東日本大震災はひどいものでした。
幸い私の住む場所は、内陸部で原発もないので大きな事なきを得ましたが。
被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。
そんな私のところでも、電気は10日間使えず、水は2週間断水していました。ガスにいたっては復旧まで3週間かかかりました。2週間シャーワーも浴びれませんでした。その間私は職業柄、体を洗うことができましたが、下着のたぐいは全て処分しました。
震災を再び経験して、役に立ったと思われることをいくつか。
1.誰でもトイレは利用します。大でも小でも水がないと流せないので、風呂には常に水でいっぱいにしておく習慣をつけましょう。
2.食べ物を支度するには、必ず水が必要(カップラーメン、アルファ米でさえ)。飲料水は5年間保存できるものを1ダース程度は必ず備えておきましょう。電気が使えないので、自販機は全く利用できません。
3.震災がくると、電気は最低でも2、3日は使えません。その間、夜は真っ暗になるので、懐中電灯と乾電池は必須。足元は被災したときに落ちたものが散らばっているので、隣の部屋に歩いていくにも懐中電灯が必要です。単1は高い上に、使う機材は照明持続時間が短いものが圧倒的なので、単3、単4でできるだけ照明持続時間の長いものを1本は必ず備えておくことが必要です。
4.乾電池のラジオは必須アイテムです。被災時には電気が来ないので、ラジオが情報取得の唯一の手段になります。単3か単4の2本で動作する、できればイヤホンでなくスピーカーで鳴らせるラジオは1台は揃えておきましょう。
5.寒い時期に被災すると、夜冷えて眠れなくなります。夜、靴下を2重にして履くためにも、2回りサイズの大きめな厚手の靴下、及びモモヒキは備えておきましょう(普段は使わなくとも)。格好悪いとか言ってはいられません。眠れないと体力を奪われるので、ほとんど必須アイテムです。
前置きはここまで。
今回は、もうご存じの方も多いと思いますが、震災の義援金キャンペーンソングとしてNHKが推進している「嵐」の「ふるさと」を、ぐりーんぱれっとでも応援したいというおはなしです。
こういう事の裏事情は詳しい方ではないのですが、「嵐」の歌うこの「ふるさと」は昨年の紅白で歌われた曲らしいです(見てないのでよくは知りません。テロップでそうありました)。
一部分に大勢のバックコーラスが入るとても壮大な曲であるにもかかわらず耳に残る素晴らしい曲に仕上がっています。
メインフレーズとリフレインとで構成されていて、第2フレーズがないので全体が少し短めですが(公開時で2分30秒程度)、それをもってしてあまりある説得力のある歌詞と馴染みやすいメロディが聞く人の心に響く曲です。
この4月現在、日に2,3回の割合で3分の義援金募集の一環としてテレビで流されています。Youtubeでも「嵐」、「ふるさと」で検索して見ることができます。
たぶん、いま現在紅白で歌われたDVDしかソースは無いと思われます。
CD化に当たって、リテイクするべきだ、第2フレーズを作るべきだとの意見もありますが、私は紅白のままで十分ではないかと思います。リテイクされればそれはそれで有意義だと思いますが、その分手間もお金もかかりますので、その資金をどう捻出するかが問われます。
CD部はそのまま音源化するばいいと思いますし、カラオケ部はコーラス部を残して嵐の部分を無声化するのも機械化で一発落としてから少し手を加えるだけで簡単にできると思います。
そして紅白部分をDVDとして付加し1500円(2000円でも可)でどうでしょうか。これで極力人手をかけずに、多くを義援金に回せると思います。
いろいろ手を加えるだけが技術のあり方ではないと思います。
ありのままの心を伝えること。その裏方を技術で支える。
最高の技術は、心を伝えるために裏方で支えることにあるのではないでしょうか。
皆様のご意見はいかがばかりでしょうか。
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