四十八手解説(日本語)四十八手 (1)揚羽本手 (あげはほんて) 男の腰や胴に絡んだ女の脚の動く様を蝶に例えている。 四十八手 (2) 網代本手 (あじろほんて) 仰向けになった女が膝を曲げて開脚した間に男が割って入る。 四十八手 (3) 筏茶臼 (いかだちゃうす) 仰向けになった男の上から女が体を伸ばして密着し、ゆったりと腰を使う。 四十八手 (4) イスカとり (いすかとり) 横向きになって脚を前に倒して「く」の字になった女の背後から、男がそのまま挿入。 四十八手 (5) 入り船本手 (いりふねほんて) 男は膝立ちして、女の腰に手をまわして、その体を支える。女は後ろ手をついて上半身を浮かせる。別名、吊り橋。 四十八手 (6) 岩清水 (いわしみず) 仰向けに横たわった男の顔に女が腰を下ろす。向きは対面女性上位と同じ。 四十八手 (7) 浮き橋 (うきはし) 男は上体を起こして座る。横向きに寝ている女を膝の上に乗せ、後ろから挿入。男の膝の上でグラグラと揺れる女の体が「浮き橋」となる。 四十八手 (8) 鶯 (ウグイス) の谷渡り (うぐいすのたにわたり) 仰向けに寝かせた女の全身を男が万遍なく舌で愛撫する。 四十八手 (9) 後ろづけ (うしろづけ) 男は仰向けで、脚を頭の方へ曲げる。女は男の尻に腰掛ける要領で、そのまま挿入。 四十八手 (10) 後櫓 (うしろやぐら) 女を立たせ、壁や柱などに手をつかさせる。腰を突き出させておいて、後ろから挿入する。 四十八手 (11) 後ろ矢筈 (うしろやはず) 立っている女の背後にまわり、その片脚をすくい取って上げさせた状態にしてから挿入。 四十八手 (12) 内枠 (うちわく) 男が女の片脚を内側からすくい上げる。別名、内かけ。 四十八手 (13) 押し車 (おしぐるま) うつぶせにして前で両手を床につかせた女の両脚をすくい上げた状態で後ろから挿入。 四十八手 (14) 織り茶臼 (おりちゃうす) 男は仰向けで脚を開く。向かい合って腰を下ろした女の両手を男がとって、バランスが崩れないよう支えてやる。女が織り手、そして男が機織り機。 四十八手 (15) 抱えどり (かかえどり) 正座した男の上に、背を向けた女を座らせて、挿入。女の脇の下から手を回し、女を固定する。こうされることで、腰を後ろに突き出し、胸を前に張り出した女の姿が鶴を思わせることからの命名。別名、すくい上げ、鶴の羽交い締め、鶴の羽返し。 四十八手 (16) 鏡茶臼 (かがみちゃうす) 男と女が向かい合って座り、それぞれ手を後ろについて体を支えるながらお互いの脚をからませて励む体位。 四十八手 (17) 鴨の入首 (かものいりくび) 横になった女の背後から、同じく横向きになった男が、その片脚をすくい取って上げさせて挿入する。男根を鴨の首に見立てた外観からの連想だけではなく、挿入した時の味わいが「鴨の首」のように細く締まった形を実感させることからの命名と思われる。 四十八手 (18) 唐竹割り (からたけわり) 女は両脚を閉じてまっすぐ仰向けに横たわる。男は上半身を起こし、自分の太ももで女の脚を締めつけながら強い摩擦を楽しむ。別名、井筒組、または小股はさみ。 四十八手 (19) 雁が首 (かりがくび) 仰向けになった男のペニスを女が吸う形。 四十八手 (20) 菊一文字 (きくいちもんじ) 女は仰向けになって両脚を大きく開く。女の尻に向かい合って体を横向きにした男が、女の片脚を自分の肩に担ぎ、もう片脚を腰にかけさせ、挿入する。 四十八手 (21) 砧 (きぬた) 仰向けにした女の尻に腰枕などを当てて陰部が上向きになるよう体を曲げさせる。男は逆向きになって、上からこれを貫く。別名、郭つなぎ。 四十八手 (22) 首引き恋慕 (くびひきれんぼ) 座した男の上に女が向かい合わせに腰をおろし、輪になった紐をお互いの首にまわす。 四十八手 (23) 炬燵かがり (こたつかがり) 本来、こたつを使った遊び。座った男の上に、同方向を向いて女がまたがり、こたつ板に手を突いて体を支える。 四十八手 (24) 炬燵隠れ (こたつがくれ) 鏡茶臼 (男女対面に座してそれぞれ後ろ手をついて脚を絡める)をコタツの中で密やかに行おうというお遊び。 四十八手 (25) 壽本手 (ことぶきほんて) 膝をついて体を起こし気味にした男が肘を伸ばして両手を床につけ、上半身を女の体から離す。女の両脚を上げさせて、上から突いて責める。 四十八手 (26) 零松葉 (こぼれまつば) 女は仰向けか、横臥。背後から男が上半身を離して直角に挿入。女の片脚は男の胴の上に乗せる。男は上になった脚で女の股を割る。 四十八手 (27) 御所車 (ごしょぐるま) 男は仰向き、その上に女が横向きに腰をおろす体位。一説によると、横たわった男の上に女が座って、ヘリコプターのようにペニスを軸にしてクルクルと回転する、とされるが、おそらくそれはないだろう。 四十八手 (28) 碁盤責め (ごばんぜめ) 女は立って体を前傾させ、台状のもの、もしくはベッドのヘッドボードなどの両手をついて体を安定させ、尻を突き出す。立った男が後ろから挿入してこれを責める。 四十八手 (29) 逆手からみ (さかてからみ) 女が逆向きに男に跨って腰を使う「月見茶臼」の状態から、男が上半身を起こして女の腰に手を添える。すなわち、「〆込み錦」で、男が手を使って女を引き寄せる体位。 四十八手 (30) 下がり藤 (さがりふじ) 茶臼がらみ (女が男の腰に両脚を絡める対面座位) になった女の両脚を男が両手ですくい上げて女の腰を浮かせてやる体位。挿入の深浅は男の意のまま。 四十八手 (31) 笹船本手 (ささふねほんて) 女は両脚を閉じて膝を曲げる。その上から男が押しつぶすようにして乗りかかる。 四十八手 (32) 座禅ころがし (ざぜんころがし) 女にあぐらを組ませてから、それを前に突き倒す。そのままの姿勢にしておいて、背後から挿入する。 四十八手 (33) 志がらみ (しがらみ) 女は両脚を閉じて仰向けになる。男は上から上半身を女に密着させて重なり、お互いの足首を絡めて強く抱き合う。 四十八手 (34) 敷き小股 (しきこまた) 両脚を伸ばしてうつ伏せに横たわった女の上からかぶさって挿入。女の太腿を外側から挟み込んで脚を開けさせない。 四十八手 (35) 時雨茶臼 (しぐれちゃうす) 横たわった男の上に女が向かい合って跨り、上体を起こす。女が好きに腰を使い、それに合わせて男が突き上げて責める。女が上体を起こしているため、陰部の濡れ具合が男の目にさらされることから「時雨」と呼称される。別名、百閉。尚、この状態で女の上半身が男の胸に倒れ込んで密着すると、それは「本茶臼」となる。 四十八手 (36) 獅子舞 (ししまい) 鏡茶臼 (男女対面に座してそれぞれ後ろ手をついて脚を絡める)の状態から、女が両脚を上げて男の肩に掛ける体位。別名、「狂獅子」。 四十八手 (37) 忍び居茶臼 (しのびいちゃうす) 男はあぐらをかいて後ろ手で体を支える。女は対面で男に抱きつき、腰を落として挿入する。別名、櫓 (やぐら) がけ。 四十八手 (38) 絞り芙蓉 (しぼりふよう) 座った男の上に女が後ろ向きに腰をおろす。男は背後から女の乳房、クリトリスなどを愛撫しながら責め続ける。 四十八手 (39) しめ小また (しめこまた) 脚を閉じて仰向けに横たわった女が、上に重なった男と足首を交差させ、太股でペニスを締めつける。男の上半身が女から離れているところが「志がらみ」と異なる。 四十八手 (40) 〆込み千鳥 (しめこみちどり) 男が仰向きに横たわり、女が後ろ向きに男の上に重なる。「〆こみ錦」では男が上半身を起こすが、この「〆込み千鳥」では男は上半身を伸ばしたまま仰臥。 四十八手 (41) 〆込み錦 (しめこみにしき) 男は上半身を起こし、ベッドのヘッドボード、壁などに寄りかかる。女は逆向きになって男の上に重なり、そのまま後ろ向きに挿入。男の脚にしがみついて腰を使う。すなわち「月見茶臼」で女がもっと上半身を伏せた状態の体位。 四十八手 (42) 撞木反り (しゅもくぞり) 男は仰向きに。その上から女も同様に仰向けに重なったところに挿入し、下から突き上げる。 四十八手 (43) 巣篭もり (すごもり) 膝を曲げて開脚させた女を横向けにしておく。男は膝立ちになって、上になった方の女の脚をすくい取り、直角に挿入する。 四十八手 (44) 裾野 (すその) 女をうつぶせにしておいてから、片脚を曲げさせ、もう片脚は伸ばさせる。男は背後から女に覆い被さって、挿入。 四十八手 (45) 反り観音 (そりかんのん) 男が仰向けに横たわった上に女がまたがって上半身を起こし腰を使うのが時雨茶臼。この状態のまま、女の体が後に反った形が「反り観音」。 四十八手 (46) 宝船 (たからぶね) 男は仰向けに横たわる。女が男の片脚を股の間に抱え込んで腰を下ろす。抱え込んだ男の片脚を上に引き寄せ、これにすがって女が腰を使う。 四十八手 (47) 襷がけ (たすきがけ) 仰向けになった女が、上に重なった男に両脚と両手を絡ませてしがみつく。 四十八手 (48) 立ち花菱 (たちはなびし) 女に腰枕をさせて、上体を起こさせ、男が女の股に顔を埋める。 四十八手 (49) 立ち松葉 (たちまつば) 立った状態の男が、女の両脚をつかんで逆さづりにする。開いた女の脚を開かせ、それをまたいだ状態で上から挿入する。 四十八手 (50) 立ちかなえ (たちかなえ) 立ったまま対面に向かい合う。女が片脚を上げ、それを男が片手ですくい上げて、挿入。別名、蝉がけ、鯉の滝登り、立ちどり、など。 四十八手 (51) 立て膝とり (たてひざとり) 男女対面で抱き合って、膝立ちをする。そのままの形で挿入して楽しむ。 四十八手 (52) 俵抱き本手 (たわらだきほんて) 仰向けになった女の尻を抱え取って挿入。下つきの女陰も上等な上つきの味になる。別名、うけあし。女に腰枕を当てれば同様の効果あり。 四十八手 (53) 抱き上げ (だきあげ) 男は膝立ちになって、前で手を突いている女を腿で持ち上げ、背後から挿入。 四十八手 (54) 抱き地蔵 (だきじぞう) 男が椅子に座る。女を抱き寄せ、男の片方の腿にまたがらせて挿入する。別名、地蔵抱き。 四十八手 (55) 達磨返し (だるまかえし) 女を仰向けにしておいて、その太股を縄で縛るか、ピッタリと寄せる。胸の方に折り曲げた女の脚を抱え、尻を転がして上向きにしておいてから挿入。 四十八手 (56) 千鳥 (ちどり) 女は両膝を折って、正座がくずれたような状態から仰向けになる。その上から男がおおいかぶさる。 四十八手 (57) 千鳥の曲 (ちどりのきょく) 仰向けに横たわった男が琴。女はひざまづいて琴を演奏。すなわち、尺八を行いながら、両手を使って男を喜ばせる。 四十八手 (58) 茶臼がらみ (ちゃうすがらみ) 茶臼 (対面座位)で、女が男の腰に両脚を絡めて、両腕は男の首に回す。男は女の尻を両手ですくい上げて支える。すなわち、抱きついてきた女を、完全にダッコしてしまう状態。 四十八手 (59) 茶臼伸ばし (ちゃうすのばし) 仰向けになった男の上に女がかぶさって密着すれば「本茶臼」。そのまま、女が股を閉じて両脚を伸ばすと「茶臼のばし」。この時、男の脚も伸ばしておく。 四十八手 (60) 突き回し (つきまわし) 男は後ろ手に体を支え、脚を伸ばして座る。女が後ろ向きに男の両脚をまたぐようにして腰を下ろし、前傾して両手を前につく。 四十八手 (61) 月見茶臼 (つきみちゃうす) 仰向けになった男の上から逆向きで女がまたがって腰を下ろす。「本茶臼」とは正反対に、女の上半身は、男の足の方に前傾。男も女も同じ方向の月を眺めることができるという由来から「月見茶臼」。別名は、後ろ茶臼、乗せどり、帆掛け船、帆かけどり、花筏。 四十八手 (62) 机がけ (つくえがけ) 男はひざまずいた状態で腰を下ろして、体を安定させて、仰向けになった女を責める。 四十八手 (63) 燕返し (つばめがえし) 男は片膝をついて女の背後に回り込む。女をうつ俯せにしておいてから、その片脚を後ろに引き上げ、肩にかつぐ。この時、女の体は背と腰が反り返る。女の体が逃げないよう、片手で肩もしくは腕をつかんで引き寄せておく。女の下になっている脚をまたいだ状態で挿入。 四十八手 (64) つぶし駒掛け (つぶしこまがけ) 「ひよどり越え」でキチンと四つんばいになっていた女が、つぶれて腹這いとなって尻だけを高く突き上げているところを後ろから責める。別名、入り船後ろとり。 四十八手 (65) 釣瓶落とし (つるべおとし) 男が膝立ちになって、女の両脚を閉じたまま自分の肩に担ぎ上げる。 四十八手 (66) 手懸け (てがけ) 腰掛けた男の上に、同方向を向いた女が腰を下ろして挿入。別名、手懸かり。 四十八手 (67) 梃子かがり (てこかがり) 女は仰向け。男は69の要領で逆向きに女の上にうつぶせ。この逆向きのままで挿入する。別名、梃子がかり。 四十八手 (68) 富車 (とみぐるま) 男は膝をつき、軽く腰を浮かせる。上半身は女の体から離しておく。上からではなく、横に突いて責める。別名、ひき蛙。 四十八手 (69) 鳴門 (なると) 座った男の上に女が後ろ向きに腰を下ろし、脚を大きく広げ、片膝をつくなどして踏ん張りを効かせ、回すように腰を使う。別名、鳴門後ろどり、茶臼回し。 四十八手 (70) 虹の架け橋 (にじのかけはし) 男はあぐら座り。その上に女を両手で横抱きにして挿入。女は男の首に腕をまわしてすがりつく。 四十八手 (71) 花葵責め (はなびしぜめ) 仰向けにした女の脚を大きく広げさせてから、その股間に男が顔を埋める。 四十八手 (72) 浜千鳥 (はまちどり) 女は仰臥して開脚し、男に陰部を押しつける。男は女の手や腕を取って、もしくは女の背の下に手を回して、さらに自分の方へ引き寄せる。 四十八手 (73) 番外 (ばんがい) 名称不詳の体位。呼び名が判明した時点で、別途掲載します。 四十八手 (74) ひよどり越え (ひよどりごえ) 四つんばいにさせた女の背後から、膝立ちになって挿入。尻もしくは腰をつかんで引き寄せながら、リズムをつけて責める。別名、畜生どり、または出船後取。 四十八手 (75) ひよどり越えの逆落とし (ひよどりごえのさかおとし) 女はうつぶせになる。背後から男が女の太腿を肩にかける。宙づりになった女は床に手をついて体を支える。この状態で男が女の股間に顔を埋める。 四十八手 (76) 白光錦 (びゃっこうにしき) 女は仰向けで、膝を胸の方に曲げて両脚を上げる。座った男が指で女の陰部などを責める。 四十八手 (77) 二つ巴 (ふたつともえ) 女が上になる、もしくは男女横向きの69。 四十八手 (78) 仏壇返し (ぶつだんがえし) 女を立たせ、前傾姿勢で床に手をつかせる。男が後ろから挿入。つかまるものがないので、女の姿勢がかなり不安定。別名、後ろ櫓、または大渡し。 四十八手 (79) 帆かけ茶臼 (ほかけちゃうす) 男は両脚を投げ出して座る。女は向かい合わせになって股を広く開けて、尻を男の股に乗せる。男は女の両脚を抱えて引き寄せる。別名、居茶臼、または座り茶臼。 四十八手 (80) 本駒がけ (ほんこまがけ) 男は上半身を起こして、膝を軽く曲げて座る。女は後ろ向きに男にまたがり、男の膝にもたれかかって、上半身を前傾。 四十八手 (81) 本茶臼 (ほんちゃうす) 仰向けに横たわった男の上に向かい合って女が跨り、上半身を前屈みに倒す。女が自由に腰を使い、それに合わせて男が突き上げて責める。別名、海老。 四十八手 (82) 松葉くずし (まつばくずし) 男と女は松葉が交差するように、脚をからめる。男は女の片脚をつかんで引き寄せる。 四十八手 (83) 松葉反り (まつばぞり) 横向きになっている女の背後から、その股を割るよう男が膝を入れて挿入。 四十八手 (84) 窓の月 (まどのつき) 横向けに寝ている女の両脚の間から男が片脚を入れて、背後から挿入。横たわったまま、男女が同方向に窓から見える月を眺めることができることから命名された体位。 四十八手 (85) 卍崩し (まんじくずし) 女が手を交差させて、右手で左足首を、そして左手で右足首をつかむ。そのままの姿勢で男が挿入すると、思わず手が離れて女の卍が崩れる。 四十八手 (86) 乱れ牡丹 (みだれぼたん) 座った男の上に女が後ろ向きに腰を下ろす。男は背後から女の腿をすくい上げて挿入し、股を大きく開かせる。 四十八手 (87) 深山本手 (みやまほんて) 膝立ちになった男が、仰向けになった女の脚をつかんで開かせ、それを高く持ち上げたまま挿入する。 四十八手 (88) 椋鳥 (むくどり) 男が上、女が下になる69。 四十八手 (89) 八重椿 (やえつばき) 仰向けになった女の上から男が覆い被さる。女の片脚は男の腰に乗せる。 四十八手 (90) 櫓立ち (やぐらだち) 向かい合って立つ。男が女の尻または膝をもって完全に抱え上げて挿入する。現代名、駅弁体位。別名、止り蝉、みこし、など。 四十八手 (91) 八つ橋 (やつはし) 女は仰向け、又は横向きになる。男は上からかぶさって、女の片脚を腰に絡ませる。 四十八手 (92) 流鏑馬 (やぶさめ) 仰向けになった男の上に女が向かい合って跨る。ここまでは時雨茶臼と一緒。馬に見立てた男の首に縄をまわした手綱を女が手にして事を行うというお遊び。 四十八手 (93) 横どり (よこどり) 脚を閉じて横向きになった女の背後から挿入。 四十八手 (94) 横笛 (よこぶえ) 向かい合って横になる。女は男の胴に両脚をまきつける。駅弁体位のまま、横に倒れこんだ状態。 四十八手 (95) 寄り添い (よりそい) 女は仰向け。男は女の方を向いて横臥。腕枕をしてやって、片手で女の体を愛撫する。 四十八手 (96) 理非知らず (りひしらず) 本来は女の両手、両腿を縛ってから無理矢理犯す体位。膝を曲げた女の脚をそのまま抱え込み、自由を奪った状態で責める。別名、理知らず。 |