WindowsからPostgreSQLのDBを利用するためのODBC(PostODBC)をインストールし、MS-AccessからPostgreSQLにアクセス出来るようにします。また、その時漢字コードを EUC(UNIX側)←→S-JIS(Windows側) で相互変換出来るように、ODBCの日本語化を行います。(MS-AccessでProgreSQLにアクセスするための具体的方法は、こちらのページを参照して下さい)
手順は以下のとおりです。
1. | まず、オリジナルの32ビットODBC(PostODBC Version 0.21)と、片岡 裕生さん作成の日本語版ODBC(1997/10/03版)--オリジナルODBCへの差分になっています--を入手します。
(1) オリジナルのODBCは下記サイトからダウンロードして下さい。 Welcome To The PostODBC Homepage! po021-32.tgz (706.2KB)
(2) 日本語版のODBCは下記サイトからダウンロードして下さい。 PostODBC 日本語版ページ PODBC32.19971003.dll(約130KB) |
2. | オリジナルODBC(PostODBC Version 0.21)をインストールするための前準備を行います。
(1) PostODBCは c:\windows\system の下の mfc30.dll を(古い日付のものに)書き換えてしまうので、(例えば)backup というディレクトリを掘って、そこにオリジナルのmfc39.dllを移動しておきましょう。
(2) もしかしたら ctl3d32.dll もひっかかるかもしれません。これも、 mfc30.dll と同じ要領で待避しておいてほうが良いかもしれません。 私はPaintShopProを立ち上げたままODBCのインストールを行ったら、「ctl3d32.dllが上書き不可」だったのでインストールに失敗してしまいました。 |
3. | オリジナルODBC(PostODBC Version 0.21)のインストールを行います。 (1) まず、po021-32.tgzをWinZip等を使い解凍します。
(2) 解凍先に指定したディレクトリの下にsetup32というディレクトリが出来ているので、そこにあるSetup.exeを実行します。
(3) インストーラが起動するので、後は指示通りに作業を進めて行くだけです。
(例)私の設定
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4. | 日本語版ODBCのインストールを行います。 インストールと言っても、ダウンロードしてきたファイル(PODBC32.19971003.dll)の名前をpodbc32.dllに変更して、c:\windows\systemディレクトリにコピーするだけです。 (これで、オリジナルODBCのインストールで作られたpodbc32.dllというダイナミックリンクライブラリに、日本語対応のpodbc32.dllが上書きされ、ODBCの機能が日本語化されるというわけです) |
以上で PostgreSQL用の32ビットODBC のインストールは終了です。
このODBCを利用して MS-Access から PostgreSQLのDBをいぢくる方法は、「MS-AccessからDBを使う」のページを参照して下さい。
もともとこのODBCはPostgreSQLの前身であるPostgres95用に作られたものです。そのため、Postgres95 Driverという名前になっていますが、問題無くPostgreSQLで使用することが出来ます。(但し、PostgreSQLで強化されたコマンド群が使えないようです)