2
テイクアウト･ダブルに続いて 2 以上の代でビッドするのは，すべて弱い手を意味し， ノン･フォーシングです。
右オポがダブルを掛けているので，ここで弱いスペードを 1 により示すのは， 意味がありません。また，それだけの強さ (6 pts) もありません。

　リダブル
絵札で 10 HCP 以上持っていれば，ダブルに対して リダブルをビッドします。
　 オープナーの 13 pts と合わせて 23 pts あることが伝わるので， 味方がコントラクトを勝ち取れることが はっきりと分かります。

　 3
スペードの枚数が，オープナーの 5 枚と合わせて合計 9 枚あるので，3 を ビッドして，左オポさんのビッドを強く牽制します。
　 これは，LoTT の考え方に基づく競り合い法です。 慣れないうちは，2 でも結構です。

　 1
リダブルをビッドすることもできます。
しかし，ここでは 1 により 4 枚のスペードを示しておくほうが有利です。
　 ダブルに続く 1 の代のビッドは，フォーシングです。ダブルが無かった場合と同じ扱いです。

　 1
この 1 もフォーシングです。
ダブルが無いときと同様に， 4 枚のハートと 6 pts を保証します。

　 1NT
このビッド 1NT は，ダブルが掛からないときと同じです。
6 〜9 pts を示します。

　リダブル
もしもダブルが掛かっていなければ，ここでは 2 をビッドします。
　 しかし，今はダブルが掛かっているので，2 は 9 HCP 以下の弱い手を意味します。

　 1NT
6〜9 HCP の場合です。
もしもダブルが掛かっていなければ，1 をビッドして， 4 枚のスペードを示します。
　 しかし，今はダブルが掛かっているので，絵札の無い 4 枚のスペードを 示すのは意味がありません (East はスペードの絵札を持っているはずです)。
そこで，1NT をビッドします。

　 2
テイクアウト･ダブルに続く 2以上の代のレスポンスは， 9 HCP 以下の弱い手を示します。
　 ここでは，スペードのフィットが無いので，ダイヤモンドのフィットを期待して，2 をビッドします。