メインメニュー 設定 Back
ファイル読取り直後の画面指定

TIFF形式ファイルを解析する


Exif/TIFF/RAW設定

マーカ・セグメント誤検出防止

拡張子チェック

アスペクト比修正


自動EOI付与


終了時に設定情報を更新しない


パッチ処理後、再解析する


保存ボタンの処理

解析リスト文字色

組込み情報の出力先

多重起動禁止・許可


画面透過

(※)付きの項目は、初期状態で非表示にしています
利用される方は、非表示メニュー項目を参照し、設定を変更して下さい。



設定 ファイル読取り直後の画面指定 Back


配下のメニュー項目をチェックする事で、ファイル読取り後の初期画面を指定します。

ファイル情報・JPEG解析・Exif解析

ファイル読取り後、ファイル情報、JPEG解析、Exif解析の3画面のどちらを表示させるか設定出来ます。
画面には優先順位があり、読み込んだファイルが条件外の場合、優先順位の低い画面になります。


優先 画面 表示条件
Exif解析 下記条件+Exifセグメントが有れば表示
JPEG解析 JPEG系拡張子以外は解析しない有効時にJPEG系拡張子読み込んだ場合 または
JPEG系拡張子以外は解析しない無効の時
ファイル情報 設定すれば常に表示する

ダンプ

ファイル読取り後、ダンプ画面を表示させたい場合にONにします。

サムネイル

チェックONだとファイル読取り後、サムネイルを表示します。

※サムネイルが含まれない場合表示しません。

※プレビュー画面を共用しているため、プレビュー表示とサムネイル表示は同時には出来ません。
  両方表示する設定になっている場合、読み込みファイルにサムネイルが有ると、プレビュー表示はOFFになります。
  ちなみに、ファイル読取り後、プレビュー表示させる場合、当設定をOFFに、プレビューボタンをONにします。


サムネイルの優先順位について
サムネイルが複数含まれる場合は、プレビュー画面のサイズに近いものを選択するようになっています。
選択に幅を持たせる為、INIファイルに設定を用意しています。

[Analyzer]セクション、キー"ThumbnailSelectionTarget"、初期値100

値100は100%を意味し、プレビュー画面と同サイズの画像を選択しようとします。
淵をなるだけ表示しないよう、大きな画像を選択したい場合、200などにして下さい。
逆に速度アップで比較的小さい画像を選択したい場合、50などとして下さい。
サムネイルが複数記録されている場合にのみ、有効な機能です。



設定 TIFF形式ファイルを解析する Back
このメニュー項目は、初期状態で非表示にしています
利用される方は、非表示メニュー項目を参照し、設定を変更して下さい。

ファイル読み取り時にTIFF形式のチェックを行っており、読み込みファイルがTIFF及びTIFF形式RAWファイルでこの項目にチェックが付いていればTIFF解析を行います。
逆に、読み込みファイルがTIFF形式であっても、この項目にチェックが付いていなければ、処理は拡張子チェック>JPEG系拡張子以外は解析しないの設定に従います。

この項目はデフォルトでONです。
また、解析ボタンを押す度にJPEG解析画面とTIFF解析画面を切替え表示出来ます。

読み取りファイルと各設定との対応
設定>拡張子チェック>
JPEG系拡張子以外は解析しない
OFF OFF ON
設定>
TIFF形式ファイルを解析する
OFF ON OFF
JPEGファイル JPEG解析 JPEG解析 JPEG解析
TIFFファイル JPEG解析 TIFF解析 ファイル情報
JPEG/TIFFファイル以外 JPEG解析 JPEG解析 ファイル情報


設定/メイン画面ポップアップメニュー Exif/TIFF/RAW設定 Back

Exif情報の表示内容を指定します。
メイン画面のポップアップ項目は、Exif情報を表示中にのみ表示されます。

設定項目は表示項目の表示/非表示を選択する設定(上段)とそれ以外(下段)に分かれています。

メイン画面ポップアップメニュー


上段設定項目 基本タグ
チェックオン
(デフォルト)
解析リストのメーカーノート以外のタグ情報を表示します
チェックオフ 解析リストのメーカーノート以外のタグ情報を表示しません
要約のみ表示したい場合に選択します


上段設定項目 メーカーノート
解析済み項目
(デフォルト)
内容の判っている項目を表示します
全てのタグ表示 内容の不明な項目も表示します
不明な項目は項目名に(括弧)でデータタイプ、内容表示欄に記録されている数値またはデータの記録範囲を表示します
表示しない
メーカーノートは表示しません


上段設定項目 ユーザーコメント
チェックオン
(デフォルト)
ユーザーコメント領域内の文字列を表示します
オール"0"などの無意味なデータはオンの設定でも表示されません
チェックオフ ユーザーコメント領域内の文字列を表示しません
無意味な数値や文字などが記録されている場合など、ユーザーコメントを表示させたくない場合にオフにして下さい


上段設定項目 PIMデータの表示
現在PIMのデータの意味が判らず数値のみの表示になっており、一般には無意味な情報だと思いますので、表示されないようにしています。
チェックオン

PIMデータ(PIM項目 x 16進4バイト)を表示します
チェックオフ
(デフォルト)
PIMデータは表示しません


上段設定項目 要約表示
デジタルカメラの主要な撮影情報を少ない行数にまとめて表示します。
ホームページなどで写真を公開する場合に、コピーして使用すれば便利かもしれません。

また、多量に表示される情報はかえって判り辛いと思われる方は、要約表示だけ表示したり、末尾にスクロールさせ要約表示が最初に見える状態にすれば判り易くなるかも知れません。

チェックオン
(デフォルト)
デジタルカメラの撮影情報の要約を表示します
チェックオフ

デジタルカメラの撮影情報の要約を表示しません


上段設定項目 被写界深度
記録された焦点距離、F値などの条件で、手前と後方の画像がぼける距離を計算します。
Exif解析時に、入力等をしないである程度の目安となる深度を表示させる事を目的に作っています。
データの精度やデジタルカメラの能力などを考慮していない部分があるので参考程度に見て下さい。


タグ被写体距離の値 Exifタグ0x9206 被写体距離を参照して計算
被写体@mの値 よく撮影される被写体までの距離を5パターンまで入力しておけます
デフォルトで1、3、5、10、100mが設定されています
被写体Amの値
被写体Bmの値
被写体Cmの値
被写体Dmの値

上記項目をクリックすればチェックをON/OFF出来、チェックの付いた項目が計算されます。

各項目はCtrlキーを押しながらメニューを選択すると設定値を変更出来ます。
Ctrl+タグ被写体距離の値 許容錯乱円定数を変更出来ます
Ctrl+被写体@〜Dmの値 各項目の被写体距離を変更出来ます



表示例
被写体が1mの時の被写界深度 : 0.95-1.05m(100mm)
過焦点距離=20.1m 許容錯乱円径=0.022mm

←ピントの合う前後の距離(深度)を表示
←この行は深度計算すれば最後に表示します


被写体距離 カメラのレンズから焦点(ピント)を合わせた所までの距離
焦点距離 カメラのレンズから撮像素子までの距離
過焦点距離 後方被写界深度が無限大となる被写体距離
許容錯乱円径 "ぼけ"と識別する点の大きさ


注意事項
・タグ被写体距離については以下のタグが記録されるもののみ表示されます。
 Exifタグ0x9206(通常記録されません)
 Casioメーカーノート0x2022タグ
 Nikonメーカーノート0x0098タグ-レンズ情報0101-9(D2H/70/70s)
 Olympusメーカーノート-フォーカス情報0x0305タグ
・焦点距離よりも被写体距離が短い場合は計算式が成立しないので、値が表示されません。
・マクロや近接撮影時は誤差が多くなります。
・計算値の基となる撮像素子のサイズを、35mm焦点換算倍率より割り出して計算しています。

正確に計算したい方は、計算式を記載しておきますので、計算してみて下さい。


撮像素子対角サイズ=√(撮像素子横サイズ^2+撮像素子縦サイズ^2)

許容錯乱円径=撮像素子対角サイズ÷許容錯乱円定数

許容錯乱円定数 
当ソフトでは全機種固定値で、デフォルトで1300としています。

過焦点距離=焦点距離^2÷(許容錯乱円径×F値)

前方被写界深度=(許容錯乱円径×F値×被写体距離^2)÷(焦点距離^2+許容錯乱円径×F値×被写体距離)

後方被写界深度=(許容錯乱円径×F値×被写体距離^2)÷(焦点距離^2−許容錯乱円径×F値×被写体距離)


また、値を変えて深度がどのように変化するか簡単に計算出来るソフトを別で作っています。
よければ使用してみて下さい。


DC Calc デジタルカメラの被写界深度などを計算
http://homepage3.nifty.com/kamisaka/

参考webサイト
カメラの被写界深度の比較

http://www.asahi-net.or.jp/~YD8S-HMD/others/camera2.htm
fCalcの使用法
http://digicamworks.net/Gekkan/fCalc/fCalcRevisedSep04.htm


下段設定項目 表示位置
Exif/TIFF/RAW情報を表示した時の画面の位置を指定出来ます。
但し、以下の制限があります。
・ExifIFDの無いTIFFファイルは、末尾しかスクロールしません。その他は全て先頭位置になります。
・ダンプ画面(右)のリストに表示させる場合は対応していません。(常に先頭)

前回の
表示位置
リストをスクロールさせた位置を記憶し、再度リスト表示、別ファイルの表示などで同じ位置を表示します
タグの数が違ったり、末尾までの行数が足りなかったりすると位置ずれしますので、同一機種の画像をファイルを読み換えて閲覧する場合に適しています
先頭 リストの先頭の情報を閲覧する場合に適しています
メーカーノート
先頭
メーカーノートの先頭の情報を閲覧する場合に適しています
メーカーノートが無かった場合、先頭から表示します
末尾 要約表示、メーカーノート、レンズ情報、被写界深度など、末尾に表示される情報を閲覧する場合に適しています


下段設定項目 表示アドレス
左端に表示されるアドレスをタグの先頭位置またはデータの先頭位置どちらかを指定します。

5バイト以上あるタグデータはタグの値位置に書かれず、タグのオフセットで指定される別の位置に書かれます。
当設定をデータ側にすると面倒なアドレス計算をせずにデータの位置がわかり、ダンプ画面との併用で該当のバイナリーを直接見たり書き換えたりすることが出来ます。

TIFFやExif領域内の書き換えは、バイト挿入、削除をするとそれ以降のタグデータの位置がずれてしまうので注意して下さい。
(PATCHはOK)



下段設定項目 メーカーノートOffset自動調整
このメニュー項目は、初期状態で非表示にしています
利用される方は、非表示メニュー項目を参照し、設定を変更して下さい。
二次加工するソフトの中には、メーカーノートを破損させてしまうものがあり、その症状の中にTIFF-IFD形式に由来するデータの記録位置ずれがあります。
当機能は識別出来るデータが記録された一部のメーカーノートに対し、位置ずれがあるものは補正し正しく表示出来るようにします。
また、バイトオーダが反転するケースがありますが、それについては手動補正の必要がないため、選択項目はありません。

補正を行った場合や識別データが見つからず補正出来なかった場合など、その状態をメーカーノートのタイトル行の上に表示します。
当項目は下記メーカーノートOffsetマニュアル調整と交互にチェックが付くようになっており、デフォルトでチェックオン(自動調整有効)になっています。
マニュアルでオフセットを調整する必要がある場合のみ、メニューを有効化して下さい。


オフセットずれ自動補正の対象と識別子
種類 位置 識別子(テキスト文字列など)
Canon メーカーノート タグ0x0007 "Firmware "
Casio タイプ2 メーカーノート タグ0x0004 サムネイルヘッダー
Epson メーカーノート タグ0x0209 "EPSON DIGITAL CAMERA"
KonicaMinolta αSweetDigital タグ0x0114 シャープネス/コントラスト/彩度/色合いの各値
KonicaMinolta α7Digital タグ0x0004 シャープネス/コントラスト/彩度/色合いの各値
Olympus メーカーノート タグ0x0209 "OLYMPUS DIGITAL CAMERA"
Olympus メーカーノート(E-10のみ) タグ0x0209 "E-10"(空白が続くので5バイト以上)
Panasonic タイプ1 メーカーノート タグ0x0033 "9999:99:99 00:00:00"の間のコロン":"の位置
Pentax タイプ2 メーカーノート タグ0x0004 サムネイルヘッダー
Ricoh タイプ3 メーカーノート タグ0x0002 "Rev"
Sigma メーカーノート タグ0x000C "Expo:"
Sony メーカーノート タグ0xB020 "Siandard" "Vivid" "Real" "None"いずれかの文字列
PIM ヘッダー "PrintIM"


下段設定項目 メーカーノートOffsetマニュアル調整
このメニュー項目は、初期状態で非表示にしています
利用される方は、非表示メニュー項目を参照し、設定を変更して下さい。
上記自動調整機能が働かないメーカーノートの位置ずれをマニュアルで調整する機能です。
選択すると入力ボックスが開くので、位置ずれ量を数値で入力します。
前にずらす場合はマイナス"-"を付けて下さい。

繰り返しずらす場合は、ファイルを最初に読み取った位置が基準になっていますので注意して下さい。
例えば、−3ずらした後に1戻したい場合、−2を入力します。
ずらした量は、メーカーノートの先頭行に表示されます。

当項目は上記自動調整項目と交互にチェックが付くようになっていますが、この項目は選択する度に入力ボックスが開きます。
(自動/手動切り替えスイッチとオフセット入力スイッチの2機能を兼ねている)

また、当項目は設定忘れ防止の意味で、再起動後は自動調整に戻ります。


メーカーノートOffset入力画面


下段設定項目 LensID未対応機種のレンズ名表示
レンズ交換式デジタルカメラのLensIDが読めない機種を対象に、レンズの焦点距離などのデータを元に該当レンズ名をメーカーノート末尾に表示します。

レンズによっては多数のレンズ名が表示されます。
LensData.iniを所有レンズ名を残して、他を削除するなど編集すれば判りやすくなります。


対象機種
メーカー 機種
キヤノン EOSシリーズでLensIDが読めない機種
シグマ SD9/SD10/SD14
ニコン DシリーズでLensIDが読めない機種
富士写真フイルム FinePix S3 Pro/S5 Pro


下段設定項目 焦点距離でレンズ候補を制限
レンズの実焦点距離をもとにレンズ名を絞り込みます。

チェックオフ 対象レンズIDのレンズ名全てを表示
チェックオン 対象レンズIDのレンズ名の中から
記録されている焦点距離で撮影可能なものだけ表示

メーカー 対象機種
コニカミノルタ αSweetD/α7D ※1
ペンタックス *ist D/DS/DS2/DL/DL2
K10D/K100D/K100Dsuper
ソニー α100 ※1


上記以外の機種では、レンズの焦点距離範囲内に撮影時の焦点距離が含まれるかどうかで、候補中のレンズ名を制限するようにしています。

注意事項

コンバーターレンズなどを使用し焦点距離が増減する場合、それらを使用して撮影したものはレンズ候補から洩れる場合があります。
※1の機種ではミノルタ純正テレコンバーターが識別可能な為、それらの組み合わせでは倍率に併せた焦点距離で正しく制限されます。



基本タグ メーカーノート ユーザーコメント PIMデータの表示 要約表示 被写界深度 表示位置 表示アドレス メーカーノートOffset自動調整 メーカーノートOffsetマニュアル調整 LensID未対応機種のレンズ名表示 焦点距離でレンズ候補を制限 メイン画面ポップアップメニュー
設定 マーカ・セグメント誤検出防止 Back
上段と下段にわかれており、上段は構造上の特徴により誤検出を防止、下段はセグメントの特徴により誤検出を防止する仕組みです。
上段は任意に設定、下段は正常なJPEGファイルやJPEG以外のファイルを解析する場合全てON、JPEGファイルの修復を行う場合に全てOFFもしくは任意個所をOFFで使用して下さい。


上段メニュー項目
設定項目 内容
APP内のマーカ無視 APPセグメントは種類によっては内部にJPEG構造のサムネイルが含まれており、当設定がOFFだと、同時にサムネイルのJPEG解析も行います。
APPセグメント内部のJPEG解析は不要な場合、ONにすれば内部のJPEG解析は行いません。
EOI以降のマーカ無視 一部のデジカメ画像では主画像のEOI以降にサムネイル画像が保存される場合があり、各マーカ・セグメントが重複するためにエラーになり、エラー原因が主画像かサムネイルかわからなくなる場合があります。
そのような画像を解析する場合にONにすると、エラーを主画像だけに絞る事が出来ます。

また、通常の画像ビュアはEOI以降は無視されますので、ONの状態でエラーとならなければ、画像は正常に表示出来ます。
逆に、先の画像のサムネイルを解析したり、JPEG以外のファイルでJPEG構造を見つける場合などはOFFで使用して下さい。
この場合のマーカ・セグメントの表示色はサムネイルの指定色にならず、マーカ・セグメントが重複するためエラーが出ますので注意して下さい。
プレビュ時SOIまで無視 JPEGファイル以外のファイルのJPEG構造を見る場合、先頭にSOIが無く、通常画像は表示されません。
そのようなファイルのJPEG構造をプレビュで素早く見るための設定です。
当設定は他の設定と違い、SOIまでの解析リスト表示に影響を与えません。
下段メニュー項目
設定項目 内容
全てON/OFF 下段の設定を一括でON/OFFします
SOFサイズチェック SOFコンポーネント数で割り出したセグメント長と実際の長さを比較
SOSサイズチェック SOSコンポーネント数で割り出したセグメント長と実際の長さを比較
DRIサイズチェック 4バイト以外のDRIを無視
DQTサイズチェック テーブル長とテーブル数から割り出したセグメント長と実際の長さを比較、
最小値以下、最大値以上、異常なテーブル番号があれば無視
DHTサイズチェック テーブル長とテーブル数から割り出したセグメント長と実際の長さを比較、
最小値以下、最大値以上、異常なテーブル番号があれば無視
DNLサイズチェック 4バイト以外のDNLを無視
単独SOI無視 次のセグメントの有無で判断
単独EOI無視 SOIとEOIのカウント(検出数)の差が2つ以上あると無視
SOIが無いファイルを解析する場合が有るので1つは許容しています。
単独RST無視 DRI検出以前かSOIとEOIのカウントが同じ時に無視されます。
単独APP無視 マーカ検出前または、次のセグメントがセグメント領域以外なら無視
単独COM無視 マーカ検出前または、次のセグメントがセグメント領域以外なら無視
DHP/EXP無視 ハイアラーキカルという特殊な処理をする場合に使うセグメントなので、無視します
算術符号マーカ無視 算術圧縮ファイルは扱わないので無視します。TEM、SOF9〜SOF15、DACが対象
リザーブマーカ無視 リザーブマーカは誤検出やデータ化けしか通常ありえないので無視します。
RES(FF02〜FFBF)やJPG(FFC8,FFF0〜FFFD)が対象

SOI/APP/COMはセグメントパラメータ等で正常性を判断出来ないので、継続するセグメントの正常性で判定しています
セグメントチェックを2段にすることでかなりの誤検出は防ぐ事が出来ますが、これらのセグメントが連続で誤検出された場合、先に検出したほうのセグメントはリストに上がってしまいます。
上記理由で、ある程度の誤検出セグメントは表示されますのでご承知下さい。

下段設定をOFFにしても、セグメントの長さチェック(Unknown data/data lost)が制限回数を超えると下段設定は有効(ONと同じ動作)になります

ファイルによってはJPEG領域外やAPP領域内に擬似マーカが連続して記録される場合があります。
それらの擬似マーカが存在すると、ファイル内部を探索するために処理が極端に遅れ、フリーズしたようになる場合が有ります。
そう言った事を防ぐために制限回数を設けています。

ファイルの前半で制限値を越えても、正常なJPEG領域が存在すれば正しく表示出来ます。
破損したJPEGファイルを修復する場合に、注意して下さい。

制限回数はJpegAnalyzer.iniの以下のデータを書き換えると変更出来ます。
[Analyzer]セクション
LimitCountOfDedSegment=10 (初期値10回)



設定 拡張子チェック Back
JPEG系拡張子以外は解析しない
JPEG系拡張子(JPG/JPEG/JPE/JPS)をファイル読み込み時にチェックするかどうかを設定します。
チェックONで、JPEG系拡張子以外を読むと、情報画面画表示されます。

拡張子不一致時、関連プログラムを起動
「拡張子はJPEGだが、中身はBMPだった」と言うことが、たまにあります。
そういった拡張子が変えられているものを入力されると、関連づけされたプログラムでそのファイルを確認出来ます。

拡張子不一致時、拡張子を変更
上の設定の説明のように拡張子が変えられたものに対し、正しい拡張子に変更します。
変更するかどうか問い合わせが出て、「はい」を押せば拡張子を変更します。

設定 アスペクト比修正 Back
このメニュー項目は、初期状態で非表示にしています
利用される方は、非表示メニュー項目を参照し、設定を変更して下さい。
APP0(JFIF)セグメント内に有る情報で、縦横の解像度があります。
その解像度の縦横の比率を
アスペクト比と呼んで、表示や印刷の時に使用する場合が有ります。

この場合の
アスペクト比は、画像の1ドットの縦横比を表していて、画像全体のアスペクト比のことではありません。
Windowsのモニターは「画面のプロパティ」の「画面の領域」で1ドットの大きさは変更出来ますが、縦横比は1対1で使用します。

本来は、縦横比の異なるシステム間で互換をとるために用意されていますが、Windowsで扱われているJPEGファイルは1対1のものがほとんどで、1対1でないものはソフトのバグなどによって誤って記録されているものが大半です。

JpegAnalyzerのプレビュー機能では、
アスペクト比は無視し、1対1で表示しますから、<<< アスペクト比異常:縦横の密度が不一致 >>>と表示される場合、プレビューで正しく表示できたら、記録されている値が間違っていますから修正すると正しく表示出来ます。

<<< アスペクト比異常:縦横の密度が不一致 >>>と表示されても、プレビューで縦または横に画像が縮んだり伸びたりしている場合は、正しい値かもしれません。
Susie (作者:たけちん氏) の JPEGプラグイン だとアスペクト比を忠実に再現するので、合っているかどうかは確認できますが、そのようなファイルはWindows上ではあまり扱かわないようしたほうが良いです。

チェックオフ エラーのみ表示
チェックオン 該当ファイルを読込むと修正するかどうか問い合わせが出る
「はい」を押せば修正


設定 自動EOI付与 Back
このメニュー項目は、初期状態で非表示にしています
利用される方は、非表示メニュー項目を参照し、設定を変更して下さい。
分割ボタンで、あるファイルから一括で複数のファイルに分割するときに有効にすれば、ファイルにEOIを挿入する手間が減ります。

それ以外はONにする必要が無いと思います。


設定 終了時に設定情報を更新しない Back
このメニュー項目は、初期状態で非表示にしています
利用される方は、非表示メニュー項目を参照し、設定を変更して下さい。
現在の設定を起動時のデフォルトとしたい場合ONにします。
ウインドウの位置・サイズ、設定欄の値、カレントディレクトリ、連携プログラムの各設定が対象です。

ONにした時点の値がデフォルトになります。  
使用中は各設定は変更可能ですが、次の起動時に元に戻ります。  
OFFなら終了時点の設定が次回有効。



設定 パッチ処理後、再解析する Back
このメニュー項目は、初期状態で非表示にしています
利用される方は、非表示メニュー項目を参照し、設定を変更して下さい。
パッチ・クイックリペア処理後、自動で再解析を行います。
通常はON、パッチ・クイックリペアを連続で処理する場合OFFにすると、再解析時間を省く事が出来ます。



設定 保存ボタンの処理 Back
保存ボタンの動作を名前を付けて保存、追い番を付けて保存、上書き保存の3種類の中から選べます。
また、保存ファイルの拡張子を原本と同じにするか、jpgにするか選択します。



設定 解析リスト文字色 Back
JPEG解析リストの状態や種別毎に色分けし、リストを見やすくします。(括弧)内はデフォルトの色
項目を選択すると色選択のダイアログが開くので、色を変更出来ます。


項目 初期 備考
データ外 リストのタイトルなど、解析情報以外の行
表示不能なエラー 画像が表示出来なくなる原因を指摘しているエラー
表示可能なエラー ピンク 画像が表示不可となる要因にはならないが、何らかの異常を指摘しているエラー
SOI/EOI/DQT/DHT/DRI/SOF/SOS JPEGファイルに必須のマーカ・セグメント
各マーカ・セグメントは種類別に色を付ける事が出来ます。
APP(指定系) APP0-JFIFやAPP14-Adobeなど、色空間を指定しているもの
APP(サムネイル) 水色 APPセグメント(サムネイル領域)の中にあるマーカ・セグメント
APP(その他) グレー 上記2項目以外のAPPセグメント
COM グレー COMセグメント
JPEG2000BOX JPEG2000の画像以外の付随情報
JPEG2000Stream JPEG2000の画像を構成している部分
BMP Windowsビットマップ&OS/2ビットマップ
GIF GIFファイル
MNG/PNG/JNG 黄緑 PNG系ファイル
他セグメント グレー 通常JPEGには使用されないセグメント (誤検出の場合が多い)
割当外領域 グレー セグメント等の領域に含まれていない領域

JPEGファイルではデフォルト色は基本的に黒が通常の領域、グレーが削除可能な領域、水色がサムネイル、赤系がエラーという様に分けています。

TIFF系ファイルやPSDファイルはJPEGのAPP情報と共通の処理を行っており色付け出来ません。



設定 組込み情報の出力先 Back
Exif情報やICC情報等の組込み情報の出力先をメイン画面(左)かダンプ画面(右)に切替します。
Exif情報とダンプ画面、JPEG解析リストとExif情報を同時に表示させたり出来ます。
うまく操作すれば、Exif情報とIPTCなど、組込み情報どうしの同時表示も可能です。

左右のリストは若干、動作が異なっています。

メイン画面(左) ダンプ画面(右)
選択やコピー 行単位 文字単位
横スクロールバー 基本的には表示されない 文字が横幅を超えると表示



設定 多重起動禁止・許可 Back
このメニュー項目は、初期状態で非表示にしています
利用される方は、非表示メニュー項目を参照し、設定を変更して下さい。

JpegAnalyzerを複数起動させるためのオプションです。
通常は「送る」などの操作で画像解析をする場合を考えて、多重起動出来ない様にしています。
よって、「送る」を何度繰り返しても、ウインドウが一杯になることはありません。

上の例とは逆に、複数の解析画面を見比べて違いを見つけたり、複数の画像から効率よく部分コピーをする等の用途で、多重起動したい場合があり、当項目を選択することで可能になります。

メニュー項目をクリックすると、通常は禁止と許可とに交互に状態が変わります。
多重起動許可の状態で、新たにJpegAnalyzerを起動すると、新しいウインドウが表示されます。

V1.42より[Ctrl]または[Shift]を押しながら起動することで設定に関係なく多重起動出来ます。
従来の操作は難しく扱いにくいので、今後この設定は無くす予定です。


動作の仕組み

概念の話になりますのでなるべくイメージしやすいように例え話をします。

Windowsと呼ばれる部屋の中に椅子がひとつだけ用意されています。
この部屋で何人かのJpegAnalyzer君が仕事をする訳ですが、部屋に入るときは必ず椅子に座らないといけません。
JpegAnalyzer君は座っても立っても仕事が出来るので、椅子を空けておくと次のJpegAnalyzer君を部屋に呼んで一緒に仕事が出来ます。
新たに部屋に入ったJpegAnalyzer君は椅子に座るので、その子を立たせるとまた新たに部屋に呼べます。

外から仕事を持って部屋に来たJpegAnalyzer君は椅子が空いていたら椅子に座って仕事を始めます。
椅子に座っている子がいたら、一番ドアに近いJpegAnalyzer君に仕事を渡して帰って行きます。

JpegAnalyzer君は椅子に座っていても立っていても部屋から出る事は出来ますが、座っていた子が出て行った場合、椅子は空きますので、また新たなJpegAnalyzer君が部屋に入って来ます。
部屋に入れたくない場合、立っている子をだれでもいいので座らせます。
逆に座っている子を立たせる場合、一人しかいませんので座っている子を指名しないといけません。
最後に部屋に入ったか、最後に座らせたJpegAnalyzer君を指名して下さい。

多重起動許可が椅子に座っているJpegAnalyzer君を立たせることになります。
多重起動禁止が立っているJpegAnalyzer君を座らせることになります。

あと、このJpegAnalyzer君はポケット(クリップボード)が繋がっていて、部屋にいるひとりがポケットに入れたものは誰でも取り出すことが出来ます。
逆にポケットはひとつしか荷物が入らないので、ひとりがポケットに入れると前にいれた荷物は無くなってしまいます。


注意事項

多重起動禁止状態でウインドウが複数ある場合、「送る」を行うと、最前面にあるウインドウにファイルは送られます。
送りたいウインドウを最後に選択してからファイルを送ると、目的のウインドウにファイルは送れます。

JPEG編集機能で領域コピーや切り取りはクリップボードを介して行っているため、多重起動したJpegAnalyzer間で共通に貼り付ける事が出来ます。
反面、他のソフトやJpegAnalyzerでコピーや切り取り操作を行うと、先にコピーした領域は消えてしまいますので注意して下さい。

多重起動するJpegAnalyzerは同じINIファイルを参照して起動しますので、ウインドウ位置やサイズ、各設定は同じ状態で起動します。
起動時からウインドウ位置やサイズを変えていなければ、ウインドウが重なってしまいますので、注意して下さい。
また、終了時にIniファイルを更新しますので、最後に終了したJpegAnalyzerの設定だけが有効で、それ以前に終了したものの設定は上書きされるので、
設定変更時は注意して下さい。



設定 画面透過 Back
このメニュー項目は、初期状態で非表示にしています
利用される方は、非表示メニュー項目を参照し、設定を変更して下さい。

画面透過(アルファーブレンド)機能はWindows2000以降に追加されたWindowsの新機能です。
メイン画面、プレビュー画面をそれぞれ4段階の設定で半透明に出来ます。


対応OS  Windows2000/XP/Vista
非対応OS Windows98/98se/me/NT4.0

画面透過サブメニュー

注意事項
OSサポートの新機能なので、表示関連で不具合が出る可能性があります。
機能を有効にされる場合、OSのパッチを最新レベルまで適用しておくことを薦めます。