オーディオトラックについては、オーディオトラックの扱い、オーディオトラックの編集も合わせてご覧ください。
オーディオトラックウインドウは2つに分かれています。左側がトラックグリッドで、トラック単位の編集を行います。右側はタイムグリッドで、時間単位の編集を行います。それぞれの上で右クリックするとポップアップメニューが現れます。
上部のパネルには、左からプロジェクトウインドウ、ウエーブウインドウ、イコライザの表示切り替え、アウトプットの表示切り替え、インプットの表示切り替え、の各ボタンがあります。
右上のオートスクロールチェックボックスをチェックすると、時間は再生に合わせてスクロールします。スクロールについては環境の設定でスクロールのタイプなどを設定できます。
●トラックグリッド
一番左の列には、現在そのトラックが選択中であるかどうかが表示されます。
一番左の列をクリックすると、トラックの選択が自由にON、OFFできます。一つだけのトラックを選択するときは、トラック番号をクリックします。トラック番号で選択するときは「Shift」、[Ctrl」を使ったオプション選択が可能です。
「Track Name」の列をクリックすると、そのトラックのトラック名を変更できます。トラック名を入力してリターンキーを押すか、どこか他の場所をクリックして下さい。
「EFX1」〜「EFX5」をクリックすると、トラックではインサーションエフェクト、バス、マスターではステレオエフェクトが指定できます。
「Pan」をクリックすると-256(左)から256(右)の512段階で定位を設定できます。
●タイムグリッド
時間をダブルクリックするといつでもその時間に移動できます。
オーディオコントロールについては、オーディオコントロールの編集も合わせてご覧ください。
オーディオミキサーについては、オーディオミキサーによるミックスも合わせてご覧ください。
オーディオエントリーについては、オーディオファイルの管理も合わせてご覧ください。
オーディオエディットについては、オーディオファイルの編集も合わせてご覧ください。
オーディオスペクトルウインドウを表示するには、メインウインドウの表示メニューからオーディオスペクトルを選択してください。
プロジェクトウインドウでは、プロジェクト名、コメント、著作権情報の編集、プロジェクトパスの変更、ソングファイルの指定ができます。
インサーションエフェクトについては、リアルタイムエフェクトを使うも合わせてご覧ください。
各エフェクトの詳細については、資料のエフェクトの解説<インサーション>を参照してください。
ステレオエフェクトについては、リアルタイムエフェクトを使うも合わせてご覧ください。
各エフェクトの詳細については、資料のエフェクトの解説<ステレオ>を参照してください。
ピッチシフト/タイムストレッチウインドウは、オーディオエディットウインドウの実行ボタンで「ピッチシフト/タイムストレッチ」を選択すると開きます。
「ピッチ」では、ピッチの変化量を半音単位で指定します。
オーディオ環境の設定では、オーディオ再生の設定などを変更できます。
●再生の設定
●デフォルトオーディオデバイス
●同期の補正
●一時利用フォルダ
オーディオデバイスの割り当てでは、Wave In、Wave Out、それぞれのデバイス1〜8にどのドライバを使用するか選択します。グリッドをクリックすると、現在Windowsに組み込まれているWaveドライバのコンボボックスが表示されますので、その中から割り当てるドライバを選択して下さい。
Wave InのDelayの値を変更すると、オーディオ入力の遅延をms単位で補正することができます。オーディオが遅れて録音される場合は値を上げてください。オーディオの頭が切れて録音される場合は値を下げてください。
オーディオレコーディングの設定では、周波数、カウントオフ小節数の設定をします。メトロノームの設定に関しては、セットアップメニューのメトロノームの設定で行います。
●周波数
●モニター
●オートパンチアウト
●レコーディング開始設定
タイムグリッドの上には、小節線表示切り替え、時間線の表示切り替え、選択ボタン(▼)と、現在選択中の範囲が表示されます。
トラックグリッドでは、トラックの選択、編集を行います。
「Tr.」の列にはトラックの番号が表示されます。
「P」の列には、トラックが再生の対象かどうかが表示されます。
「R」の列には、トラックがレコーディング状態かどうかが表示されます。
「M」の列には、トラックがミュート中かどうかが表示されます。
「S」の列には、トラックがソロ演奏中かどうかが表示されます。
「Track Name」の列には、トラックの名前が表示されます。
「EFX1」〜「EFX5」には現在使用中の、トラックではインサーションエフェクト、バス、マスターではステレオエフェクトが表示されます。エフェクトが無効である場合はグレーで表示されます。
「BUS1」〜「BUS8」には、各バスに送るボリュームが表示されます。
偶数トラックの「Tr.」の列をダブルクリックすると、ステレオリンクのON、OFFが切り替わります。ステレオリンクしているトラックは、Tr,欄に「↑」が表示され、一つ前のトラックの操作に連動して動きます。
「P」の列をクリックすることによって、トラックを再生の対象に設定できます。
「R」の列をクリックすることによって、トラックをレコーディング対象に設定できます。
「M」の列をクリックして「M」が表示された状態だと、そのトラックはミュートされます。
「S」の列をクリックして「S」が表示された状態だと、そのトラックがソロで演奏されます。
「Device Name」の列をクリックすると、そのトラックの出力先のデバイス(Midi Out)を変更できます。
「BUS1」〜「BUS8」をクリックすると-256から256の512段階で各バスへのセンドボリュームを設定できます。値がマイナスの場合は逆相になります。
「Vol」をクリックすると-256から256の512段階でボリュームを設定できます。値がマイナスの場合は逆相になります。
「Output Device」をクリックすると出力先のデバイスを選択できます。
「Input Device」をクリックすると入力先のデバイス、チャンネルを選択できます。
タイムグリッドでは、時間の選択、編集を行います。
時間を選択するには、マウスで選択する最初の場所をクリックし、ボタンを押したまま選択する最後まで移動してボタンを離します。もっと細かく選択したい場合は「▼」ボタンを押して数値を入力して下さい。時間のエディットは、選択されたトラックの中の選択された時間が対象になります。ですから、時間を選択する前に、トラックを選択しておく必要があります。
オーディオスペクトルウインドウは、マスターから出力されるオーディオをFFTで分解し、スペクトル表示します。青いラインは現在のレベル、赤いラインはピークを示します。
プロジェクトパスとはレコーディングしたオーディオデーターを保存するフォルダです。指定されていない状態でレコーディングボタンを押しても設定できます。
プロジェクト名、コメント、著作権情報はそれぞれのエディットボックスに255文字以内で入力して下さい。
作成したピッチシフト/タイムストレッチは名前を付けて記録しておいたり、そうして記録したものをコンボボックスから呼び出して使うことができます。
「タイム」では、波形の伸縮率を%で指定します。
「処理単位」では、ピッチシフト/タイムストレッチの処理単位をサンプル単位で指定します。ここの値は、音程の高い波形ほど小さく、音程が低かったり、幅広い周波数成分を含む波形の場合は大きく設定すると効果的です。
「フェードカーブ」では、ピッチシフト/タイムストレッチ処理中のフェードカーブを指定します。ピッチを下げたり、波形を短くする場合ソースによっては2〜5程度にした方が良い場合があります。
「再生bit」では、オーディオ再生のbit数を指定します。24bitに指定するには、オーディオデバイスの割り当てで割り当てたオーディオ出力デバイスのすべてえが24bit出力に対応している必要があります。内部処理はここでの指定に関わらず、すべて32bit不動小数点数(24E8)で行われます。
「バッファサイズ」では、オーディオ再生に使用するバッファのサイズを指定します。バッファサイズを小さくするほどフェーダーの操作などに対する反応は早くなりますが、オーディオ再生の安定性は低くなります。画面操作などを行ってもオーディオ再生が途切れない範囲で、最も小さい値を指定してください。
「バッファ数」では、オーディオ再生に使用するバッファの数を指定します。バッファ数を小さくするほどフェーダーの操作などに対する反応は早くなりますが、オーディオ再生の安定性は低くなります。画面操作などを行ってもオーディオ再生が途切れない範囲で、最も小さい値を指定してください。
「レコーディングと同時に再生」がチェックされているとオーディオレコーディング中にもオーディオを再生します。Sound Blasterなど、ほとんどのサウンドカードはレコーディングと同時に再生できません。サウンドカードを2枚使用している場合、またはレコーディングと同時に再生できるカードを使っている場合以外はチェックをはずしておいて下さい。
「再生が間に合わなかったらストップ」がチェックされていると、処理が間に合わなかったときに再生をストップします。チェックされていないと一応再生は継続しますが、同期再生は出来ません。また、バス、マスターをレコーディングするときこのチェックをはずしておくと、再生は途切れても最後までレコーディングできます。
「マスターのクリップを防止」がチェックされていると、マスターアウトのオーバーレベルを監視し、クリップするようなら強制的にレベルを押さえます。
「ディザリングを行う」がチェックされていると、波形編集でエフェクト処理を行う場合、及びマスター、バス(バスを録音する場合のみ)にディザリング処理を行います。ディザリングを行うと通常切り捨てられる16bit以上の成分を16bit内に丸め込み(ノイズシェイピング)、結果として音の解像度が増します。
「クイックレコーディング」がチェックされていると、レコーディングボタンを押すと即座にオーディオレコーディングが始まります。この場合入力信号のモニタリング、カウントオフ小節を指定する場合などはオーディオレコーディングの設定(レコーディングボタン下のSetボタン)から行います。
「デフォルトデバイス」は、新しくトラックを作ったときに最初に設定されているデバイスです。出力、入力共に最もよく使うデバイスに設定しておくとよいでしょう。
「補正なし」では、オーディオとMIDIの同期の補正を行いません。
「オーディオ出力と同期」では、指定したオーディオデバイスをマスターにして同期します。ただし、この設定を使うとWindows95/98では、MIDI再生にもたりが生じる可能性があります。
「補正値の指定」では、補正値を指定してオーディオとMIDIの同期を補正します。補正値10で1分あたり1msの微調整が出来ます(数値が上がるとMIDIの再生速度が遅くなり、下げると早くなります)。
一時利用フォルダには、オーディオエディットウインドウでコピーしたデータなどを保存しておくために、一時的に使用するフォルダを指定します。
Wave Outは、デバイス表示の右にあるチェックボックスをチェックしたデバイスのみが有効になります。
オーディオのレコーディング周波数を設定します。すでにプロジェクトに登録されているウエーブがあるときは変更できません。
モニターするデバイスを選択してモニターをチェックすると、そのデバイスの入力レベルをモニターすることが出来ます。レベルがOverにならないぎりぎりまで入力ソースのレベルを調節して下さい。
参考)ここで指定する入力デバイスは、録音先のデバイスではありません。単にモニターするデバイスです。録音先のデバイスはトラックグリッドで指定します。
オートパンチアウトをチェックしておくと、録音が指定された場所に差し掛かると自動的にオーディオレコーディングをストップします。
「カウントオフ小節数」は、レコーディングを開始するまでのカウントオフの小節数を指定します。