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「微風」のはずが
私の使っている扇風機は、風量を微風・涼風・強風と三段階に切り替えることができるのですが、寝てる時など、微風より、一段階下の風量が欲しいことがあります。別件で電気屋を物色していると、"調光器"というものの存在を知りました。「これは使える」と思ったのですが、値段が2000円ほどしてしまい、同じ値段で扇風機がもう一台買えてしまうと思い、購入には至りませんでした。

"自作"は安い?
Webで調べてみると、なんと電子工作用の調光器キットが発売されていることが分かりました。完成品より安いばかりか、定格ワット数も大きいということで、翌日には、キットを気にしていたのでした。

NT-14について

秋月からも同じようなキットが発売されているようですが、運悪く売り切れだったため、エレホビー NT-14となりました。
  

導線・コネクタ類は付属してないので別途購入することになります。
説明書には必ずケースに入れて使うよう指示があるので、同じく用意する必要があります。
ケースは手持ちタッパーと使うことにし、ACコードを求めて100円ショップに行ったのですが、これまた不運にも延長コードが売り切れだったので、それぞれ別部品で揃え315円してしまいました。

 

このキットは100Vを扱うので、水やほこりには特に注意が必要です。またケース選びの際にも、放熱に気を配った方が無難でしょう。ケーブルは、キット定格の300Wに耐えられるものを用意する必要があります。とはいっても、一般的な電気用コードは12A(1200W)程度が定格ですので、事実上どれを選んでも構わないということになります。


製作

このキットは部品数も比較的少なく、紛らわしい部品もありません。
抵抗はそれぞれに特徴的な色があり、ダイオードやコンデンサは、同じ部品が2つずつ入っています。
ダイオードの向きにだけ気を付ければ、すぐに完成するでしょう。

一つ難をつけるとすれば、ダイアックの足が長く、袋に突き刺さってとり出しにくかった所くらいでしょうか。



説明書はすみずみまでくまなく
よく説明書を読まずに組み立てたため、非効率な手順となってしまいました。
トライアックは組み立ての後の方に取り付けることになっていたのですが、ネジ穴を合わせる必要があると思い込んでいたため、仮付けしていたコンデンサー類をはずしてまで、先にハンダ付けしました。
あとで説明書をよく見ると、先に放熱器を取り付け、しっかり固定してからハンダ付けするようになっていました。
先にネジを通しているから、トライアックのずれを気にする必要もなく、余裕を持って(しかも手早く)、ハンダ付けできるわけです。
はんだ付けの熱も放熱器に伝わって、一石二鳥の効果があります。

製作例
ACコードは余裕を持って長めに裂いておかないと、説明書のように噴水型にコードを通してハンダ付けするのは難しいです。



動作の仕組み
説明書によると、何度もON/OFFを繰り返すことによって、入力(100V)よりも低い電圧を取り出す仕組みになっています。
扇風機に使われているモーターは「単相誘導モーター」というもので、本来は電源の周波数によって回転数が規定されます。このキットを使うことで電圧を下げることによって、モーターのトルク(まわす力)が弱まるので、結果として回転数が下がるということです。

使用した感想

扇風機につないで使ってみたのですが、モーターが「ブーン」という音をたてるので、あまり使う気になりませんでした。

今後はもっぱらハンダゴテ用に使う予定です。

あとで分かった事ですが、扇風機は自らの起こす風でモーターを冷却している構造なので、回転数の下げ過ぎは危険なことがあるそうです。やはり、あの回転数にはわけがあったのですね。


ご注意
  • キットに関しての情報は、購入時点におけるものです。変更になっている場合があります。
  • 製作(および改造)は各自の責任で行ってください。
  • 音楽等の複製は著作権の範囲内で行ってください。

このページの最終更新 07/3/26
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