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2003/10 グランドキャニオン・ラスベガス

Last modified: Thu Mar 18 07:33:18 2004 PDT

一つ上へ

グランドキャニオン

朝7時の America West 便で、SeaTac から Phoenix 乗り次ぎの Flagstaff。 家から空港までは、お友達ヘルプ、シャトル、タクシー、バスなどいろいろ検討したが、何しろ家を出るのが朝5時と早朝なこともあり、空港近くの安い駐車場を使うことにした。 今ならクーポン持参で $6.99 / day な Ajax にしてみた。 これまで使っていたのは会社斡旋の業者だったのだが(名前は失念)、Ajax は自分で駐車。 カギは預けず自分で持っていく。 空港まではシャトルで10分かかるかかからないか。 カバードパーキングではないが、一応ライトアップされて24時間人がいるらしい。

さて、空港にて。 America West は初めて使う。 実は聞くのも初めて。 アリゾナ(AZ)州の Phoenix と、ネヴァダ(NV)州の Las Vegas がハブな航空会社らしい。 シアトルから Phoenix へはあまり人が行き来しないのだろう、小さめの飛行機 DC-10 であった。 機内持ち込みできるように小さな布製のスーツケースにしたのだが、機体の小ささゆえ持ち込みはできないという。
Phoenix へ向かう機中では、グランドキャニオンの一部を上空から観察することができた。
Phoenix から Flagstaff まではさらに小さなプロペラ機であった。

フラッグスタッフに付いた時点で大体午前11時半であった。

フラッグスタッフ

フラッグスタッフでは、予約していた Alamo のレンタカーを借りた。 ちなみに Alamo と National は同じカウンターを共有していた。 カウンターのおばさんにざっとグランドキャニオンまでの道を聞き(非常に簡単)、早速出発。 割り当てられた車は、Lancer。 DOHC 4気筒の 2.0L、2003年モデルであった。 ちなみに、Flagstaff から Las Vegas へドロップ二泊三日のレンタルで $191 ぐらい。 片道は高い。

フラッグスタッフからグランドキャニオン国立公園

車を走らせ始めて、日頃運転している C320 Sports Coupe との違いに大いに戸惑った。 アクセル・ステアリングホイールが軽い。軽すぎる。 パワーもトルクもない。圧倒的にない。

アクセルの軽さはなんとか慣れるとして、パワーのなさには参った。 巡航速度は他の車に引けを取らない(or 以上に速い)のだが、追越をかけるときの加速のなさといったらもう…。 C320 Sports Coupe に乗る前の日本車の加速もこうだったかもなぁ、と遠い目をしてみるも、すでに C320 Sports Coupe に慣れきってしまった身体にとってこれは辛かった。

I-40 を小一時間走り、64N へ。 64N はハイウェイ(信号あり)である。

ちなみに、I-40 を降りて 64N へ右折する一時停止違反に対するものなのか、出口付近の目立たない場所にパトカーが止まっていた。

そうこうするうち、約80マイルを走破してグランドキャニオン国立公園へたどり着いた。 入園料 $20 なりを収め、"The Guide" という新聞をもらう。 園内の地図から日の出・日没の時間まで書かれていて便利。

ビレッジに着いて、まずはグランドキャニオンとご対面。

グランドキャニオンではヤバパイロッジというところへ泊まるのだが、まずは腹ごしらえということで El Tovar ホテルでランチ。 人気があるらしく、1時半近いというのに30分ほど待たされた。 なお、2時がランチのオーダーストップらしい。 ぎりぎり。

待っている間にその辺を散歩しつつグランドキャニオンをめでる。


ターキーハムのサンドイッチを頼んだ。 スイスチーズがかなり効いていて、悪くない。
ナポレオンほにゃららという名前のデザートを試してみた。 Food Channel で取り上げられたのを見たそうで、家人が楽しみにしていたのだ。 クリームの甘さとフルーツの酸味が絶妙に美味。 水色のソース(ミントベース?)も清涼感を増す。

とまぁ国立公園に来てまで料理に対する感想を書くのもなんだけれど、食事も旅の楽しみですから(笑)。

日没

腹ごしらえも済み、まずはロッジへチェックイン。 すぐに出かけるつもりが、プレイオフのレッドソックス vs. ヤンキース戦が TV 中継されている。 くくぅ、しかもレッドソックスが勝っているではないか。 ということで、つい2回ほど見てしまった。 よしよし、これなら今日はレッドソックスの勝ちだな、と確信したところで出発。

本日の日没は大体6時ごろ。 ガイドブックによると、デザートビューは日没時最高の眺めとある。 ビレッジから25マイルぐらい離れているが、せっかく車を借りたのだということもあり、出かけてみることにした。 途中工事で 25mph 制限されていたこともあり、思いのほか時間を取ってしまった。
塔の上から 底のコロラド川が見えます 夕陽に向かって撮るとこんな感じにしかならない
えー結論から言うと、確かにこれはこれで荘厳・絶景なのですが、ビレッジ近くのビューポイントの方が良かったかも…。 というのは、デザートビューはいわゆるイースト・リムの東の端にあり、いまいち奇岩などが少ないんですね。 太陽が西から照らす形になるので、実は自分から向かって東側が見所になるわけです。

デザートビューへ行く途中通りがかった、ビレッジに近いビューポイントから。 確か Mather Point だったと思う。 時間的にはこちらの方が30分ほど早い。

夜明け

次第に東の空が白み始める

ホテルのロビーに書かれていた夜明けの時間が思いっきり1時間早く、ちょっと時間をもてあましてしまった。 眠い。 夜明けの時間を見計らって、Mather Point へ。 寒い。 裏地つきのレインコートを持ってきて正解だった。

辺りは真っ暗。 キャニオンも暗い影の中に沈んでいる。 時間がたつにつれ、次第に東の空が明るくなっていく(右の写真)。 夜明けを待つうちに人の数も増えてくる。

向かって西側に位置する崖の上部から光が差していく。

赤い色に染まるグランドキャニオン

奥の谷はまだ暗い

谷間に唯一あるロッジを見下ろす。望遠。 少し明るくなってきたが、ロッジの辺りはまだ暗い。


谷の下の方や向かって東側の岩はまだ暗い。 霧がたなびいたりしてちょっと幻想的。

ヤバパイポイントから。 少し時間が経っている。

移動開始

夜明けを見て朝飯を食った後、ラスベガスへ向け移動開始。 64 を逆に走り I-40 へ抜け、あとは US-96 をひた走るという。 大体 250 マイルぐらいらしい。 聞くと迷いようがないという話なので、地図は買わずに済ませてしまった。

グランドキャニオンからラスベガスへ

IMAX

グランドキャニオン N.P. を出てすぐの町で IMAX シアターに立ち寄った。 ここでは、グランドキャニオンの IMAX ムービーを上映している。 DVD 版も販売($30ぐらい)しており、チケット二枚で $10 オフだそうだ。 すっかり買う気になっていたが、映画を見たあとではその気がなくなっていた。 ということで推して知るべし。 もし時間が余っていればいいかもね、というところだ。

フーバーダム

前にハイペースな車を見つけ、あとにくっついてこちらもハイペース。 皆さん飛ばすのだこれが。 WA では考えられないなぁ。 いいなぁ、自分の車で走りたかったなぁ。←ちょっとまぢかも(笑)。

そうこうするうち、デザートあるいはプレーリーを通り過ぎて起伏のある地形にさしかかった。 一様にスピードが落ち、しまいにはセミ渋滞。 道にコーンが置かれ、道路わきの空き地へ誘導される。 なにかと思ったら、警察によるセキュリティチェックだった。 二台前の車が、警官の指示で脇へ停車させられた。 うちの車はそのまま素通り。らっき。

チェックを通過してしばらく行くと、橋桁らしき物を工事中であった。 フーバーダムが渋滞するので迂回路を作っているのだろうか。 さらに少し行くと、ようやくダムが見えてきた。 車は 10mi そこそこののろのろ運転……だが、ものめずらしい我々にとってはあまり気にならない。
写真には湖(Lake Mead)の中に塔が二組見えるが、それぞれアリゾナ州側とネヴァダ州側の取水口である。

実際のところ、思ったより小さいなぁ、というのが第一印象。 が、小さいように見えても実は結構でかく(私はそれを Costco 効果と呼ぶ(笑))、車を降りて歩いてみると良くわかる。
残念ながらツアーはもう終了しており、ビジターズインフォも閉まっている。 駐車場代5ドルなりは、単にダムの上を歩くだけに使ってしまったことになる。

写真は、ダムの上から排水施設(発電施設も?)を見たところである。 向かい側に見える青い四角は普通サイズの乗用車。 そこから大きさを想像して欲しい。

そして [ラスベガス篇へと続く ]

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