

プレビューモードについて
プレビュー(主画像表示)と領域表示、サムネイル表示を同じフォームで行っている為に、表示が重なった場合の復帰動作を選択します。

Mode1 プレビュー後、領域表示、サムネイル表示でプレビューボタン復帰(従来)
その後のファイル加工でプレビュー画面は消える
Mode2 プレビュー後、領域表示、サムネイル表示でプレビューボタンは復帰しない
その後のファイル加工でプレビュー画面は主画像を表示

モードの切替えはCtrlキーを押してプレビューボタンをクリックして下さい。
モードの確認はプレビューボタンにカーソルを当ててポップアップされるヒント表示を見て下さい。


関連ページ:プレビュー画面

プレビューボタン上からマウスを右クリックすると主画像及びツール>サムネイルの表示項目と設定項目:ファイル読取り直後のサムネイル表示が表示されます。




メイン画面 分割ボタン ファンクションキーF7 Back
JPEGファイルの中にはJPEG構造を内蔵する入れ子構造のものがあり、またJPEG形式以外のファイルでもJPEG構造を内蔵しているものがあります。
そういったファイルの中からJPEG構造を取り出しファイルにするための機能です。
2種類の使い方が出来るようになっています。

リスト選択有り
選択されたリスト範囲をファイルにします。
ファイル名は元ファイルと同じ名前に追い番が付いたものになります。

リスト選択なし
読み取ったファイルをSOIマーカ毎にファイルにします。

※ 設定>自動EOI付与にチェックが入っていれば、EOIマーカの無い構造の分割にはEOIマーカを付けて保存します。
※ リスト選択を解除したい場合は、ESCキーを押すか、リストをWクリックして下さい。
※ リスト選択範囲は以下の通り
開始位置 選択開始行の左端に記載されたアドレス
アドレス欄が空欄の場合その行より上の行のアドレス
終了位置 選択終了行の次の行の左端に記載されたアドレス
アドレス欄が空欄の場合その行より下の行のアドレス
それらのアドレスより1引いたものが終了位置

注意事項
出力ファイルのJPEG構造のチェックは行っていません。
ファイル構造によって表示出来ないファイルを作る場合があります。



メイン画面 保存ボタン ファンクションキーF8 Back
保存はメモリー上の編集したデータをJPEGファイルとして出力します。
保存ボタンはファイル読み込み直後は無効で、編集操作でメモリーデータが変更された後に有効となります。
設定>保存ボタンの処理により、
名前を付けて保存、追い番を付けて保存、上書き保存の3種類の保存方法を選べます。

保存ボタン上からマウスを右クリックすると名前を付けて保存、追い番を付けて保存、上書き保存の項目が表示され、保存方法を指定して保存出来ます。




メイン画面 終了ボタン ショートカットAlt+F4 Back
JpegAnalyzerを終了します。

終了時には、未保存のLOGファイルの出力、各設定値の保存を行いますが、JPEG画像が未保存であっても警告なしに終了しますので注意願います。