私のCDコレクションといえば、ほとんど女性ボーカルだ。
男性ボーカルは、稲垣潤一やガンズアンドローゼス、クィーンくらいしかもっていない。
ん? 趣味が極端だ?
そうなのである。別にジャンルを選ばないのだ。
いいものはいい、というコレクションをする人なのである。
最近FMで聴いて、ジョージ・宜野湾をコレクションしようかと思っているくらいなのである。
そういえば遅ればせながら、吉田兄弟もいいなぁ。
常に周回遅れでコレクションする人であるから、集めようと思ったときにはオリジナルCDはもうすでに売っていないときも多い。
どうしようもないときは、やはりオークションに頼るしかない。
アニメ系などは、当然のことながら番組をやり始めた最初しか作らないことが多いから、このオークションに頼ることが多くなるのである。
首都圏に住んでいないので、リアルタイムで目にすることが少ないんである。
ヘタをすると1年以上経ってから、かつて流行ったものを目にするなんてことが少なくない。
それからCDを集めようとしても、当然売ってないんですね。
話題がそれているようだ。
アニメ系テーマ曲収集は私の趣味の一部なのだし、それらにいい曲が結構あることも多いのだが、疲れたときや通常なにげに流している曲(ソースが多くなってこういうことは少なくなったが)は、大部分が女性ボーカルなのである。
とはいっても、常にお金がなくて困っている私のこと、気に入ってもシリーズで集めたことがあるものは少ない。
大好きな「カーペンターズ」でさえも、アルバムは1枚しかもっていない。
その1枚は、かつてLPで一番初めに購入したもの、「緑の地平線」である。
何十年も欲しかったものだが、ようやくつい最近購入したのである。
欲しかったのだが、他に欲しいものは山のようにあり、予算がとれなかったためにどうしようもなかった。というか、忘れていることが多かった。
そんな程度ものであるにもかかわらず、何かにつけて思い出し欲しくなるのだが、レンタル屋さんにいってもセレクションしかおいてないことが多いんですね。こういうものは結構多い。アルバムをたくさん出しているアーティストのものは、ある年数が経過すると貸し出し数が減るためか、スペースを省略するためにセレクション版がでるとそれしか置かなくなるのである。
いいアーティストものは、セレクション版よりはアルバムで聴きたい。
次に狙うのは、「ナウ&ゼン」、「見つめあう恋」、「パッセージ」、「メイド・イン・アメリカ」あたりか。
これらが揃うのはいつの日だろうか。「緑の地平線」の各曲に満足しているからなあ。どどーんと落ち込んだときにかけっぱなしにしておくと、どこからやる気がわいてくるから不思議だ。なんとなくオールディーズみたいな曲を聴きたくなったときにかけるとよい。
「オリビア・ニュートン・ジョン」にいたっては、あんなに凝ったにもかかわらず1枚もアルバムをもっていない。
彼女のものは、「フィジカル」のLDを1枚もっているだけだ。
NHK−FMで流された「きらめく光のように」の時期のカセットテープを今でもたまに聴いている。オリビアがシャウトし始めたころの物だ。
「ホイットニー・ヒューストン」もご多分にもれずハマッた方だが、「ホイットニーU」で終わってしまった。この「ホイットニーU」はほとんど聴くことがないので、実質は「そよ風の贈りもの」1枚で終わってしまったようなものだ。
「そよ風の贈りもの」は傑作なんだけどなぁ。ホントいい曲が揃っていて、集中力が欲しいときにかけておくと実に作業がはかどるし、リラックスしたいときにもちょうどいい具合だ。
「ボディーガード」でダンスサウンドから戻ってきたようだし、最近も(2年も前だが)アルバムを出しているようだが、どうんなんだろう。
「ホイットニーU」はほとんどゴミ同然だったからなあ。こんなものだけ、オリジナルCDが揃っているんである。
「ホイットニーU」でホイットニー・ヒューストンと決別する気になった私は、別のアーティストを探す気になった。
そんな簡単には見つかるはずはないと思っていた。
そしたら、なんといたのである。彼女の名は、「ディオンヌ・ワーウィック」。
大場久美子嬢同様、相変わらずジャケットに惹かれただけだったのだが。
確かにオビには、"元気がでる"とか書いてはあった。
だがそれにはそんなに訴求力はなかった。チョット例によってスケベ心を起こしただけだ。
しかし、そのCDに吸い寄せられるように、私は数あるCDに埋もれた店内からそれを探しだして買っていた。
そしたら大当たりだったのである。オビの宣伝文句は誇大広告ではなかった。
「Without Your Love」は、疲れて果てて食事も取る気がなった状態でかけ流すと、なぜか"飯でも作るか..."という気力が戻って来るというとんでもないアルバムだ。
その筋の彼女のファンサイトでは、結構辛口の評価をされているが(私が彼女のそれ以上素晴らしいアルバムを知らないだけかもしれないが)、私の持っているCDの中ではこれは最上位に分類される。
もし、ディオンヌを聴いたことがない方は御一聴あれ。これはお勧めだ。
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