科学の怪しさ
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ご都合科学 |
科学のおかげで、少なくとも先進国の人々の生活は豊かになりました。しかし逆に、科学がこっそりと金主権力者の私的な利益を得る道具として利用されることがないでしょうか? あるいは、科学的に正しいと称して金主権力者に美味しい事を行っていないでしょうか? エセエセ数学 CPUは本質的に足し算しか出来ないという話をヒントにして、論理演算を二進数1桁で「エセ」数式化してみました。なぜ「エセ」かというと「私が考えた」「一部にのみ注目する」「1桁同士でしか使えない」からです。計算結果のアスタリスク(星印)が付いている桁だけを採ります。ORは初めに足した結果の桁同士を足します。NOTは1とXORしたのと結果は同じですから1だけを足します。NORやNANDはORやANDの結果に1を足します。ちゃんと結果が合っているでしょ?(注1)IXORでも合いますよ。
XOR NOT
* *
0+0=00 0+1=01
0+1=01 1+1=10
1+0=01
1+1=10
AND NAND
* *
0+0=00 +1=01
0+1=01 +1=01
1+0=01 +1=01
1+1=10 +1=10
OR NOR
* *
0+0=00 → 0+0=00 +1=01
0+1=01 → 0+1=01 +1=10
1+0=01 → 0+1=01 +1=10
1+1=10 → 1+0=01 +1=10
しかしこれは、あくまで「エセ」です。よく使われる「数字の詐欺」の手口=都合のいい位置で区切る、都合のいい所だけを採る方法と同じです(注2)。「2値論理(ブール代数)」とか「論理関数」とか「カルノー図」といった、本当の定理や公式とは全く無関係です。ご存知の通り、テレビの情報番組やインフォマーシャルでは、もっとずさんな手口も堂々と行われますが(注3)、上の場合、ちゃんとつじつまは合っているので、その気なら各種の計算にも使え、その結果も正しいのです。 この様に、計算しても合っている「エセ数式」は、数字に弱い・数学の嫌いな文系の私でも作れます。世の中には数字に強い・数学の得意な理工系の悪党は五万と居るでしょう。そういう輩が、ただテレビのCMでサギってるだけならまだいいですが、もし金主権力者と結びついた場合は、その害悪たるや計り知れません。ルネッサンス以前の世界に名だたる欧州人学者達が、よってたかって太陽系の惑星の軌道の複雑な計算式を「捏造」し「旧約聖書」に基づく「天動説」を、学問的に正しいものであるかのように仕立て上げていたのと同様に(注4)、一見正しい「エセ」数学による「エセ」数字は、現代でもいたるところに氾濫している様です。数学に限りませんが、日本でも世界でも何故かメディアによって異様に持ち上げられる特定の“学者”や特定の“仮説”があると思いませんか? 物理や数学といえども、その時代の社会制度と密接な関係を持ち、金主や政治権力に左右されているのです。正しいと誰もが信じていた理論や公式が、世界の政治体制の変化で覆るかもしれません。 注1.ナゼ答えが合うか。二進数の2の位が1の場合は1+1=2で両方1の場合を、
二進数1の位が1の場合は1+0か0+1で片方が1の場合を表しているから。
ORは結果のどちらか1の場合を見ている。さらに結果に1を足せばその桁は反
転するからNOTになる
注2.もう1つあげるとすれば“都合のいい数字だけを公開・宣伝する”である。3つ
の方法のいずれもマスメディアの常套手段であるな
注3.「現在90歳以上の日本人は若い時皆穀物ばかり食べていた、だから穀物を食べ
ると長生きする」とか「発売10年で1000万、今も世界で大人気」と称して
見せる累計グラフは右に行くほど傾斜が緩いとか
注4.記録が見つかっている限りに於いて最初に「地動説」を唱えたのは、紀元前31
0〜230年ごろのエジプトの天文学者アリスタルコス。それが、後1600年
以上も研究対象としてすら一切認められなかった
令嬢の会× 0乗の怪◎ 10の3乗は1000。10の2乗は100。10の1乗は10。では、10の0乗は? そう、正解は1です。よく説明に使われるのが、図の左の列の「その1」で、「10倍していくと(あるいは1/10していくと)そうなるから」というのですが、これだと0乗の0って何?という部分が説明されていなくて、何かすっきりしませんよね。単に順番だから?? 確率がダメダメな確率 確率は未来を予測できない? その1 1万枚の封筒に1つだけ当り券が入っているクジがあります。1人につき1枚だけ封筒を引けるとすれば、当たりを引く確率は1万分の1ですよね。さて、9998枚が引かれて開封され、全てがハズレでした。開かずに残っているのは2枚です。当り券は当然この2枚の中に入っています。この時、残っている封筒を引いた人の当たる確立はいくらでしょうか? 私は「この時」という言葉があるので、その時点での確率を計算し直さなければダメで、2分の1が正解ではないかと思ったのですが、私の読んだ幾つかの本では、同様の問題に2通りの正解がありました。一つは「開封しようがクジが当たる確率は変わらないので1万分の1」。もう一つは私と同じ様に「2枚のうち1つが当りなのだから2分の1」。どっちが正解(??) しかし、同じ出来事の解釈の仕方で確率が変わるなら、確率的な予測って、計算する人の気分しだいなのでしょうか? 確率は未来を予測できない? その2 2つの箱が有り、一つの箱にはもう一つの2倍の金額が入っています。貴方に1つだけ選んだ箱の中身をくれるそうです。2つに1つですから、2分の1の確率で倍の金額を手にできます。貴方は一つ箱を選びました。開けると100円が入っていました。この時、もし貴方が開いていない方の箱と交換したければ、交換しても良いそうです。交換した方が得でしょうか? 損でしょうか? それとも同じでしょうか?
あれっ? 倍の金額を得る確立は2分の1、つまりどっちをとっても同じハズなのに、交換する方が得ですね? こんなことって・・・。 実はこんな単純そうに見える問題に、明快な解答をした人は居ないそうです。もちろん、数学者は一般人には意味不明な用語で説明するのですが、それは要するに「確率と金額は別だ」(でも金額の確率だよね?)とか、「中を見たら話が違うジャン」(じゃ確率は未来を予測できないんだ?)とか、「n/2より2nの方が数直線上に少ない“ハズ”だからそーなる」(エーッ、そうかぁ?)とか、分かった様な分からない様な説明を小難しく言っているだけで、「こーしてこーである」な公式のような綺麗な解答は未だに出せていないのです。 同じ事なのに、中を見るだけで違ってしまうなんて、数学的確率の正確率って、案外ダメダメなのかも?
あなたは恐竜を見たか? 例えば、人類の誰一人ペンギンやイルカを見たことが無いとします。ただし、化石は残っているとします。見たことの無い生き物の生前の姿は、骨格のみからどこまで再現できるでしょうか? 体色や模様、鶏のトサカやクジャクの尾羽みたいなものは、全く判らないでしょうが、体形や動き方なら本当に骨格だけで再現できるでしょうか? 左の図は、順にインコ、ニワトリ、ダチョウ、ハト、走るエリマキトガゲの図と、最近のティラノサウルスの想像図(2011年現在)です。ティラノサウルスはこういう風に立っているのだそうですが、無理があると思いませんか?
仮に尻尾が大きくて重くて、頭とシーソーのようにバランスが取れるとしても、ちょうど長い吊り橋を支える鋼鉄の支柱と鋼鉄のワイヤーの様にとても強力な支えが要ります。しかも、もしそれを保ったまま自在に動くとすれば、ものすごい力が必要なのです。生き物が、常時そんな無駄なエネルギーを使うでしょうか? そんな非効率な生き物があるでしょうか? ティラノサウルスが常時この体勢で活動していたとすれば、ひどい肩こりや腰痛に悩まされたことでしょう(^^;)。 安定した恐竜 こちらは、少し前のティラノサウルス想像図です。見るからに安定してますよね。実際、模型を作っても上記の図では、なかなか立たせられませんが、こちらの形にすれば比較的立たせやすいのです。動く時はもっと頭を下げて前傾するにしても、じっと立つ時はこっちに近かったのではないでしょうか? 学者は「コンピューターの計算では今の図になるんだ!!」と言うのでしょうが、コンピューターは計算するだけで、データを入れたり計算式を作り出す、つまり“考え方を考えるのは人間”ですからネ。その内、今の想像図も修正されるような気がしてなりません。どこぞの「パンケーキ理論」と同じように、見て無理があるものは、やっぱり無理が・・・ このページは、1024×768画面に合わせて作りました。ちゃんと見えなかったらスミマセン |